BYD 記事一覧

TEXT:TET 編集部
長澤まさみがBYDの先進テクノロジーに驚きっぱなし!? 新CM「知るほど!ありかも、BYD」の放映開始

「BYD EV-TECH」が長澤まさみさんを圧倒する BYDの新CMが11月29日(金)から放映開始となった。「ありかも、BYD」のキャッチフレーズと女優・長澤まさみさんの起用で、一気に国内での知名度を上げたBYDは、今作でも引き続き長澤まさみさんを起用し、「BYD EV-TECH Lab」篇と「BYD EV-TECH Lab Lineup」篇の2本が全国放映されることとなった。 新CMには、テクノロジーを愛し、信じるというBYDのスタンスを表現する「BYD Loves Technology.」というコピーとともに、世界中を走るBYDの車両が多数登場。まるで映画の世界のような性能を搭載した最先端車両を見た長澤さんの、驚きの表情が連続で描かれているという。 長澤さんの目の前に現れた、高さ5メートルの特大スクリーンに映しだされるのは、どれも最新テクノロジー「BYD EV-TECH」を搭載したモデル。 画面にはBYDの大型SUV「YANGWANG U8(ヤンワン ユーエイト)」が現れ、緊急フロートモードを用いて水のなかを走行する姿や、4つの独立したモーター駆動により、その場で縦列駐車する機能を披露し長澤さんを驚かせる。 また、BEVのスーパーカーでありながら岩の上を走行したり、その場でジャンプすることまで可能な「YANGWANG U9(ヤンワン ユーナイン)」が登場するなど、その近未来的なテクノロジーに長澤さんは圧倒されるとともに驚きを覚えながらも理解を深めていく。そして、それらの技術が開発されたエンジニアの想いを感じてほしいと、「知るほど! ありかも、BYD!」と締めくくっている。 このテレビCMの放映開始に合わせて、長澤まさみさんのインタビュー動画が公開された。毎年スキーをすることが楽しみだという長澤さんに、BYD SEALの滑りやすい雪道でも効果を発揮する安全性能や、冬のドライブを快適にするオリジナル装備をおすすめ。また、長澤さん自身が思い描く理想のクルマ像を語ったりと、BYDの魅力と長澤さんのプライベートな部分が語られる内容になっている。 また、新CMの放映開始に合わせて、11月30日から12月15日まで、全国のBYD販売店で「知るほど! ありかも、BYD!」が体感できる「BYD EV-TECHフェア」が開催され、来店記念としてBYDオリジナル卓上カレンダーがもらえるという。

TAG: #BYD #CM #長澤まさみ
TEXT:TET 編集部
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破

創立30周年の節目の年に1000万台達成 中国・深圳でバッテリーメーカーとして創業したBYDグループは、ITエレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティといった多様な領域で事業を展開しており、とくにバッテリー・新エネルギー車(以下NEVと表記)においては世界的に見てもリーディングカンパニーとなっている。日本国内においても、もっとも有名な中国車ブランドであることは間違いなく、その勢いには目を見張るものがある。 そんなBYDが、深圳・汕尾特別合作区にある小桃生産基地で1000万台目のNEVをラインオフするとともに、創立30周年という歴史的な瞬間を迎えた。 NEVの生産1000万台突破は、中国のみならず世界の自動車メーカーでも初であり、自動車産業界におけるBYDの存在感を大きく示したといえるだろう。 創立30周年記念式典では、BYD会長兼社長の王伝福が基調講演を行い、従業員わずか20人の小さな新興企業から、全世界に100万人近いスタッフを擁する多国籍企業へと目覚ましい変貌を遂げたBYDの歩みについて振り返るとともに、BYDの技術革新への献身がモビリティの未来を形作る上で重要な役割を担っていることを強調した。 BYDは今後、人工知能を通じて自動車の各種システムを連携させ、自律性や利便性、安全性を向上させることを目的としたスマート技術開発に1000億元(日本円で約2兆円)を投資し、同社が生産する自動車ラインアップ全体の包括的なアップグレードを推進してゆくとしている。 さらなる躍進が目されるBYDから、目が離せない。

TAG: #BYD #NEV #中国車
TEXT:伊達軍曹
もっとも長く走れるモデルは東京から青森までノンストップ! いま日本で買える航続距離が長い電気自動車TOP10

最新EVは1回の充電でメッチャ走れる! 2010年12月にデビューした最初期の日産リーフの航続距離は、現代の水準から考えればきわめて短いといえる「200km」でしかありませんでした(しかもWLTCではなくJC08モードで)。しかしその後はさまざまな技術革新に伴い、日産リーフを含む多くのEVが、その一充電走行距離を大幅に延ばしています。 ならばいま、「もっとも一充電走行距離が長いEV」はどれになるのでしょうか? 各モデルが搭載するバッテリー容量の違いなどについてはとりあえず無視し、シンプルなWLTCモード値順による「正規販売車の航続距離ランキング」を見てみましょう。 1位|テスラ・モデル3ロングレンジ:706km 75kWhのバッテリーを搭載し、デュアルモーターの最高出力はフロント158馬力/リヤ208馬力となるテスラ・モデル3ロングレンジ。その一充電走行距離は、2024年11月上旬時点においては正規輸入車中ナンバーワンの706km。WLTCモード値=実際の走行可能距離ではありませんが、もしも706km走れるとしたら、東京から青森県までノンストップで走ることができます。 2位|メルセデス・ベンツ EQS 450+:700km テスラ・モデル3ロングレンジとほぼ同等の航続距離を誇るのが、メルセデス・ベンツの EQS 450+。こちらはリヤにシステム最高出力333馬力のモーターを搭載するRWD車で、リチウムイオンバッテリーの容量は107.8kWh。かなり大きなバッテリーであるため充電には時間がかかりますが、一度満充電にすれば、相当の距離を一気に走ることが可能です。 3位|ポルシェ・タイカン:678km(※WLTPモード値) 2024年2月に予約受注が始まった改良型ポルシェ・タイカンは、先代モデルの出力を最大108馬力上まわる新型リヤアクスルモーターをすべての仕様に搭載。さらに、ソフトウェアを最適化した改良型パルスインバーターや、より強力なバッテリー、サーマルマネジメントの改良、次世代ヒートポンプの搭載、改良型回生システムなど、広範囲な改良が施された結果、一充電走行距離は従来型比で175km増加した最大678km(WLTP値)が実現されています。 4位|BMW i7 eDrive50:652km BMW i7は、BMW 7シリーズのBEVグレード。そのうちeDrive50は、最高出力455馬力/最大トルク650Nmのモーターで後輪を駆動する2WDモデルで、WLTCモードによる一充電走行距離は652kmを実現。仮にWLTCモード値どおりに走るとしたら、途中充電なしで東京から岡山県まで直行可能です。

