#急速充電器
TEXT:TET 編集部
国内100カ所目のテスラ スーパーチャージャーが東名川崎にオープン!

特別カラー「サイバースーパーチャージャー」を採用 テスラが運営する急速充電器、スーパーチャージャーの100カ所目が東名川崎にオープンした。 2014年9月、テスラのフラッグシップセダンであるモデルSの日本納車をきっかけに、国内初のスーパーチャージャーが東京都・六本木にオープン。そこから9年の年月をかけて設置箇所を拡大。充電ステーションは道路沿いにあるレストラン、カフェ、ショッピングセンターなど、充電回数が最小限で済むように配置されている。 スーパーチャージャーは現在、日本で展開されているあらゆる充電技術よりも高性能だ。V3スーパーチャージャーは最大250kWの出力で、約15分で最大275km走行分を充電できる。 100カ所目となるスーパーチャージャー東名川崎は、サイバートラックにインスパイアされたカラー「サイバースーパーチャージャー」を採用した特別仕様。 全世界5万基を超えるテスラ スーパーチャージャーは、世界最大級の急速充電ネットワーク。国内100カ所はあくまで通過点であり、今後も拡大を進めていくという。 スーパーチャージャー東名川崎 神奈川県川崎市宮前区土橋6-10-1 設置基数:3基 最大出力:250kW

TAG: #スーパーチャージャー #急速充電器
TEXT:TET 編集部
「DMM EV CHARGE」が「NACS」と「CHAdeMO」の両規格に対応したダブルコネクタ急速充電器を導入できる「0円プラン」の提供を開始

ガソリンスタンドとコンビニを皮切りに順次対象施設を拡大 2023年12月12日、DMM.comが提供するEV充電サービス「DMM EV CHARGE」は、「NACS」と「CHAdeMO」の両規格に対応したダブルコネクタ急速充電器を導入できる、「0円プラン」の提供を開始。最大出力は90kw、課金方式は従量課金だ。 現在、日本国内で普及が進む急速EV充電器には、テスラ車に対応する「NACS(North American Charging Standard)」と、それ以外の自動車メーカーに対応する「CHAdeMO」というふたつの規格が存在しており、「CHAdeMO」が90%以上の割合を占めている。 これらの充電規格の違いにより、NACSユーザーは外出時に変換コネクタを利用しないと多くの場面でEV充電器を使うことができず、今後のEVの普及にあたって解決していかなければいけない課題のひとつとなっている。 そこでDMM EV CHARGEはNACSユーザーの不便さを解消する手段として、「NACS」と「CHAdeMO」の両規格に対応したダブルコネクタの急速充電器をいち早く展開することを決めた。 「NACS」と「CHAdeMO」の両規格に対応したダブルコネクタ急速充電器を導入できるプランは日本国内で初となる。 まずは全国のサービスステーション(ガソリンスタンド)およびコンビニエンスストアを対象とし、今後、対象施設を順次拡大していくという。 DMM EV CHARGEはこれからもガソリンの給油のような感覚で、どこでもEV充電ができる世界を目指して全国のEV充電インフラの整備を進めていく。

TAG: #CHAdeMO #NACS #急速充電器
TEXT:烏山 大輔
まずい!渋滞の中で電欠のピンチ!そんな時はこのパーキングに向かおう。複数の充電器があるSA・PAを紹介

