日本に最適な輸入EVのコンパクトSUV ボルボ・カー・ジャパンは、コンパクトSUVタイプのEV「EX30」が、特定非営利活動法人日本自動車殿堂(JAHFA)が選定する「2024~2025日本自動車殿堂 インポートカーオブザイヤー」を受賞したと発表した。 「日本自動車殿堂」は、日本の自動車産業や文化、学術の発展に貢献した人物の功績をたたえ、後世に伝えることを目的とした団体だ。研究者や評論家、ジャーナリスト、有識者が会員として参加し、優れた業績を残した人々を殿堂入りの形で顕彰し、豊かな自動車社会づくりに寄与していくとされている。 そして、ボルボEX30が受賞した「日本自動車殿堂 インポートカーオブザイヤー」は、その年次に発売された輸入乗用車のなかで最も優れた1台に与えられるイヤー賞だ。 インポートカーオブザイヤーの選考では、「デザイン」、「先進性・独自性」、「実用性・利便性」、「経済性」、「安全性」、「環境性」、「買い得感」、「完成度」の8項目に基づき審査される。 今回、EX30は「日本にフィットするSUVタイプのコンパクトEVであること」、「オリジナリティの高いモダンでスマートなデザイン」、「高い運動性能と実用的な航続距離を実現したこと」の3点が、とくに評価され受賞に至ったという。 EX30はブランド内のEV新車販売率が高いボルボにあっても、全長4235mm、全幅1835mm、全高1550mmから成る車両サイズは、都市部に多い全高1.6m未満に制限された立体駐車場にも収まることから人気が高く、都市生活者にとってジャストサイズなSUVであることから好評を得ている。 加えて、ボルボらしい安全性やサスティナビリティを十分に意識した設計と、ボルボの母国スウェーデンを中心としたスカンジナビアンデザインが随所に感じられるデザインで、安らぎを与えてくれる存在だ。 製造から廃棄までのライフサイクル全体で、二酸化炭素の排出量削減に取り組んでいるEX30。内外装の素材へ積極的に再生可能素材やリサイクル素材を使用することで、これまでのボルボ車のなかでも最小の温室効果ガス排出量を実現している点は、環境問題に対して感度の高いユーザーからも一目置かれる存在であろう。 2024年の第1四半期では、日本に輸入されるEVの車名別登録台数でトップを獲得しているように、すでに市場からの評価は高い。それだけに、今回の受賞も納得の結果といえそうだ。