TAG: #国産車 #航続距離 #輸入車 #電気自動車
TEXT:渡辺陽一郎
BYDが着実に日本に浸透! 第3弾として導入された「シール」は圧倒的にお買い得だった

シールはいまが買いどき! 中国の電気自動車、BYDシールの販売が好調だ。発売後1カ月の受注台数は300台で、台数自体は多くないが、歴史の浅いEV(電気自動車)としては堅調に推移している。 まず、BYD全体の国内販売実績だが、2024年度上半期(4〜9月)には1071台を登録した。1カ月平均は179台だ。シトロエンを少し下まわる程度だが、EV専門の新興メーカーとしては注目される。前年度の上半期に比べると1.6倍に増えた。 そもそもBYDは、車種のラインアップが少ない。アット3とコンパクトなドルフィン、そして先に挙げたシールのみだ。そこを考えても、2024年度上半期(4〜9月)の登録台数が1071台であれば堅調だろう。 このうち、BYDシールは、全長が4800mm、全幅は1875mmの4ドアセダンだ。日本車に当てはめると、スカイラインと同程度のサイズになる。駆動方式は後輪駆動の2WDと4WDを用意した。停車状態から時速100kmに達するまでの加速タイムは、2WDが5.9秒、4WDは3.8秒だから、後者についてはスポーツカー並みに速い。リチウムイオン電池の総電力量は82.56kWhで、1回の充電により2WDは640km、4WDは575kmを走行できる。 BYDシールの価格は、2WDが528万円だ。国から交付される2WDの補助金は45万円だから、2WDの車両価格から差し引くと483万円になる。ちなみにコンパクトなアット3の価格は450万円で、35万円の補助金額を差し引くと415万円だ。この点だけを見ると、シールはアット3に比べて68万円高い。 そこでBYDの販売店に、シールが高い人気を得ている理由を尋ねた。 「シールでは、いまは先着1000台限定の導入記念キャンペーンとして、特別価格を設定しているから33万円安くなる。さらに早期購入特典として、ドライブレコーダー、ETC車載器、メンテナンスパッケージのサービス装着も行っており、これが25万円に相当する。つまり、総額で58万円だから、いまならシールは実質的にアット3に近い金額で購入できる」。 シールの価格はアット3に比べて実質的に68万円高いが、このうちの58万円は、シールの特別価格や早期購入特典によって取り戻せるわけだ。つまり差額は10万円だから、ボディサイズ、内外装のデザイン、動力性能の違いを考えると、いまはシールが魅力的に思える。その結果、冒頭で述べたとおり売れ行きも増えた。

TAG: #シール #販売
TEXT:高橋 優
BYDがまさかの300万円切りドルフィンを日本で発売! 日産サクラに迫る安さで買える普通車EVの誕生でどうなる?

最注目は299.2万円の「Baseline」 BYDが最安モデルであるドルフィンに期間限定グレードを投入し、なんと補助金なしで299万円から購入可能という実質的な大幅値下げを実施しました。日産サクラなどと比較しても強烈なコスト競争力を実現してきたという最新動向を解説します。 まず、2023年9月に日本で販売スタートしたドルフィンは、エントリーグレードで44.9kWhのバッテリーを搭載することで、航続距離も400kmを確保。これは同セグメントの日産リーフの40kWh・322kmという航続距離と比較しても優れた性能です。それでいて価格は363万円からのスタートであり、日産リーフが408万円から発売されていることを踏まえると、乗用車というカテゴリーであれば、コスト競争力でドルフィンの右に出るEVはいないといえます。 他方で、2023年9月から2024年10月までのおよそ1年間程度での、日本国内のドルフィンの販売台数はおよそ1000台。日産リーフの2023年9月から2024年9月までの国内販売台数が6500台ですので、リーフがドルフィンを圧倒しています。販売ネットワークの規模感も雲泥の差であることから一概に比較できないものの、コスト競争力の高さに見合った販売台数には達していないという見方もできます。 そして、このドルフィンの最大のライバルとなっているのが軽自動車の存在でしょう。すべての車両販売に占める軽自動車の販売割合は概ね4割ほどであり、車両サイズが小さい分だけ車両価格が安く、そのうえ税制も優遇されているため、コンパクトカーを買うなら軽自動車を購入したいというニーズが強いわけです。 そして、この軽自動車セグメントには、EVの日産サクラが存在します。サクラは20kWhバッテリーという限られたバッテリーサイズによって航続距離は180kmしかないものの、現在256万円から発売中。しかも補助金額も55万円であり、ドルフィンよりも実質120万円ほど安価に購入することが可能です。やはりコンパクトなサイズ感も含めて、日常の足としてサクラをチョイスするユーザーが圧倒的に多いのが現状です。 いずれにしても、ドルフィンは日本のガラパゴス規格である軽自動車セグメントという大きな壁に苦しんでいるのかもしれません。 そしてBYDは、ドルフィンの需要をさらに喚起するために、日本導入1年を記念した特別仕様車を設定してきました。具体的には、「Baseline」と「Limited」、「ロングレンジLimited」という3種類です。まず、Limitedは基準車とまったく同じ値段設定ながら、エクステリアに対して複数の専用ラッピングを施しています。とくにロングレンジLimitedではボディを一周するストライプラインとなり、通常のツートーンカラーよりも存在感が増しているように感じます。また、ETCとドライブレコーダーも標準搭載です。 一方で、今回もっとも注目するべきはBaselineの存在です。このBaselineでは、充電ケーブル、NFCカードキー、フロアマット、三角表示板をオプション設定にすることで装備内容を簡素化、その分値下げを実施して299.2万円という、63.8万円引きを実現してきた格好です。

TAG: #ドルフィン #特別仕様車
TEXT:TET 編集部
補助金を受ければ約215万円で輸入EVが買える衝撃! BYD ドルフィンにお買い得な限定車と特別仕様車が登場