もうすぐお盆の時期を迎える。クルマで旅行や帰省の予定をたてている読者もいるだろう。ネクスコによると、今年も8月10日から15日にかけては、東名高速道路で最長45kmの渋滞が予測されている。もしEVを運転していて渋滞にはまり電欠のピンチになったら。想像しただけでも冷や汗ものの状況だ。 そこで主な高速道路で渋滞予測が出ている区間とその前後で、2基以上の充電器が設置されているサービスエリアとパーキングエリアをまとめてみた。 ここに行けば1基しか設置していないところよりも充電器が空いている可能性が高い。万が一埋まっていても次に空くまでの待ち時間も短いかもしれない。渋滞区間に入る前の継ぎ足し充電スポットとしても、参考にしてもらえると幸いだ。 なお、来年度からは充電のために高速道路を一時退出した場合も高速料金が据え置きになる予定だ。万が一、電欠した場合は、電欠に対応できるJAFやアクサダイレクトなどにレスキューを依頼すると、より早期に問題解決につながるかもしれない。 東名の下りは事前に十分な充電を! 東名高速道路の渋滞予測は下記の通りだ。 下りは渋滞ポイントまで複数基の充電器が設置されたSA・PAがないので、充電に余裕のある状態が望ましい。静岡県に入れば駿河湾沼津SAや浜松SAなど、充電器はとても充実している。 上りは浜松SAから海老名SAまでの間で充電できれば、余裕を持って渋滞を通過できそうだ。 東北道は要注意!利用の方は事前に十分な充電を! 東北自動車道は、下記のように最も渋滞が予測されている区間が多い。しかし、複数基の充電器が設置されたSA・PAがないため、通行予定の方は事前に充電し、余裕のある日程での移動をオススメする。   関越の下りは三芳PA、上りは上里SAがオススメ 関越自動車道は、下記通りの高坂SA付近での渋滞が予測されている。 高坂SAは三芳PAと上里SAの間に位置するので、下りは三芳PAがオススメだ。関越トンネルまでの急激な上り坂でバッテリー残量が減っていると思われるので、新潟方面に行かれる方は、谷川岳PAで充電しておくのが良いかもしれない。 上りは上里SAがオススメだ。

TAG: #充電 #急速充電器 #高速道路
TEXT:烏山 大輔
パワーエックスの蓄電池型急速充電器「Hypercharger」がCHAdeMO認証を取得

パワーエックスは7月14日、同社の蓄電池型急速充電器Hyperchargerが国際標準規格 CHAdeMO の最新プロトコルである2.0.1認証を取得したと発表した。今夏より同社のEVチャージステーションなどに設置する予定だ。 Hyperchargerは、蓄電池を内蔵しているため、高圧変電設備が無くても最大240kWという急速充電が可能。 具体的には、通常の急速充電器は高圧鉄塔(電柱ではない)からAC(交流)6600Vの電気を引き込む高圧充電契約が必要で、その電気を高圧受電設備でAC6600VからAC200V/400Vにし、変電器でDC(直流)に変換、急速充電器に供給して電気自動車への充電という段階を踏む。 一方、Hyperchargerは、流れがスタート時点から異なっており、電柱から商用低圧契約のAC200V/400Vの電気をそのままHyperchargerに供給し、蓄電池内でACからDCに変電、電気自動車へ充電するシンプルなものだ。再生可能エネルギーを溜めて電気自動車の充電に使うこともできる。 Hyperchargerは、変電器、パワコン、充電器を備えたオールインワン蓄電池で、低圧契約で使用可能なので、高額な高圧契約のコストがかからず、「簡単な工事」で設置できるとされるため工事費用も節約できる。 同製品は、蓄電池容量が179kWhで充電ポートが1口の「Compact」と蓄電池容量が358kWhで充電ポートが2口の「Standard」の2種類を用意する。両方とも120kWの連続出力が可能で、10分間だけ150kWで出力するブーストモード(Standardは1ポートのみの対応)も備える。 今後のアップデートで最大240kW対応となること、非常時の BCP(事業継続計画)電源としても使える双方向電力機能が追加予定であることも発表された。

TAG: #パワーエックス #急速充電器
港区芝公園付近に設置した急速充電器
TEXT:烏山 大輔
利用回数は3倍に増加!東京都が進める公道への急速充電器設置について担当者へインタビュー

