試乗
share:

「bZ4X」からトヨタの新デザインが始まった! [トヨタbZ4X試乗記:その2]


TEXT:生方 聡 PHOTO:WEB CARTOP、生方 聡
TAG:

車検証はどこに!?

ところで、試乗のときに欠かせないのが車検証の確認だ。カタログには載っていない前後重量がわかるし、輸入車では年式や製造工場などを知ることもできる。bZ4Xの前後重量はどうだろうと車検証をさがすが、そもそもbZ4Xにはグラブボックスがなく、ドアポケットやシート下、荷室のフロア下などを覗くが、それらしき物は見つからない。

なかば諦めかけていたとき、センターコンソールのアームレストを持ち上げると収納スペースがあり、トレイを取り外したら底の部分に車検証入れを発見! 取扱説明書やレスキューハンマーなども収まっており、これならグラブボックスがなくても大丈夫だ。センターコンソールまわりには他にもドリンクホルダーやトレイがあり、ドアポケットにもペットボトルが2本収まるスペースがあるなどなにかと便利だ。

2,850mmの長いホイールベースとEV専用プラットフォームを採用するbZ4Xは、後席のスペースにも余裕がある。bZ4Xの後席は前後のスライド機構はなく、リクライニング調整のみが可能。168cmの私が適切なドライビングポジションをとり、そのまま後席に移ると、フロントのシートバックと膝との間には30cmものスペースが確保される。

フロアの中央部分は少し盛り上がっているがほぼフラットで、足もとは広々。座面はやや低いが、足を思い切り前に伸ばせるので、楽な姿勢がとれる。

ラゲッジスペースは、後席を使用した状態でも約95cmの奥行きがあり、シートバックを倒せば160cm以上まで拡大することができる。このクラスのSUVとしては十分な広さが確保されているといえる。

TOYOTA bZ4X Z FWD 20インチ×標準ルーフパッケージ

全長:4,690mm
全幅:1,860mm
全高:1,650mm
ホイールベース:2,850mm
車両重量:1,930kg
前後重量配分:前1,110kg、後820kg
乗車定員:5名
交流電力量消費率:141Wh/km(WLTCモード)
一充電走行距離:540km
最高出力:150kW(203.9ps)
最大トルク:266Nm(27.1kgm)
バッテリー総電力量:71.40kWh
モーター数:前1基
トランスミッション:1速固定
駆動方式:FWD
フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式
リアサスペンション:ダブルウィッシュボーン式
フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
リアブレーキ:ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:235/50R20
最小回転半径:5.6m
荷室容量:441L
車体本体価格:6,000,000円



TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
BEV用の新開発プラットフォーム「PPE」初採用! アウディQ6 e-tron/SQ6 e-tronがついに日本デビュー
交換式バッテリーの実用化は商用・フリートから! 米Ample社と三菱ふそうが提携し都内で実証実験開始
ホワイトで統一されたアクセサリーがカワイイ!  フィアット600eの特別仕様車「600e La Prima White Package」が登場
more
コラム
「セダンであり、5ドアクーペであり、SUV的でもある」という謎の表現! でも確かにカッコイイ「ボルボES90」をデザインのプロはどう見る?
そういや「スマートグリッド」ってドコいった? EVを蓄電池として利用する流れのいま
白ばっかりだったテスラだが今度はグレーだらけになるハズ! アメリカのEVテスラのボディカラーが偏るワケ
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
more
イベント
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
売り物ではなく概念を展示するモデリスタ! 正体不明なトヨタbZ4Xはブランドの「新化」という概念を示すスタディモデルだった【大阪オートメッセ2025】
子どもに大人気の電動バギーに大迫力のエアロキットや色が変わるフィルムまで登場! 大阪オートメッセのEV関連出展物はどれもユニークすぎた
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択