タクシーなどの車両として活躍する可能性もあり
現時点では、搭載するモーターや駆動用電池の容量などは未公開。
室内空間は、いわゆるミニバンのような雰囲気で、シートアレンジを豊富にする。3列シートが基本で、イメージとしては2列目と3列目が対面(日本の道路交通法上は停車状態のみ利用可能)もコンセプトモデルとしては考慮されている。
また、PV5パッセンジャータイプは個人や企業での所有だけではなく、交通事業者によるタクシーなどでの旅客運送も想定している。
機能としては、ADAS(先進運転安全支援システム)の充実、OTA(オン・ザ・エア)による車載ソフトウェアの書き換え、スマートフォンなどによるNFC(ニア・フィールド・コミュニケーション)技術を使ったカードキーシステム、そして220V電源による外部給電機能などを装備する。
日本では近年、カーボンニュートラルに関する一般企業の関心が高まっている。その上で、従来の財務情報だけではなく環境(エンバイロメント)、社会性(ソーシャル)、ガバナンスを重視したESG投資の重要度が上がっている。
そのため、旅客事業や運送事業におけるEVの需要が確実に増加しており、そうした市場拡大を契機に欧米や日本のベンチャー企業で商用バンEVでの競争が激しくなってきた。そこに、大手商社が日本での事業拡大を本気で取組むキアPBVで挑む。第一弾PV5に対する期待が、各方面から高まりそうだ。
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