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スズキのEV「eビターラ」には兄弟車が存在! まったく顔が違う「トヨタ・アーバンクルーザー」がこれまたイケてる!!


TEXT:山本晋也 PHOTO:山本晋也/スズキ/Toyota Europe
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ハードウェアはほとんど共通とみられる

しかし、欧州マーケットにおけるアーバンクルーザーの立ち位置は、日本におけるeビターラのそれとは大きく異なっているようだ。

トヨタは欧州におけるSUVタイプのEVとしてbZ4XとC-HR+(2025年後半発売予定)を用意している。ここにアーバンクルーザーが加わることで、Dセグメント(bZ4X)、Cセグメント(C-HR+)、そしてBセグメント(アーバンクルーザー)と欧州における主要セグメントにEVを用意することができる。SUV+EVのラインアップを充実するための欠かせないピースとして、アーバンクルーザーは位置づけられている。

トヨタ・アーバンクルーザーのリヤスタイリング

なお、現時点ではeビターラとアーバンクルーザーの詳細なスペックは不明だが、発表されている範囲でみると、ハードウェアはほとんど共通と予想される。

具体的には、バッテリー(リン酸鉄リチウムイオン)は49kWhと61kWhの2種類。駆動方式はFWDと4WDが設定される。

トヨタ・アーバンクルーザーの充電口

49kWhバッテリーはFWD専用で、この組み合わせでのモーター最高出力は106kW。61kWhバッテリーのFWDモデルではモーター最高出力が128kWとなる。4WDは61kWhバッテリーとの組み合わせだけとなり、フロントモーターの最高出力は128kWで、リヤモーターの最高出力は48kW、システム最高出力は135kWと発表されている。

気になる一充電航続距離については目標値が発表されているのみだが、49kWhのFWDで約300km、61kWhのFWDで約400km、61kWhの4WDが約350kmとアナウンスされている。アーバンクルーザーにおいては10年・10万kmの保証期間とするバッテリーケアプログラムを提供することが公表されており、耐久性も期待できそうだ。

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