100台だけのスペシャルプライス! 衝撃的なプライスを提げて上陸し、多くの人の注目を集めることに成功したBYDから、日本での発売開始から1年を記念して、売れ筋モデルのドルフィンに記念限定車と2種類の特別仕様車が設定された。 注目は「BYDドルフィン ベースライン」と名付けれた記念限定車だ。なぜなら輸入車のBEV(バッテリー式電気自動車)として、初めて車両本体価格が300万円を切っている点にほかならない。 これに各種補助金を加味するとさらに安くなる。東京都で購入した場合を例にすると、35万円のCEV補助金、45万円の東京都の自治体補助金、エコカー減税などの税制優遇を含め、総額で約85万円の補助金が受けられる。そのため、実質の車両本体購入価格は215万円前後となり、軽EV並みの金額で普通車のBEVを購入できる算段となる。 この価格を実現した背景には、ベースモデルとなる「BYDドルフィン」の標準装備の見直しがある。元々、BEVのコンパクトカーとしては充実した装備を誇るドルフィンではあるものの、この記念限定車「BYDドルフィン ベースライン」では、充電ケーブル、NFCカードキー、フロアマット、三角表示板をオプション扱いにすることで価格を抑えているのだ。 また、購入後に複数回の利用実態アンケート、レポートに協力することが購入条件として設定されていることにも注意が必要だ。これらの諸条件はあるものの、ベースモデルから税込み63万8000円安い299万2000円の車両本体価格は、十分に魅力的な価格設定なはず。ボディカラーはサンドホワイト、アーバングレー、コーラルピンクの全3色展開。100台限りの特別価格なので、気になっている人はまたとないチャンスといえそうだ。 一方、ドルフィンの発売1周年を機に設定された2種類の特別仕様車「BYDドルフィン リミテッド」と「BYDドルフィン ロングレンジ リミテッド」の内容は次の通りだ。 「BYD ドルフィン リミテッド」 一充電航続距離が400kmのドルフィンをベースモデルに仕立てた「BYDドルフィン リミテッド」は、ボンネットとリヤフードに特別デザインのホワイト・グレーのストライプのラッピングを装着。レーシーなイメージを与えている。また、ETCとドライブレコーダーが特別装備されている点も嬉しい。 ボディカラーはサンドホワイトとアーバングレーの2種類を用意。各販売店の12月最終営業日までの受注生産となる。車両本体価格はベースモデルと同額の税込み363万円だ。 「BYDドルフィン ロングレンジ リミテッド」 もう1種類の特別仕様車「BYDドルフィン ロングレンジ リミテッド」は、その名の通り一充電航続距離を476kmまで伸ばした「ドルフィン ロングレンジ」がベースモデルだ。 フロントのヘッドライトからボディ側面のウエストラインを通り、リヤゲートのガラス下部を経て、ボディーを1周するストライプラインがラッピングで施されている。また、ドアミラーにも特別デザインのラッピングを施し、ロングレンジモデルならではのツートーンカラーをより際立たせている。 ボディカラーはサーフブルー×アーバングレー、アトランティスグレー×ブラック、スキーホワイト×アーバングレーの全3色。ドルフィン リミテッドと同様に、ETCとドライブレコーダーが特別装備され、各販売店の12月最終営業日までの受注生産となる。車両本体価格もベースモデルと同額の税込み407万円だ。 11月9日(土)、10日(日)には、ドルフィンの日本導入1周年を記念したフェアの開催も予定されている。詳しくはBYDのホームページで確認してもらいたい。

TAG: #BYD #特別仕様車 #限定車
TEXT:TET編集部
BYDの「33店舗目」となる新規ディーラーが港北ニュータウンにオープン! 「感度」の高いひとが多いエリアでさらなる躍進を目指す

横浜に新たにBYDディーラーがオープン! BEVメーカー「BYD」の日本おける33店舗目となるディーラー「BYD AUTO 港北ニュータウン」が10月11日に神奈川県横浜市にオープンする。そのオープニングセレモニーとして、10月10日にマスコミ向け取材会が行われた。 BYD Auto Japanとして33店舗目となる「BYD AUTO 港北ニュータウン」は、関東の店舗として初めてとなる新築ディーラーだ。 店舗は横浜市都筑区で、市営地下鉄グリーンラインとブルーラインの2路線が乗り入れているセンター北駅から徒歩5分という場所。港北ニュータウンはベッドタウンとして開発され、近年は商業施設やボッシュの本社が建てられるなど発展し続けている地域だ。 そのような地域ゆえ、新しいものへ興味をもつ人たちも多く、BEVのBYDの販売店としては好立地といえるだろう。さらに、周囲には自動車ディーラーやショップも多いので、クルマに興味をもつ人たちも多く、片側3車線の市役所通りにも面していることからも、注目度が高い場所となる。 店舗は、ショールームの車両展示スペース(約3台分)の奥に商談スペースとキッズスペースがある。ショールーム向かいには、整備などを行う2柱式リフトを備えるピット、納車スペース、洗車場が用意されて、当然のことだが新規で建設されただけあってとてもクリーンな印象。さすがBEV販売店と感じさせるところだ。 さらに、駐車場奥には充電スペース(急速充電器50kW×1基・200V普通充電×2基)を設置。たとえ自宅に充電設備をもっていなくても、BEVを維持することができるだろう。 ちなみにBYD AUTO 港北ニュータウンを運営するアクセルは、すでに横浜市緑区にBYD AUTO東名横浜を2023年2月にオープンしているので、同店で2店舗目のオープンとなる。 なお、同店の店長となる河村智訓さんは、東名横浜でも店長を経験。じつは前店舗では、BYD Auto Japan全体の2023年度の受注台数の約5%に当たる販売実績をもっているのだ。 「BEVに興味をもつお客さまは、新しいものへの感度の高い人が多いです。近年の自動車販売は多様化していますが、BEVを買おうとしている方は、SNSやダイレクトメールなどの情報に敏感ですね。ご来店やお問い合わせしていただいたお客さまには、BEVの維持費の安さや利便性、さらにはクリーンな乗り物であることを理解していただき、BYDの魅力もアピールさせていただいています」と河村店長は語る。 その言葉どおり、店内にはすでにBYDやBEVを簡単に理解できるようなリーフレットが用意されていた。 BYD AUTO 港北ニュータウンは、感度の高い若い人たちが集まり、さらに自宅に充電設備を設置できる戸建ても多い地域ゆえ、今後の展開に期待したい新店舗といえるだろう。

TAG: #ディーラー #新車 #新車販売
TEXT:TET 編集部
BYDが新エネルギー車生産900万台目を世界初達成! 記念すべき900万台めはEVスーパーカー「ヤンワンU9」