2050年に「CO2排出実質ゼロ」の目標を掲げる東京都。その東京における運輸部門のCO2排出量は全体の2割、そしてその8割を自動車が占めているため、運輸部門のゼロエミッション化には車そのものの脱炭素化が必要だ。その実現に向けて東京都は電気自動車などの購入に補助金を出すなどの取り組みに加え、公道への急速充電器の設置事業も進めている。今回はこの事業を担当する方々に話をうかがうことができた。 日本初、パーキングチケット区画への急速充電器の設置 東京都が2023年3月24日から運用を開始した港区芝公園付近(港区芝公園4-6-8)と渋谷区代官山付近(渋谷区猿楽町29-6)の各1基の急速充電器(50kW)は、日本初のパーキングチケット区画への設置となった。 「設置から3ヵ月が経ち、運用開始した初めの1ヵ月と直近の1ヵ月では、利用回数が3倍に伸びていて、とても手応えを感じています」と教えてくれたのは、東京都 産業労働局 産業・エネルギー政策部 ZEV推進担当課長の坂井彰洋さんだ。この日は坂井さんに加えて産業労働局 産業・エネルギー政策部 事業者エネルギー推進課 課長代理の菱沼滋夫さんと同課主事の黒川 鷹さんからも丁寧な説明を頂いた。 2022年度末から検討が始まったこの事業は、都道を管理する建設局や安全性の面では警視庁と1年近く協議を重ね実現に至った。 新たに6月22日からは信濃町駅付近(新宿区南元町9番地)にも50kWの急速充電器を設置した。前述の2箇所と合わせたこの3箇所への急速充電器の設置は、都が急速充電器の公道への設置を推進するためe-Mobility Powerを連携事業者とする協定を締結、国土交通省の「令和4年度道路に関する新たな取り組みの現地実証実験(社会実験)」に位置付けられている。 2021年3月時点で都内に326基の公共用急速充電器があったが、都はこれを2030年までに1,000基に増やす目標を立てている。 今回の3箇所が設置場所として選定された理由は、周辺に公共の充電器がなく、需要があると予測したため、かつ東京としてのシンボリックな場所だったからだ。また充電器のスペックは、設置場所の周辺住民の理解、歩道の幅の確保、電線の引き込み、道路の使用許可などを考慮し、e-Mobility Powerと検討の上、50kWに決定している。 90kWや150kWなどのスペックとなると、特に夜間の充電器の発する音対策や充電器本体とは別にキュービクル(変圧・配電するための設備)を設置するスペースも必要になってくるため、よりハードルが上がるが、それらの条件を満たす場所があれば設置を検討していきたいとのことだった。 利用者のアンケートには、こういった取り組みがもっと広まって欲しいという声が多く寄せられているそうだ。 公道に設置するということで安全性にも配慮し、充電コネクターを充電器本体ではなく、充電器の横にある専用のスタンドに戻すことで充電ケーブルが車道にはみ出してしまうことを防いでいる。また、充電ケーブルには蛍光テープを貼り、夜間に他の車やバイクの運転手からの被視認性を高め、安全性の向上を図っている。 ケーブルを車道に出しっぱなしにすることや、充電が終わった後も駐車し続けるなどの行為は、充電設備の普及の妨げになりかねない。利用者のマナーもインフラ事業、さらには乗用車の脱炭素化を進める重要な要素であることを改めて認識したい。

TAG: #公道 #急速充電器 #東京都
TEXT:TET 編集部
ヤマダデンキの駐車場にプラゴの急速充電器が配備。第一弾が大阪のLABI1 LIFE SELECT なんばに設置

ヤマダデンキとEV用充電器の開発を手掛けるプラゴは7月4日より、ヤマダデンキの店舗LABI1 LIFE SELECT なんばにて、プラゴの充電サービスの提供を開始したと発表した。今後、全国に展開するヤマダデンキ店舗に充電サービスを拡充していく予定だ。 充電器を事前に「60分取り置き」可能 全国に約1,000店舗の直営店舗を持つヤマダデンキ。様々な場所でお店を見かけることが多く、駐車場が充実しているのも利用者にとって魅力だ。また大型店舗が多く、目当ての製品の購入がてら各種新製品を眺めて歩くのも楽しい。そこにEV充電が備わるとなれば、EVユーザーは滞在時間をより有効に使えそうだ。 このたびプラゴの充電器の設置が発表されたLABI1 LIFE SELECT なんばは、ヤマダデンキ史上最大級の売り場面積と品揃えを誇る店舗。設置される充電器は、最大50kW出力の急速充電器「PLUGO RAPID」だ。 なお「PLUGO RAPID」は、プラゴの提供するアプリ「Myプラゴ」を介して、充電器の事前予約が可能となっている。Myプラゴには「60分取り置き」という機能があり、駐車場に向かう前にこの機能を使用すれば60分間充電器を確保できるので、安心して現地に向かうことができる。また、現地での充電利用や電子決済も同アプリ上で完結する。 予定している来店時間に合わせて充電器の予約を行い、買い物中に充電が済ませられるとなれば、時間を有効に使うことができる。店舗利用時のみならず、自宅近くにヤマダデンキがあるEVユーザーにも重宝しそうだ。 >>>次ページ 「Myプラゴ」の充電プランを紹介

