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日本導入が確実視されるVWポロのEVバージョン! 発売前だけど「ID.Polo」をライバルと徹底比較してみた


TEXT:高橋 優 PHOTO:フォルクスワーゲン
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ID.Poloは2026年春に欧州デビュー

フォルクスワーゲン(VW)が新型EV「ID.Polo」のプロトタイプを公開しながら、2026年春に正式発表する方針を表明しました。LFPバッテリーを搭載して2.5万ユーロという安価な値段設定を実現し、日本導入にも期待できる最新コンパクトEVを解説します。

フォルクスワーゲンID.Poloのフロントスタイリング

まず、VWはすでにEV専用プラットフォーム「MEB」をベースにID.3、ID.4、ID.5、ID.6、ID.7、ID.Unyx 06など、複数のEVをグローバル全体に投入済みです。ところが、主力マーケットの欧州と中国で期待以下のEV販売台数に留まっており、とくに中国市場では、世界戦略車であるID.4、ID.3の販売が不発。市場シェア全体が縮小し始めている状況でもあります。

VWは中国Xpengと共同開発したID.Unyx 08を2026年初頭に投入予定だ

そして、欧州市場においてVWが発表してきたのが新型EV「ID.Polo」です。これは、ポロのEVバージョンのように見えながら、EV専用プラットフォームMEBの改良バージョン「MEB+」をベースに新設計されたEV専用モデルです。全長4053mm、全幅1816mm、全高1530mm、ホイールベース2600mmとコンパクトカーセグメントに該当。とくに欧州ではコンパクトカーの人気が高いことから、ID.3よりさらにコンパクトなセグメントに本格EVを投入することで、欧州におけるEV販売をテコ入れしてくる格好です。

ID.Poloでは2種類のバッテリー容量と4種類のパワートレインがラインアップされます。エントリーモデルには37kWhのLFPバッテリーを中国市場以外で初めて採用。航続距離は現時点では未公表ですが、上級グレードの発表済み数値から推測すると、欧州WLTCモードで約330km、EPA基準で約270km程度と推定可能です。急速充電は90kWに対応しており、400Vシステムとしては比較的高い充電性能をもちます。これにより、短時間の充電で長距離移動も可能なスペックといえそうです。

フォルクスワーゲンID.Poloのフロントスタイリング

上級グレードにはVW独自開発、ドイツ・ザルツギッターで独自生産される52kWh三元系バッテリーが搭載され、欧州WLTCモードで450km、EPA基準でも約400kmの航続距離を実現しています。充電性能は最大130kWに対応し、SOC10%から80%まで約25分で充電できる見込みです。

トランク部分の収納スペースは435リットルと広く、アンダーフロアがえぐれた構造により使い勝手にも配慮されています。価格設定は、エントリーグレードが2万5000ユーロ(約450万円)からの発売が予告されており、競争力のある価格となることが期待されています。

フォルクスワーゲンID.Poloのラゲッジ

現在、欧州でラインアップされている主要なコンパクトEVと性能を比較してみましょう。とくにルノー5、ヒョンデ・インスター、シトロエンe-C3、そしてBYDドルフィンサーフなどが注目車種として存在しますが、どのモデルも概ね40kWh級のバッテリー容量を搭載。唯一ドルフィンサーフは、エントリーモデルの場合、30kWhと小型バッテリーを搭載しています。

フォルクスワーゲンID.Poloと欧州ライバルのスペック比較

航続距離について、ドルフィンサーフ以外は300km以上の航続距離を確保。とくにID.Poloには最新のパワートレイン「APP 290」が採用されたことで電費性能を高めており、セグメントトップクラスの電費と航続距離を確保することに成功しています。

充電性能は、最大90kWとセグメント標準レベルの性能を実現しているものの、SOC80%までの充電時間を含めて、実際の充電カーブが気になるところです。そして、ID.PoloにはLFPバッテリーが採用されており、ドルフィンサーフと同じくコスト抑制に期待ができるでしょう。

また、収納スペースは435リットルと、セグメントトップクラスの収納スペースを実現しており、コンパクトな車両サイズ感と収納スペースの最大化を両立することができています。

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