BYDはテスラと熾烈な首位争い 電気自動車(EV)の販売でテスラと激しい首位争いをしているBYDは、もう少し広い枠組みの「新エネルギー車(以下、NEV)」と呼ばれる燃料電池車やプラグインハイブリッド、電気自動車など、動力源をガソリン・軽油に依存しないクルマの分野でも躍進している。調査会社マークラインズの統計によれば、BYDの2024年4-6月期の世界販売台数はホンダや日産といった主要日系メーカーを抜き、世界7位まで上昇している。その躍進の源がNEVというわけだ。 そのBYDのNEV生産900万台目が2024年9月25日、BYDの深汕工場でラインオフした。900万台目の記念すべき個体は、2023年の上海国際自動車ショーで世界初公開された同社初のEVスーパーカー「YANGWANG U9(ヤンワン ユーナイン)」だ。 BYDの発表によれば、NEVの生産台数が900万台に達した自動車メーカーはBYDが世界初で、中国の自動車産業が著しい成長を遂げたことを証明するマイルストーンを打ち立てたことになる。ちなみに、800万台目の新エネルギー車のラインオフからは、わずか2ヶ月余りしか経っておらず、BYDの新エネルギー車が驚異的なスピードで市場に浸透していることが数字から見て取れる。 2024年、BYDは自動車販売で新たな記録を達成し続けている。BYDの今年上半期のNEV(乗用車)の販売台数は160.7万台に達し、世界トップの座を保っている。また、BYDグループの高級ブランドである「YANGWANG(ヤンワン)」は、ラグジュアリーセグメントでも着実に成果を上げているという。 BYDの高級ブランド「ヤンワン」が送り出すEVスーパーカー「U9」とは? 今回ラインオフした900万台目のNEVである「ヤンワン U9」は、成長著しい中国自動車産業のなかでも、最高峰ともいえる存在だとBYDは主張する。革新的な技術、極めて優れた性能、卓越した製造技術、そして最高の品質を兼ね備えた「ヤンワン U9」は、BEVによるスーパーカーの新たな体験を提供するとともに、スーパーカーの世界に強い印象を与えた。 そんあ「ヤンワン U9」は、2024年8月からの納車が正式に開始された。「ヤンワン U9」は、Yi-SiFang(最新世代の四輪駆動プラットフォーム 「e4プラットフォーム」)と、云辇-X(最新世代のサスペンション システム=DiSusインテリジェント ボディ コントロール システム)というふたつの核心技術に基づいて設計されている。 詳細は当サイトが以前公開した記事「エアサスを超える次世代シャシー技術が登場か。BYDが『DiSusシステム』を発表」を参照いただきたいが、車体制御技術「DiSusシステム」は、油圧と空気圧で車体の姿勢を自在に操る高度なシステムだ。制御次第ではタイヤを1輪だけ宙に浮かせたり、その場で4輪を浮かせてジャンプすることまで可能だという。 これで高度な自己防御システムと人工知能AIまで完備させたら、さながら1980年代に大ヒットしたSFドラマ「ナイトライダー」に登場するナイト2000になりそうだ。だから、このBYDの高級ブランド「ヤンワン」が送り出す高性能EVスーパーカー「U9」が、2023年の上海モーターショーで世界初公開された際は、その技術に驚かされたものだ。 話が少し脇道に逸れたが、「ヤンワン U9」の超高性能と高い品質基準を満たすため、BYDは中国深汕に専用工場を設立している。この工場は、中国国内初のNEVスーパーカー専用工場だ。「ヤンワン U9」は、カーボンファイバー製の車体構造部品を採用した中国初の量産モデルで、世界最大の単体カーボンキャビンを使用しており、そのカーボンファイバーの強度は鋼の5倍〜6倍に達するのだという。 生産品質を確保するため、「ヤンワン U9」のカーボンキャビンは、生産工程や作業員の技術に対して厳しい基準を設けている。カーボンキャビンの生産のために、2000平方メートルの常湿・常温のクリーンルームを特別に設置し、BYDの経験豊富な熟練工を含む高い技能を備えたスタッフを選任して作業にあたっている。また、すべての組立工程のスマート化を進めることで、車両1台ずつの精密な組み立てを実現した、まさにBYD渾身の専用工場だ。 これからBYDが進む道 BYDは、これまで普及価格帯モデルを中心としたラインアップで市場シェアを獲得してきたが、プレミアムブランド「DENZA(デンザ)」に加え、直近では「YANGWANG(ヤンワン)」「Fangchengbao(ファンチェンバオ)」と続けざまに新たな高級ブランドを立ち上げハイブランド路線の拡充を図っている。 高性能、高価格帯のモデルを出せば高級ブランドになり得るというほど簡単なビジネスではないが、驚異的なスピードで成長を続けるBYDであれば、いとも簡単にブランドを確立してしまうのではないかというほど勢いを感じる。NEVの生産900万台目が新高級ブランド「ヤンワン」の「U9」だったのは、単なる偶然ではない。これは未来を見据えるBYDからの強いメッセージなのだ

TAG: #BYD #NEV #U9 #YANGWANG #ヤンワン
TEXT:高橋 優
神奈川県の海老名SAスタートでどっちが先に加古川まで行って帰ってこられる? BYDシールとテスラ・モデル3で1000km対決!

日本で買えるEVセダン2台を比較 BYDのフラグシップEVであるシールとテスラ・モデル3で、米中EVセダン1000kmチャレンジ対決を行いました。とくにスーパーチャージャーを使用するモデル3と比較して、公共の充電インフラのみを使用するシールがどれだけ短時間で走り切ることができたのか? 途中の電費や充電の様子を詳細リポートします。 まず、1000kmチャレンジの前提条件は以下のとおりです。 *走行ルート 海老名SA下り(神奈川県) ↓ BYDシール:加古川北IC(兵庫県) テスラ・モデル3:名谷IC(兵庫県) ↓ 海老名SA上り(神奈川県) *走行条件 ・途中充電のための停車以外はノンストップで海老名SA上りを目指す ・車内の空調システムはつねにONにして快適な状態をキープ(シール・モデル3共に21℃オートに設定) ・追い越しなど含めて、制限速度+10%までは許容 ・渋滞や充電エラー、充電渋滞など、車両の問題以外についてはトータルのタイムから除外 ・シールは当該トリップの電費情報が表示されません。他方で直近50kmの区間電費が表示されるので、50km毎に電費をメモ。すべてを平均して電費を概算 *主要スペック ⚫︎ 2024 BYDシール RWD ・搭載バッテリー容量(グロス/ネット):82.56/約81kWh ・航続距離テスト結果:588km(外気温平均28.5℃) ・最大充電出力/SOC 10-80%充電時間:105kW/40.5分 ・値段(CEV補助金):528万円(45万円) ※値段は2024年9月時点。さらに初回1000台限定で33万円の値引きキャンペーン中。 ⚫︎ 2021 テスラ・モデル3スタンダードレンジ+ ・搭載バッテリー容量(グロス/ネット):55/50kWh(新品状態のネット値は約52.5kWh) ・航続距離テスト結果:420km(外気温平均22℃) ・最大充電出力/SOC 10-80%充電時間:170kW/22分 ・値段(CEV補助金):531.3万円(65万円) ※値段は2024年9月時点でのモデル3 RWDグレードの値段設定から引用。 *装着タイヤ ⚫︎2024BYDシール RWD ・235/45/R19 ・コンチネンタルEcoContact 6 Q ・空気圧:2.5(前)2.9(後)(適正値2.5/2.9) ⚫︎ 2021テスラ・モデル3スタンダードレンジ+ ・235/45/R18 ・ミシュランパイロットスポーツ4(※エアロホイールのみ社外品) ・空気圧:2.9(適正値2.9) 充電回数ごとにそれぞれのEVの区間電費などのデータをまとめていきます。 <1回目> ⚫︎2024BYDシール RWD ・海老名SA下り→湾岸長島PA下り(150kW級急速充電器) ・走行距離:297.9km […]