TAG: #ヤマダデンキ #充電インフラ #急速充電器
TEXT:TET 編集部
充電中にゆったりまったり。ポルシェの急速充電器がヒルトン東京お台場に設置……充電出力は150kW

ポルシェジャパンとヒルトン東京お台場(東京都港区)は、7月1日より、「ヒルトン東京お台場」地下駐車場内で、ポルシェジャパンの急速充電器「ポルシェターボチャージングステーション」の運用を開始したことを発表した。国内のポルシェターボチャージングステーションとしては10拠点目となる。 ホテル利用時に駐車料金が2時間無料 このたびヒルトン東京お台場に設置されたのは、国内でもっともパワフルな150kWの出力を持つ「ポルシェターボチャージャー」2基。ポルシェターボチャージャーは、ポルシェジャパンがスイスの充電メーカーABB社と共同開発したCHAdeMO対応の急速充電器。液冷方式の採用により出力150kWを誇り、30分ほどの充電で80%(走行距離300km相当)の充電が可能だ。また、ポルシェターボチャージングステーションの利用特典として、ホテル利用時に駐車料金が2時間無料になる特典もある。なお、ポルシェターボチャージングステーションの設置は、国内で10拠点18基目。 ポルシェでは現在、バッテリー電気自動車(BEV)の「タイカン」を販売しており、BEVのラインナップは今後の拡大していく見通し。こうした電動モデルのためにポルシェジャパンでは「プレミアムチャージングアライアンス」を発足した。ポルシェターボチャージングステーションのほか、全国のポルシェセンターで同規格のポルシェターボチャージャーを52拠点48基設置しており、ポルシェのほかプレミアムチャージングアライアンス加盟のアウディ、フォルクスワーゲンのEVオーナーも利用が可能だ。 プレミアムチャージングアライアンスのプランには、月額1,800円の基本料金が発生する代わりに都度料金を低く抑えた月額会員プラン(150kW:75円/分、90kW:45円/分)と、基本料金がない都度会員プラン(150kW:200円/分、90kW:120円/分)が存在し、アウディ、フォルクスワーゲンも参画することで、昨年末時点で全国218基の急速充電器が稼働中。設置場所の多くは3ブランドのディーラーとなるが、別途都市型充電インフラとして地域のランドマーク的な施設に順次配備されているのがポルシェターボチャージャーだ。 >>>次ページ 首都圏を中心に拡大する急速充電ネットワーク 

TAG: #プレミアムチャージングアライアンス #充電インフラ #急速充電器
TEXT:烏山 大輔
ボルボ・カー・ジャパン、Volvo Studio Tokyoで90kWの急速充電サービスを開始

