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新車販売の10台に1台がEVに。メルセデスEQシリーズ、前年比89%増へ


TEXT:TET 編集部
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商用部門のEV化も加速

商用車部門のメルセデス・ベンツ・バンでもバッテリーEVの販売は伸びており、第1四半期は前年同期比22%増となる3,570台を売っている。同時期におけるメルセデス・ベンツ・バン全体の販売台数は98,885台だから、バッテリーEVのシェアは4%弱と乗用部門に比べるとまだまだ低いが、シビアなコンディションで使用されることが多い商用車としては立派な数字だろう。特に、今年2月に発表されたバッテリーEVバン「eスプリンター」は、1充電で最大400km(WLTPサイクル)の航続距離を実現しており、我が国へ導入されれば見た目のインパクトから宣伝効果も期待でき、一定の需要が見込めるのではないだろうか。

今後、メルセデス・ベンツでは2030年までに全新車販売をバッテリーEVにすることも見据え攻勢を強めていく構えで、我が国でも近々「EQE SUV」および「EQS SUV」という中~大型電動SUVがリリースされる見通しだ。高級EVは米「テスラ」が先行していたが、ここにきて街中でドイツ勢を見かける機会が増えてきた。EV普及がなかなか進まない我が国だが、メルセデスのグローバル販売実績を踏まえれば、プレミアムセグメントの電動化ペースは間違いなく加速していくだろう。

 

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