TAG: #長距離 #電費
TEXT:高橋 優
販売台数と収益性でテスラを凌駕! 決算に見るBYDの強さとこれから先の戦略

販売台数は前年同期比で40.2%成長 中国・BYDが2024年第2四半期の決算を発表しました。収益性を大幅に改善させることに成功し、テスラよりも多くの自動車を販売しながら、テスラよりも稼ぐ力をつけている動向も判明しました。 現在、BYDはバッテリーEVとPHEVのみをラインアップするというメーカーであり、中国国内だけでなく、日本市場をはじめに海外展開を加速させています。他方で、BYDに対する逆風が、2023年冒頭にテスラが始めた、中国国内のEV値下げ戦争です。しかも、2023年初頭までは、バッテリーの原材料であるリチウムのコストが暴騰していたことで、値下げ圧力と原材料コストの高騰というダブルパンチを受けてしまっていたわけです。いずれにしても、BYDがどれほど販売台数と収益性を両立させることができるのか。とくにEV減速と世間でいわれながら、EVだけで利益を出すことも難しいといわれるなかにおいて、世界最大のEVメーカーがどれほどの決算を実現できるのかに注目が集まっていました。 そして、今回判明した2024年第2四半期における決算内容について、まず初めにBYDの月間販売台数の変遷を見てみると、とくに最新の8月は37.3万台超という月間ベースでの史上最高台数を更新し、2024年は2月を除いて毎月販売台数を増やしています。 次に、その売り上げは1761.8億元、日本円でおよそ3兆5500億円と、前年同四半期比で25.9%もの成長を実現しています。他方で、販売台数は前年同期比で40.2%もの成長を実現していることから、BYDの値下げ戦略が一定程度売り上げに影響しているものと推測可能です。 その一方で、BYDの底力が見て取れるのが収益性です。とくに注目するべきは、粗利益について、前年同期比で25.6%もの粗利益の増加を実現しながら、売り上げに占める粗利益率18.69%と、この値下げ戦争下、しかも主力車種がシーガルやQin Plus、Qin Lなどといった、100万円台から200万円台の大衆セグメントであるという点を踏まえると、優れた収益性を確保していると言えます。 さらに、販管費や研究開発費などを差し引いた営業利益という観点も改善を見せてきています。実際に第二四半期の営業利益率は7.24%と、2024年第1四半期に記録した4.64%と比較しても大幅に改善し、史上最高水準に到達しています。 この史上最高水準の営業利益率について、EV製造のさらなるコストダウンに成功しているのではないかと推測できます。 とくに、バッテリーの主要原材料であるリチウムの原材料コストが、2022年に突入して以降、高騰を見せていたことは記憶に新しいものの、直近の価格動向をみると、すでに2021年初頭の水準にまで急落済みです。結局のところ、リチウムの原材料コストの急騰というのは一過性の動きであり、ロシアウクライナ戦争などの政情の不安定さが落ち着きを取り戻すと、EVシフトが加速するなかにおいても、数年前のコストと同様の水準に落ち着いてしまっているわけです。 よって、とくにバッテリーを製造するだけでなく、リチウムの鉱山を所有するなどという垂直統合を進めるBYDは、そのリチウム価格急落の恩恵を受けているものとも推測可能なわけです。

TAG: #決算 #第2四半期
連載企画 一覧
VOL.15
本当に日本はEVで「立ち遅れた」のか:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第15回

ジャパン・モビリティ・ショー開催でにわかに沸き立つ日本のEVマーケット。しかし現実の販売状況は日本において大きく立ち遅れている。技術では先導してきたはずの日本メーカーは、なぜEVで世界をリードできていないのか。この分野のベテランジャーナリストである御堀 直嗣が解説する。 日本の低いEV市場占有率 日本は、世界に先駆けて電気自動車(EV)の市販に踏み切った。2009年に三菱自動車工業が、軽自動車EVの「i-MiEV」を法人向けにリース販売しはじめ、翌10年には一般消費者向けへの販売も開始した。同年には、日産自動車も小型EVの「リーフ」を発売した。この2社によって、EVの量産市販が実現し、ことにリーフは海外への販売も行われ、「i-MiEV」はフランスの当時PSA社にOEM供給された。リーフの販売は世界で累計65万台に達し、その他EVを含めると、日産は世界で100万台のEV販売の実績を持つ。そのうち、日本国内は累計23万台である。 ちなみに、米国テスラは2022年では年間で約130万台、中国のBYDは同年に約90万台規模へ成長している。 同時にまた、世界共通の充電規格であるCHAdeMO(チャデモ)も準備され、リーフが販売される世界の各地域にCHAdeMO充電器の設置が動き出した。 それらを背景に、経済産業省は2012年度補正予算で1,005億円の補助金を計上し、全国に約10万基の充電器を整備するとした。この補助金は全額支給でないため、トヨタ/日産/ホンダ/三菱自の4社が資金を拠出し、補助金で賄いきれない残額を補填することに合意した。 しかし、現在の充電器の数は、急速充電と普通充電を合わせて約2万基である。 国内の新車販売において、EVが占める割合は1%以下という状況が長く続いた。昨2022年、「日産サクラ」と「三菱eKクロスEV」が発売となり、1年で5万台以上を販売することで2%ほどの占有率になろうかという状況にある。 一方、世界全体では、EVの市場占有率が13%になる。米国は5.8%、欧州は12%、中国は21%となっており、日本がいかに低水準であるかがみえてくる。 日本でEV普及が進まなかった理由 EVの先駆者であった日本が、なぜ欧米や中国の後塵を拝するようになったのか。 最大の要因は、せっかく1,005億円という充電基盤整備に対する経済産業省の支援があったにもかかわらず、急速充電器の整備にばかり世間の目が行き、EV利用の基本である基礎充電、すなわち自宅での普通充電(200V)の重要性が広がらなかったからである。ことに、マンションなど集合住宅の駐車場と、月極駐車場への普通充電設置がほぼできなかったことが原因であった。 EVの充電は、普通充電で8~10時間、あるいはそれ以上かかるとされ、これが単純にガソリンスタンドでの給油時間と比較されて、使い勝手が悪いとさまざまな媒体を通じて流布された。いまでもそうした論調が消えていない。しかし、自宅で普通充電できれば、寝ている間に満充電になるので、翌朝出かけるときは満充電で出発できる。 戸建て住宅に住む人はそれができた。ところが、戸建て住宅でも自宅に車庫がなく月極駐車場を利用する人は、近隣の急速充電器を利用しなければならなくなった。 集合住宅に住む人は、敷地内に駐車場が併設されていても、管理組合の同意が得られず普通充電ができない状態に陥った。無知がもたらした悲劇だ。EVを買う意思があっても、手に入れにくい状況があった。 集合住宅の管理組合で賛同が得られない最大の理由は、幹事がEV時代を予測できず、また自分には関係ないとして無視され続けたことにある。設置の経費は、ことに当初は補助金と自動車メーカー4社による補填があったので、ほぼゼロであった。現在でも、施工業者が残金を負担するなどのやりくりで、集合住宅側の負担が軽く済む仕組みが出てきている。それでもなお、管理組合で合意を得るのが難しい状況は払拭できていない。 基礎充電の普及を目指す業者の間でも、さらに難しいとされるのが月極駐車場への普通充電の設置だ。月極駐車場を管理する不動産業者の理解を得にくいという。