ボルボ・カー・ジャパンは、4月にオープンしたブランド発信拠点「Volvo Studio Tokyo」でメディア向けの体験会を実施。新たに運用が始まった90kWの急速充電サービスの詳細も発表した。 都心の青山に現れたボルボオーナー専用の充電スポット Volvo Studio Tokyoは東京都港区南青山に位置する。この度始まった急速充電サービスは、ボルボオーナー向けだ。都心では珍しく、2口同時接続ながらそれぞれに90kWの充電能力を持つ。 「これだけの高性能充電器は、ビルの建設に合わせて、Volvo Studio Tokyoが入るという前提だったから設置できた。」と、ボルボ・カー・ジャパンの広報担当者が誇らしげに教えてくれた。 同じ港区内で充電器を探すと多数がヒットするが、その言葉通り、90kW以上に絞るとこの施設以外では2箇所4口に激減した。もし絞り込み条件に「雨にも濡れない」「スペースが広い」があればヒットするのはVolvo Studio Tokyoだけになるだろう。 オンラインで予約も可能なこの急速充電器(ABB製Terra184)は“1時間”の枠で予約ができる。充電時間は30分だ。この1時間枠というのは、ボルボ・カー・ジャパンのボルボオーナーに対する配慮だと思った。 急速充電ではスタンダードの30分という時間は、トイレ休憩には長いが、ランチには短いというまさに「帯に短し襷に長し」なのだ。実際に筆者も高速道路のサービスエリアで食事の途中に、充電が終わったクルマを一般駐車エリアに移動させ、食事に戻ったという経験がある。 ボルボオーナーは充電中にスタジオ内で愛車のチャージを待つのもよし、ランチに行ったとしても余裕を持って食事を楽しめるだろう。 充電料金は税込1,500円、つまり1分あたり50円だ。7月からe-Mobility Powerの急速・普通併用プランの急速充電料金も既報の通り1分あたり27.5円に値上げされるので、1,500円はそのおよそ2倍となるが、Volvo Studio Tokyoが都心の青山であることを忘れてはいけない。 この付近の時間貸し駐車場は1時間で1,600〜2,000円ばかりなのだ。つまり青山に1時間駐車したら実質無料で急速充電ができるようなもの。 「その30分の充電で現状のボルボのBEVは80%くらいまで充電できますよ」とは、先ほどの広報担当者の弁だ。 ボルボオーナーなら、青山で買い物や食事をしながら、愛車も充電し、十分なバッテリー残量で次の目的地へ出かけられるのだ。他ブランドのオーナーが羨むスポットではないだろうか。

TAG: #ボルボ #急速充電 #急速充電器
グリーンチャージが発売した「次世代型EV充電器」(photo=グリーンチャージ)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
「不公平にならない充電器」が初稼働、グリーンチャージが従量課金型充電器を発売[2023.06.23]

ガソリンスタンドでの給油感覚でEVを充電 kWh単位の完全従量課金で公平な料金支払いが可能 【THE 視点】グリーンチャージは6月21日、会員登録なしで利用できる従量課金型のEV用充電器が、「花川運動公園」<静岡県浜松市>にて稼動したことを発表した。合わせて同充電器の販売も開始した。車種を問わず公平に課金することが可能な次世代型のEV用充電器だ。 この充電器の最大の特徴は「kWh単位の従量課金方式」を採用していることだ。時間単位で課金している従来型は以下の課題を抱えている。 ・充電に時間がかかり、遅い充電器ほど利用料金が割高となる ・速く充電できる高出力充電器を設置する事業者ほど収入が少ない ・短時間でハイパワー充電できる大型EVと、充電パワーが小さい軽EVの利用料金が同じとなってしまうため、公平な料金負担とならない 今回オープンした充電器は、充電のために消費した電力量に基づき課金される。これにより、上記の課題を解消することができるため、公平な価格にてサービスを提供できることになる。 会員カードや専用アプリが不要であることもメリットだ。利用者はクレジットカードやPayPayで決済が可能。従来の充電器は、事前に会員カードを発行したり、ビジター登録などが必要で、利用開始までに手間がかかることがあった。この従量課金型の充電器であれば、すぐに利用することができるので、出先で急な充電が必要になった場合などに重宝するはずだ。簡単に言えば、慣れ親しんでいるガソリンスタンドの決済と同様になったということだ。 従量課金方式の充電器については、デイリーEVヘッドラインでも何度かお伝えしている。アサヒ衛陶(2月)や出光(4月)も、従量課金方式の採用を表明している。従量課金方式は、今後増えていくと予想する。 ちなみに筆者はFCEVを愛用し水素を充填するが、水素は会員登録なしの従量課金方式である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★マツダ、「MX-30 e-スカイアクティブ R-EV」の量産を開始……ロータリーエンジンのレンジエクステンダーを搭載したSUV型のEV ★★フォード、チューニングEVで「パイクスピーク・ヒルクライム」に参戦……ワンボックスの「スーパーバン4.2」を公開、2モーター式のAWD、総合出力1,050kW(1,428ps) ★★自動運転EVのティアフォーと架装メーカーのトノックスが協業……レベル4の自動運転EVを平塚工場で量産へ ★シトロエン、新型の小型EV「マイ・アミ・バギー」が売り切れ……6月20日の発売開始から10時間で800台を完売 ★ランチア、ルカ・ナポリターノCEOが「ピューラHPE」をドライブ……新生ランチアのスポーツEVコンセプト ★ヒョンデ、ツタヤを運営するCCCと協業……「代官山T-SITE」<東京都渋谷区>にて、ヒョンデのカーシェア「モーシャン」を展開、「アイオニック5」「アイオニック6」の展示イベントも6月22日(木)〜30日(金)まで開催 [詳細はこちら<click>] ★サンコール、EV用のバスバーの生産を拡大……大電力を通す“EVの血管”、800V化された高電圧EVの需要拡大を見込む ★独バスメーカーのエボバス、社名を「ダイムラー・バス」に変更……ダイムラー・トラック・グループ傘下のポジションはそのまま ★リマック、オランダに進出……オランダの販売会社大手Ponと協力し「リマック・ロッテルダム」を開設 ★住友金属鉱山、リチウムイオン・バッテリーのリサイクル実験に成功……再利用した正極活物質の性能が新品同様の結果 ★ブレイズ、「タイヤ館 スズカ」<三重県鈴鹿市>の感謝祭イベントにて展示・即売会を実施……EVバイク等を出展、6月24日(土)・25日(日)に開催 ★テラモーターズ、パチンコ事業のダイナムにEV用充電器を導入……全国300店舗以上に順次 ★フォーミュラE第12戦ポートランド(アメリカ)、今週末25日に予選・決勝……現在のランキング1位はパスカル・ウェーレイン(タグホイヤー・ポルシェ) ★EVバイクのレース「Moto E」、今週末に第4戦オランダ大会を開催……23日(金)予選、24日(土)決勝 デイリーEVヘッドライン[2023.06.23]

