ニュース
share:

新車価格高騰のなかテスラが大幅値下げを発表 「モデル3」と「モデルY」で最大82万円のプライスダウンも


TEXT:曽宮 岳大

値下げ後の価格と航続距離(WLTCモード)は以下の通り。ついでに、それぞれのライバル車となり得るクルマと並べてみた。

・モデル3 RWD(航続距離565km/価格536万9000円)
・モデル3 ロングレンジAWD(航続距離689km/価格638万9000円)
・モデル3 パフォーマンス(航続距離605km/価格714万9000円)
・BMW i4(航続距離604km/価格791万円)
・モデルY RWD(航続距離507km/価格579万9000円)
・モデルY パフォーマンス(航続距離595km/価格750万9000円)
・VW ID.4 ライト(航続距離435km/価格514万2000円)
・VW ID.4 プロ(航続距離618km/価格648万8000円)
・日産リーフ X(40kWh)(航続距離322km/価格408万1000円)
・日産リーフ e +X(60kWh)(航続距離450km/価格525万3600円)
・BYD アット3(58.56kWh)(航続距離485km/価格440万円)

こうして見てみると、テスラは今回の値下げにより、航続距離と価格のバランスが極めて高いことに気づく。「モデル3」は、航続距離が550kmを超えるモデルにして530万円台のスタート価格はユニークな特徴であるし、ほぼ同じ航続距離の「BMW i4」に比べると約76万円安い。

一方の「モデルY」は、航続距離と価格のバランスがもはや「日産リーフ」とほぼ同レベルになった(日産は12月に値上げを行なった)。

もちろんクルマの魅力は航続距離と価格だけでは語れない部分も多いとはいえ、EVの購入を検討している人や、テスラに関心を持っている方にとって今回の価格引き下げがビッグニュースとなるのは間違いない。

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本は3年連続「日産サクラ」がトップ! じゃあ中国・欧州・アメリカで一番売れてるEVってなにか調べてみた
電気自動車って「お金的に」得? エンジン車と諸々の費用を比べてみた
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
more
ニュース
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
トヨタの新型モビリティでお台場周辺が一気に便利になる! 「eパレット」と「C+walk」が街全体の活性化にも貢献
ホンダがカーボンニュートラル実現に向け二輪の電動化を加速中! 欧州でネイキッドモデル「WN7」を発表
more
コラム
新型ソルテラは性能大幅アップなのに大幅値下げ! めちゃくちゃお得な内容にライバルはどうする?
そりゃ中国がEVで世界をリードできるわけだ! 日本との違うはひとえに「国策」にアリ!!
モニターもなきゃ急速充電もない……がなんの問題もない! N-ONE e:のエントリーグレードは「EVの本質」を追求したクルマだった
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
使い慣れた軽バンだからEVになっても同じスタイルを踏襲! 見た目は変わらないのに中身大変化のスズキ「eエブリイ」が日本中を走りまわる日も近い【ジャパンモビリティショー2025】
膨大なAWD開発データが「最高に気もちいい」BEVを生み出す! 「パフォーマンスE STIコンセプト」はスバルらしさを際立たせたコンセプトモデルだった【ジャパンモビリティショー2025】
黒船はBYDの軽EVだけじゃかなった! Kiaが商用バン「PV5」で日本のEV市場に殴り込み【ジャパンモビリティショー2025】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択