VOL.1
リッター200円にもう限界……給油の“枷”をぶっちぎれ!【モデルサードインパクト vol.1】

ガソリン高い、燃費も悪い、限界だ! かつてないほどの猛暑に喘いだであろう今夏。「もういいよ」「もう下がってくれ」と、気温に対して誰もが感じていたと思うが、自動車ユーザーはガソリン価格に対しても同じことを思っていたのではないだろうか。 リッターあたり170円、180円、190円、そして200円の大台を突破……給油をするたびに、誰もが憂鬱な気分になったはずだ。小生はドイツの某オープンスポーツカーに乗っているのだが、リッターあたり平均10kmでハイオク仕様。愛車にガソリンを入れるたび、顔が青ざめていた。 「高額給油という枷から解放されたい……」 EVの購入を決意した所感である。クルマを走らせることは、本来喜びのはず。給油のたびに落ち込むのは本望ではない。 小生は、THE EV TIMES(TET)の編集スタッフを務めています。この9月、「テスラ・モデル3・パフォーマンス」を購入しました。新たな愛車と共に進むEVライフを「モデル・サードインパクト」と銘打ち、連載で紹介していこうと思います。 EVは便利だと実感した「日産リーフ」 小生が初めて体験したEVは「日産リーフ」(2代目)である。遡ること2017年、「リーフ」が2代目になった頃、日産が全国で試乗キャラバンを開催し、小生はその試乗アテンダントを担当していた。そこで「リーフ」を存分に運転することができたのだ。 それゆえ、EVの利便性の高さを実感することになった。スポーツモデル顔負けの力強くスムーズな加速にまず驚いたのだが、給油という枷から外れて自由に走り回れることが大変な魅力に感じた。アイドリング状態でエアコンを入れっぱなしでもガソリン代を気にせずに済む。車内でPCを開けば、そのままオフィスになる。車の用途が無限大に広がると感じた。 充電時間も特別長いとは感じなかった。充電残量が50%くらいになったら、急速充電を使用してあっという間に80%まで回復できる。ちなみに100%まで充電した場合、280kmを走れる表示が出ていたと記憶している(当時は寒い季節で暖房を使用した)。ちょっとした遠出も十分に対応可能。「EVなんて不便」という印象は全く抱かなかった。そこで薄々と「将来はEVもアリだな」と思ったのだ。

VOL.20
VW「ID.4」オーナーはアウトバーンを時速何キロで走る? [ID.4をチャージせよ!:その20]

9月上旬、スイスで開催された「ID.TREFFEN」(ID.ミーティング)を取材した際に、参加していた「ID.4」オーナーに、そのクルマを選んだ理由などを聞きました。 フォルクスワーゲン一筋 鮮やかな“キングズレッドメタリック”のID.4で登場したのは、ドイツのハノーファーからはるばるスイスに駆けつけたデュブラック・マルクスさん。「フォルクスワーゲンT3」のTシャツを着ているくらいですから、かなりのフォルクスワーゲン好きと見ましたが、予想は的中! 「18歳で免許を取ってからこれまで30年間、フォルクスワーゲンしか買ったことがないんですよ」という、まさにフォルクスワーゲン一筋の御仁でした。 彼の愛車はID.4のなかでももっともハイパフォーマンスな「ID.4 GTX」。日本未導入のこのグレードは、2モーターの4WD仕様で、最高出力220kW(299PS)を発揮するというスポーツモデル。こんなクルマに乗れるなんて、なんともうらやましいかぎりです。 そんなマルクスさんにID.4 GTXを購入した理由を尋ねると、「これからはEVの時代だと思ったので!」と明確な答えが返ってきました。とはいえ、ID.ファミリーのトップバッターである「ID.3」が登場した時点ではすぐに動き出すことはありませんでした。「1年半くらい前にID.4 GTXを試乗する機会があって、踏んだ瞬間から力強くダッシュするID.4 GTXのパンチ力にすっかり惚れ込んでしまい、即決でしたよ(笑)」。

VOL.14
欧州メーカーはなぜ電気自動車に走ったのか?:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第14回

