ヒョンデの新たな拠点がみなとみらいに 2022年、日本国内への再上陸を果たしたヒョンデ。グローバルな視点で見れば、欧州、北米はもちろん新興国市場でも存在感を発揮する、トヨタ自動車とフォルクスワーゲンに次ぐ世界第3位のブランドだ。 そんなヒョンデは、もちろんガソリン車やハイブリッド車といったICE(内燃機関)車においても幅広いラインアップをもつが、ここ日本においては燃料電池車を含むEVのみを販売するという、戦略的な事業方針を打ち出している。 つい先日に開催された東京オートサロン2025では、これまで日本向けラインアップになかった小型モデル「インスター」を発表し、同時に予約受付を開始するなど、日本国内でもその勢いが衰える様子はない。いまや電気自動車の購入を検討する際には、その名が必ず挙がるブランドのひとつといってもいいだろう。 そんなヒョンデが、横浜市街の中心部に国内3つめの直営拠点として「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」をオープンした。 横浜といえば、横浜市の公用車として「KONA」が無償貸与されたことも記憶に新しい。ヒョンデにとって、横浜は、本社を構えているだけの場所ではない、密接な関係を持つ街なのだ。 この本社ショールームは複数路線の鉄道駅に近く、高速道路の出入り口も近い好立地に位置することから、日本国内、ひいては地域でのヒョンデの存在感をさらに高める重要な拠点となる狙いとなっている。 オープニングセレモニーでは、ヒョンデモビリティジャパン代表取締役社長の七五三木氏がマイクを握り、横浜という素晴らしい場所に本社を構え、ショールームを開けるということへの感慨を口にするとともに、「ヒョンデがいまもっとも大切にしているのが、『お客さまの声に耳を傾ける』ということ。このショールームがお客さまの声を聞ける拠点となり、ヒョンデの情報の発信基地となることを期待している」とコメント。 セレモニーの最後には、テープカットも執り行われた。七五三木氏に加えて、ヒョンデモビリティジャパン常務のイム氏、同CXC事業室長の関根氏も登場し、笑顔でヒョンデの柄が入ったテープをカット。みなとみらい本社ショールームのオープンを宣言した。 オープンしたショールームに足を踏み入れると、シンプルかつクリーンといった店内。過剰な豪著さはないが、モダンでまとまりのある空間づくりには、ヒョンデのつくるクルマと似たものが感じられる。 オープン時点で展示されていたクルマは、基幹モデルとなるEV「アイオニック5」と、オートサロンで華々しいデビューを飾ったばかりのコンパクトEV「インスター」の2台。 ヒョンデが「ディーラーではない」と説明するとおり、このショールームで実際にクルマの契約が行われるわけではない。そもそも、日本におけるヒョンデの販売形態はオンライン一本。だが、やはり購入にあたっては実際にクルマを見たり試乗したりしたい、という日本のユーザーの傾向も鑑みて、このようなショールームが設置されているのだ。 みなとみらい 本社ショールームでは、車両の展示はもちろんのこと、試乗体験や購入相談も可能だというので、ヒョンデのクルマを検討するならば足を運んでみるのがいいだろう。もちろん、購入前提でなくとも大歓迎とのことだ。 新型コンパクトEV「インスター」のデビューで、その勢いに拍車がかかることは間違いないであろうヒョンデ。みなとみらい 本社ショールームにて、その魅力の一端に触れてみてはいかがだろうか。 ■ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目3-3 横浜コネクトスクエア1F 営業時間:10:00〜18:00 定休日:毎週月曜日・第2火曜日 電話番号:045-900-5594