インテリアの見どころ
アイボリーカラーを基調としたインテリアには、丸形のメータークラスターや、2スポークステアリングホイールなど、こちらも初代「600」からの系譜を感じさせるデザインが採用されている。
シートには、アイボリーカラーのエコレザーシートを採用し、フィアットロゴのエンボスおよびターコイズブルーのステッチをアクセントとして加えている。全長4200mm、全幅1780mm、全高1595mmでフロント駆動という、一般的な立体式駐車場にも収まるコンパクトなボディながら、ラゲッジルームは360Lの容量を備えている。また、後部座席を倒せば最大1231Lの積載が可能になる。
パワートレインには54kWhのバッテリーを装備し、WLTCモードの一充電航続距離は493kmと必要にして十分な距離を確保。普通充電およびCHAdeMO規格の急速充電に対応している。
運転支援機能としてレーンポジションアシスト機能や、アクティブランバーサポートを装備し安全運転をサポート。荷物が手でふさがっていても、リヤバンパーの下に足を入れるとトランクが開く「ハンズフリーパワーリフトゲート」や、キーを持ってクルマから1m遠ざかると自動施錠、逆に3m以内に最接近すると自動解除するプロキシミティセンサー付きのキーレスエントリーが装備させれるなど、快適装備も充実している。
今回デビューした「600e」は、まず「La Prima(ラ・プリマ)」と呼ばれるグレードのみの販売となる。ボディカラーはフィアットブランドの新色「サンセットオレンジ」と「スカイブルー」、そしてシンプルながらデザインを際立たせる「ホワイト」の3色が用意された。
弟分のフィアット500がそうであるように、この600eにもデザインアクセントとして使える純正アクセサリーパーツを豊富に用意したという。オーナーが思い思いに個性的な1台を作り出すことができそうだ。
フィアットの100%電気自動車「600e」は、全国のフィアット正規ディーラーで取り扱われる。デビューグレード「600e ラ・プリマ」の税込みメーカー希望小売価格は、585万円となる。
■フィアット「600e」車両スペック (2024年9月10日発売モデル)
グレード名:600e La Prima(ラ・プリマ)
全長:4200mm
全幅:1780mm
全高:1595mm
乗車定員:5名
駆動方式:FF
一充電走行距離:493km(WLTCモード)
交流電力消費率:126Wh/km(WLTCモード)
メーカー希望小売価格:585万円(税込み)