EVの知識を、最新情報から「いまさらこんなこと聞いていいの?」というベーシックな疑問まで、ベテラン・ジャーナリストが答えていく連載。今回は欧州メーカーの特集です。 日本市場参入が遅かった欧州製EV 日本市場では、欧州からの電気自動車(EV)攻勢が活発に見える。ドイツの「BMW i3」が発売されたのは2013年秋で、日本市場へは2014年春に導入された。 日本の自動車メーカーがEVを市販したのは、2009年の「三菱i-MiEV」の法人向けリースが最初で、翌2010年には「i-MiEV」も一般消費者への販売を開始し、同年に「日産リーフ」が発売された。「i3」の発売は、それより数年後になってからのことだ。 ほかに、フォルクスワーゲン(VW)は、「up!」と「ゴルフ」のエンジン車をEVに改造した「e-up!」と「e-ゴルフ」を2015年から日本で発売すると2014年に発表した。だが、急速充電システムのCHAdeMOとの整合性をとることができず、断念している。その後、VWは「e-ゴルフ」を2017年秋に販売を開始した。EV専用車種となる「ID.4」を日本に導入したのは、2022年のことだ。フランスのプジョーが、「e-208」を日本で発売したのは2020年である。 以上のように、欧州全体としては、EVへの関心が高まってきたのは比較的最近のことといえる。 くじかれたディーゼル重視路線 欧州は、クルマの環境対策として、自動車メーカーごとの二酸化炭素(CO2)排出量規制を中心に動いてきた。そして2021年から、1km走行当たりの排出量を企業平均で95gとする対処方法を考えてきた。EU規制は、販売する車種ごとのCO2排出量を問うのではなく、販売するすべての車種の平均値で95gを下回らなければならないという厳しさだ。 対策の基本となったのは、ディーゼルターボ・エンジンを使った排気量の削減と、出力の低下を補う過給器との組み合わせを主体としつつ、ハイブリッドによるさらなる燃費の向上である。 既存のディーゼルターボ・エンジンをできるだけ活用しようとする考えは、欧州メーカーが補機用バッテリーの電圧を世界的な12ボルトから、36ボルトや48ボルトに変更することによるマイルドハイブリッド化に注目してきた様子からもうかがえる。 ところが、2015年にVWが米国市場でディーゼル車の排出ガス規制を偽装していたことが明らかにされた。公的機関での測定では規制値を満たすものの、実走行で急加速などした際に基準を上回る有害物質が排出され、それによって力強い加速を得られるようにした制御が発覚したのである。その影響は、VW車だけでなく、アウディなどVWグループ内に広く影響を及ぼした。

VOL.3
ボルボは新型EVの「EX30」でインテリアに新たな価値を与え、空間を最大限、利用する!

ボルボはEX30の室内で多くの新たなチャレンジを行なっていると謳う。その詳細を小川フミオ氏が訊いていく。連載1回目はこちら、2回目はこちら。 冷たさの排除し素材を“素直”に使う EX30のインテリアが、他車と決定的に違うのは、金属的な表面処理がほとんど見当たらないこと。それは意図的にそうしたのだと、インテリアデザインを統括するリサ・リーブス氏は言う。 「心したのは、冷たさの排除です。使う素材はオネスト、つまり木に見えるものは木であり、また同時に、リサイクル素材を人間にやさしいかたちで使用しました」 インテリアは「ブリーズ」(やさしい風)をはじめ「ミスト」(もや)、「パイン」(松)それに「インディゴ」と4種類(日本はそのうち「ブリーズ」と「ミスト」を導入)。 「ブリーズを例にとると、デザインインスピレーションはサマーデイズ。シート表皮の素材はピクセルニットとノルディコ、ダッシュボードの飾り材はパーティクル、そして空気吹き出し口のカラーはブルーです」 リーブス氏は説明してくれる。 「ピクセルニットはPETボトルをリサイクルしたもの。それを3Dニッティング(立体編み)プロセスでシート用素材にしています。組み合わせるノルディコは、PETボトルなどのリサイクル素材、北欧で計画的に伐採された木から採取された素材、リサイクルされたワインコルクなどで作られたテキスタイルです」 ダッシュボード用のパーティクルは、窓枠やシャッターを中心に工業廃棄物であるプラスチックを粉砕したものだし、フロアマットは漁網をリサイクルしたという。 「リサイクル材とともに、インテリアは雰囲気を統一したので、私たちは“ルーム”という名を与えています。インディゴの場合、デザインインスピレーションは”夜のはじまり”で、デニムをリサイクルしたときに余る糸を使った素材をシート表皮に使っています」 シートじたいは「スニーカーにインスパイアされた形状」(メイヤー氏)だそうだ。

VOL.2
ボルボの新型電気自動車「EX30」にはスターウォーズのデザインが取り入れられている!?

エンジンの回転の盛り上がりには、時に人間的な表現が用いられる。しかしBEV(バッテリー電気自動車)はエンジンもなく無音なため、より無機質な、機械的な印象が強くなる。ボルボはそんなBEVに人間的な要素を入れたと主張する。連載1回目はこちら。 どことなく楽しい感じの表情 ボルボEX30は、いってみれば、二面性のあるモデルだ。ひとつは、地球環境保全(サステナビリティ)を重視したコンセプト。もうひとつは、大トルクの電気モーターの特性を活かしたスポーツ性。 デザイナーは「いずれにしても、BEVと一目でわかってもらうデザインが重要と考えました」(エクステリアデザイン統括のTジョン・メイヤー氏)と言う。 「もちろん、昨今ではICE(エンジン車)かBEVか、デザインをするときあえて差別化をしないのが世界的な流れです。ただし、私たちとしては、スカンジナビアデザインの原則を守りつつデザインしました」 メイヤー氏の言葉を借りて、この場合のスカンジナビアデザインの肝要を説明すると「形態は機能に従う」となる。 「そこで、上部に開口部とグリルはもたせないようにしようと。ただし(インバーターなどのために)空気を採り入れる必要はあるので、下にインレットは設けています」 ボルボ車のデザインアイディンティティである「トール(神の)ハンマー」なる形状のヘッドランプも採用。ただし、カバーで覆った一体型でなく、四角いLEDのマトリックスが独立しているような形状があたらしい。 「そうやって出来上がったのがこのデザインです。顔になっていて、そこには眼があって、鼻があって、口があるんです。どことなく楽しいかんじで、これまで以上に人間的な表情を実現しました」 暴力的でもなければ、ロボット的でもない。メイヤー氏はそこを強調した。

VOL.1
ボルボの新型電気自動車「EX30」は、相反する2面性を合わせ持つ文武両道なクルマ

ボルボの新たなBEV(バッテリー電気自動車)として、ついに10月2日から「サブスク」モデルの申し込みが始まるEX30。この「ボルボ史上最小のBEV」はどのように開発されたのか。ミラノで行われたワールドプレミアに参加した小川フミオ氏が関係者の声とともに振り返る。 スカンディナビアン+デジタル 2023年6月に登場したEX30は、コアコンピューティングテクノロジーを大胆に採用する、ボルボの新世代BEV。 内容にとどまらず、同時に、デザイン面でもさまざまな大胆な試みがなされているのも特徴だ。 いってみれば、伝統的ともいえるスカンディナビアンテイストに、デジタライゼーションの融合。 「私たちのデザイン的価値のすべてを小さなフォーマットで具現」したモデルと、ボルボ・カーズはプレスリリース内で謳う。 「非常に電気自動車的なデザインで(中略)閉じられたシールド(フロントグリルの開口部のこと)とデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライト」がフロント部の特徴とされる。 さらに新世代BEVとしてボルボが狙ったものはなんだろう。ミラノでの発表会において出合った担当デザイナー(たち)に、デザインの見どころと背景にあるコンセプトを取材した。

