他にも新型EVが2モデル登場予定
また、このモデルの生産は英国ウェストミッドランズのソリハルで行われ、「JEA」と名付けられた新しい専用アーキテクチャーをベースに開発されるとのこと。もちろん、まだデザインの詳細は明らかになっていないが、JLR幹部は「ジャガーを再構築し、モダンラグジュアリーを具現化する」と意気込んでおり、「デザインは他のどのクルマにも似ていない」とアピールする。こうしたことから、非常に先鋭的な外観になることが期待できる。
今後、ジャガー・ブランドでは新しいデザインコンセプトに沿ったBEVを3モデル市場投入する予定で、その第一弾が今回報じられた新型4ドアGTとなる。さらに詳しい情報は本年後半に発表されるとのことだが、ファンとして気になるのは、ニューモデルが「XJ」なのかどうかというところ。この点、JLRから公式のコメントはないが、連綿と続いてきたXJの系譜とネーミングが持つ高いブランド力を考えると、新型4ドアGTがXJを名乗って登場する可能性はありそうだ。
実はBEVの新型XJについては、かつてプロトタイプが目撃されていながら開発が一旦見送られた経緯があり、今回の新型4ドアGTは成り立ちからしてそれとは別物の模様。こうした背景を考えると、JLRは想定より早く進む電動化にアジャストし、より革新的なモデルとしてXJを再定義しようとしているのかもしれない。そんな期待とともに、2024年以降に新型車が日本にも導入されることを期待しながら待つこととしよう。
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