イベント
share:

建設機械にもEVの波……「第5回 建設・測量生産性向上展」より写真レポート前編[THE視点]


TEXT:福田 雅敏 PHOTO:福田 雅敏
TAG:

ヤンマー……音が静かなバッテリー式の投光器

ヤンマーのブースでは、欧州向けに2022年にプロトタイプとして発表された電動ミニショベル「SV17e」を紹介していた(実機の展示はなし)。

また、バッテリー投光器「LB202LC-A」が展示されていた。バッテリーの最大容量は2.56kWhで連続点灯時間は最大で31時間。音がしないうえ移動(搬送)が容易で、設置時間の短縮につながるという。

キャタピラー……最大8時間の運転が可能な2台のパワーショベル

キャタピラーのブースでは、2台の電動ショベルを参考展示していた。

運転質量24トンの「320エレクトリック」は、バッテリー容量が最大320kWhで、8時間の稼働が可能。普通充電と急速充電にも対応している。

小型の運転質量2.2トンの「301.9エレクトリック」は、バッテリー容量が最大32kWhで、8時間の稼働が可能だ。

この他、「320エレクトリック」用の可搬式充電装置「CatMEC500」をパネルで紹介。定格出力500kWで質量は1,656kgと大型のもの。

コマツ……小型のEVショベルを参考出展

コマツのブースでは、電動小型ショベルPC30エレクトリックを展示。機械質量3,570kgで、最高出力18.7kW(25ps)のモーターで駆動。参考出展のため詳細の公表はなかった。

これまで本媒体のヘッドラインにおいても、EV建機を数回紹介したことがあるが、実際、これだけのEV建機が開発されていたことには正直驚いた。後編でも引き続き、会場に展示されていたEV建機を紹介する。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
BEV大国の中国で販売が失速! ここ数年でPHEVのシェアが伸びていた
中国市場でファーウェイのEVが爆発的人気! ライバルを凌ぐ激安っぷりと超豪華内装のAITO M9とは
more
ニュース
「Hyundai Mobility Lounge富山」がオープン! すべてのヒョンデ車に試乗できるイベントも開催
ビッグカメラとENEOSでんきが強力タッグ! ホンダ「N-VAN e:」の発売に先駆けて充電環境整備のワンストップサービス
大阪・関西万博の建設現場に「電源いらずのコンビニ」出現! どうやって運営しているの?
more
コラム
中国市場はまだまだEV化の流れが止まらなかった! 内燃機関からPHEVを介してEVシフトするシナリオの中身
やっぱり日本でEVは需要薄か!? 国産で好調なのは軽EVだけという現実
数字だけ高スペックでも実際の充電は遅い! EVの進化についていけない急速充電器の現状
more
インタビュー
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
災害に強いクルマは「PHEV+SUV+4WD」! 特務機関NERVがアウトランダーPHEVを選ぶ当然の理由
more
試乗
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
誰もが感じる「ポルシェに乗っている」という感覚! ポルシェはBEVでもやっぱりスポーツカーだった
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身
more
イベント
中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
レース前に特別に潜入! フォーミュラEに参戦する日産チームのテント内は驚きと発見が詰まっていた
日産がフォーミュラE「Tokyo E-Prix」開催前スペシャルイベントを開催! 六本木ヒルズアリーナに1夜限りのサーキットが出現
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択