VOL.5
「BMW iX xDrive50」の高速電費は我慢不要! ロングドライブにうってつけのEV

[THE EV TIMES流・電費ガチ計測] THE EV TIMES(TET)流電費計測の5回目を、8月に「BMW iX xDrive50」で実施した。車高の高いSUVにもかかわらず、高速巡航時に電費が低下しにくいのが特徴だ。その詳細をお伝えする。 ※計測方法などについてはこちら、試乗記はこちらをご覧ください。 100km/h巡航でどんどん行こう iX xDrive50のカタログに記載された「一充電走行距離」は650km(WLTC)で、電池容量は111.5kWhだ。650kmを実現するには、電費が5.83km/kWh(以後、目標電費)を上回る必要がある。 各区間の計測結果は下記表の通り。5.83km/kWhを上回った場合、赤字にしている。 これまでのTETによる電費計測で初めてA区間の往路と平均で目標電費を超えた。A区間のように標高差が少ない場所では同じ状況になり得る、つまり100km/h巡航で一充電走行距離の650km近くを走破できる可能性がある。   100km/h巡航でも600kmは走れそう 各巡航速度の平均電費は下表の通りだ。「航続可能距離」は電費にバッテリー総容量をかけたもの、「一充電走行距離との比率」は650kmに対して、どれほど良いのか、悪いかだ。 iXのエクステリアは、大きなキドニーグリルが特徴的だ。ざっくり言えば全長5m、全幅2m、全高1.7m、車重2.5トンの堂々としたボディだが、Cd値が0.25と優れている。 100km/h巡航におけるiXの電費は、5.71km/kWhであった。絶対的な数値としては決して高くないが、一充電走行距離との比率を計算すると98%と、これまでにTETが計測したデータの中で最高の結果を記録した。120km/h巡航でもこの数字は78%であった。 つまり、iXは高速巡航でも電費の低下が少ないEVだといえる。 ちなみに、過去に計測したメルセデス「EQE 350+」は、この100km/h巡航時の比率が90%だった。EQEはセダンボディで背が低く、Cd値0.22で、高速巡航には有利であることを考えても、iXの98%という数字の凄さが分かる。 この結果は、空力性能の良好さと高効率なパワートレインの賜物ではないかと思う。BMWが「テクノロジー・フラッグシップ」「次世代を見据え、長距離走行が可能な革新的な次世代電気自動車」と謳っているだけのことはある。これらの記録を塗り替えるクルマが現れるのか、今後の計測が楽しみだ。   各巡航速度ごとの比率は以下の通り。80km/hから100km/hに速度を上げると21%電費が悪くなる。120km/hから80km/hに下げると1.6倍の航続距離の伸長が期待できる。

VOL.19
ぐっとパワフルな2024年モデルのフォルクスワーゲン「ID.4」をミュンヘンで緊急試乗! [ID.4をチャージせよ!:その19]

コンパクトSUVタイプの電気自動車「ID.4」が2024年モデルにアップデート。この最新版をドイツ・ミュンヘンでさっそく試乗しました。 モーターのパワーは60kW増し 「ID.4」が2024年モデルにアップデートし、コックピットのデザインが様変わりしたことは、前回のコラムで述べました。さらに今回の仕様変更では、走りにかかわる部分にも手が加えられています。 一番の変更が、新開発のモーターが搭載されたこと。フォルクスワーゲンでは、ID.ファミリーのプレミアムセダンである「ID.7」に、新たに開発した「APP550」型の電気モーターを採用しました。最高出力は210kW(286PS)と実にパワフルです。これが2024年モデルの「ID.4プロ」にも搭載されることになりました。これまでの「ID.4プロ」の最高出力が150kWですので、出力は60kW、4割増しという計算。最大トルクも従来の310Nmから545Nmとなり、こちらは75%の大幅アップです。 バッテリー容量は77kWhで変更はありませんが、2024年モデルからはバッテリーの“プレコンディショニング機能”を搭載し、冬の寒い時期、充電前にバッテリー温度を高めておくことで充電量の低下を抑えることができます。これはうれしい! 他にも、可変ダンピングシステムのDCC(ダイナミックシャシーコントロール)の改良なども行われ、果たしてどんな走りを見せてくれるのか、興味津々です。 早く乗ってみたいなぁ……と思っていたら、なんとうれしいことに、発表されたばかりの2024年式ID.4 プロ・パフォーマンスを、ドイツ・ミュンヘンで試乗するチャンスに恵まれました。試乗時間は約20分と超ショートですが、わが愛車のID.4 プロ・ローンチエディションと比較するには十分な時間です。

VOL.18
ミュンヘンで「ID.4」の2024年モデルに遭遇! [ID.4をチャージせよ!:その18]

ミュンヘンモーターショー(IAA)のメイン会場近くで、フォルクスワーゲンがメディア向けイベントを開催。そこで、2024年モデルの「ID.4」に遭遇しました。 見た目は同じ イベントスペースのパーキングに待機していたのは、“コスタアズールメタリック”のボディが爽やかな「ID.4 プロ・パフォーマンス」。日本のラインアップにはないボディカラーに目を奪われますが、エクステリアデザインはこれまでと同じで、私の愛車の「ID.4 プロ・ローンチエディション」との違いは1インチアップの21インチホイールが装着されていることくらいです。 ところが運転席に座ると、コックピットの眺めに違和感が! マイナーチェンジでもないのに、コックピットのデザインが私のID.4 プロ・ローンチエディションと大きく変わっていました。 ご存じのとおり、フォルクスワーゲンなど多くの輸入ブランドでは“イヤーモデル制”を採用していて、毎年のように細かい仕様変更を実施。エクステリアデザインは一緒でもパワートレインや装備が変わるというのはよくあること。この2024年モデルでは、インテリアのデザインまで様変わりしていたのです。 真っ先に気づいたのが、ダッシュボード中央にあるタッチパネルがリニューアルされていること。2022年モデルのID.4 プロ・ローンチエディションでは12インチのタッチパネルが搭載されていますが、この2024年モデルでは12.9インチにサイズアップが図られたのに加えて、デザインも一新され、明らかに使い勝手が向上していました。

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