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グリーンチャージ、従量課金の新型EV用急速充電器を発売


TEXT:烏山 大輔
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2023年5月16日、株式会社GREEN CHARGE(グリーンチャージ)は、EV(電気自動車)の普及を促進するため、新しい急速充電器を開発し発売することを発表した。

出力50kWの新製品「SC05-3P3W-A」の最大の特徴は、kWh単位の従量課金制を採用していることだ。従来の充電器では一定の利用料金が設定されていたが、実際の使用量に応じた料金設定は行われていなかった。しかしこの充電器では、使用した電力量に基づいて料金が請求される。これによりユーザーは自身が消費した電力に応じて直接料金を支払う。コストの明確化は高い納得感を得ることにつながり、使用量が少ないユーザーや短時間で充電を行う必要があるユーザーにとって大きな利点となるだろう。

さらにこの充電器は非会員制で、会員カードや専用アプリの登録が不要である。これまでの充電器では利用を開始するまでに会員登録やビジター登録の手続きが必要で、時間と手間がかかる場合があった。しかし非会員制を採用しているこの充電器では、ガソリンスタンドのように誰でもすぐに利用することができる。月会費や初期費用も一切かからず、EV利用者は必要な時に必要な分だけ充電を行うことができる。

また、この充電器は奥行き360mmの薄型設計となっており、既存の駐車場のデッドスペースを活用して設置することができる。これにより、駐車場の車室数を減らすことなく充電器を設置することが可能だ。

これらの特徴は、グリーンチャージ社の新製品がEV利用をより便利で手軽にすることを示している。同社はこの新製品が次世代の社会インフラとしてEVの普及を一層推進することを期待している。

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