TAG: #THE視点 #充電インフラ #急速充電器
TEXT:烏山 大輔
アウディ、e-tronの急速充電機能を150kWに無償でアップデート

アウディ ジャパンは、アウディの電気自動車「アウディe-tron」専用の150kW急速充電レトロフィットキットを発表した。6月初旬から全国に110店舗あるアウディe-tron取扱店を通じて、対象の車両にレトロフィットキットを装着するサービスを開始する。 アウディ初の電気自動車であるアウディe-tron / e-tron Sportbackは、アウディの電動化戦略Vorsprung 2030の象徴的なモデルとして、2022年末までに世界中で約16万台が販売された。 日本でも2020年9月にe-tron Sportback 1st edition (その後「55」を設定)が登場し、2021年1月にe-tron 50 quattro / e-tron Sportback 50 quattroを発表した。これらのモデルは、当時としては急速な50kW充電器に対応しているモデルとして販売が開始された。 今回発表の150kW急速充電レトロフィットキットの装着によって、e-tron 55 quattro / e-tron Sportback 55 quattroおよびe-tron Sが150kW急速充電に対応し、e-tron 50が120kW急速充電に対応可能となる。 これにより、全国のe-tron取扱店、アウディ ジャパンがポルシェジャパン、フォルクスワーゲン ジャパンと共同展開しているPremium Charging Alliance(PCA)のサービスを利用することで、150kW急速充電器の性能を最大限に享受することができる。さらに、公共の150kW急速充電器を利用する場合でも、充電時間を大幅に短縮することが可能だ。 充電能力を最大150kWへの引き上げるサービスは、2023年6月初旬から順次対象モデルを拡大する。アウディe-tron取扱店から対象のユーザーに連絡される予定である。この無償サービスは、既に市場に投入されている商品に対しても商品力の改善や残存価値の向上に貢献し、電気自動車の所有者にとって重要な充電性能の向上を実現する。 アウディは、電動化戦略「Vorsprung 2030」に基づき、持続可能なプレミアムモビリティを提供する企業へ変革を続けている。2033年以降、すべてのモデルの販売を電気自動車にする計画を発表した。また、日本市場でも顧客が電気自動車を検討しやすい環境を整備するため、日本最大級の急速充電ネットワークサービスである「プレミアム チャージング アライアンス」や、旅行先などでの目的地充電を可能にする「デスティネーションチャージ」などのネットワーク構築を導入している。 150kW急速充電対応車種 e-tron 55 quattro e-tron Sportback 55 quattro e-tron S 120kW急速充電対応車種 e-tron 50

TAG: #e-tron #急速充電器

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