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岡崎宏司の「EVは楽しい!」第10回:e-208GTは、身のこなしがいい!


TEXT:岡崎 宏司 PHOTO:岡崎 宏司
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この滑らかさと静かさは、とても気持ち良い

e-208GTの最高出力/最大トルクは、136ps/260Nm。50kWhのバッテリーを積むため重量は1,510kg(ガラスルーフ仕様)と重い。ガソリン車の同仕様のものが1,170kgだから、340kgも重いことになる。

ちなみに0ー100km/hは8.1秒で駆け抜ける。「まぁまぁじゃないの!?」といったレベルだ。でも、このデータだけでe-208GTの加速の実力を判断するのは間違い。

EVは、いわゆる「出足の瞬発力」が高い。アクセルを踏み込んだ瞬間、文字通り間髪入れずにモーターは反応。立ち上がりから、強力なトルクでクルマを押し出す。そして、直線的に加速する。

0ー100km/hは「まぁまぁ」でも、「街走りでの気持ちよさと優越感」を大きく左右する0ー50km/h辺りは「かなり速い!」。

ちなみに、e-208GTが「速い!」のは、だいたい80km/h辺りまで。だから、ハイウェイの追い越し領域での加速となると「まぁまぁ」レベルになる。

でも、不満はない。100km/hプラスで淡々とクルージングするのは心地よい。滑らかで静かなEVの特性がそう感じさせるのだろう。いや……、歳を重ねてヤンチャ度が低下しているせいかも……、それは、わからない。

走行モードはノーマル、エコ、スポーツの3種があり、それなりの走りをする。が、いろいろ試した結果、日常的にはほとんどノーマルを使っている。

エネルギー回生システムによる、瞬間的な応答と滑らかな減速も気持ちがいい。回生度を高める(回生ブレーキの効きを高める)Bレンジもあるが、日々の走りにはノーマルモードの回生度で十分だ。

常識的な車間距離をとり、流れに乗って淡々と走っていれば、フットブレーキはほとんど停車時だけの使用で済む。

ちなみに、ブレーキは感度が高く、下手に踏むとカックンブレーキになりやすい。初めは嫌だった。

でも、慣れるにつれて、同乗者にそれと気づかせない繊細なブレーキ操作ができるようになった。今では大いに気に入っている。

「加速も気持ちいいけど、いつ停まったかわからないような、あなたのブレーキも好き」と家内は言ってくれている。

とにかく、e-208GTを運転するのは気持ちがいいし、楽しい!

第11回はこちら

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