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マリン・レジャーにも電動化の波、ホンダ・ヤマハも独自技術で出航……現役EV開発エンジニアによる「ジャパンインターナショナルボートショー2023」レポート[THE視点]


TEXT:福田 雅敏 PHOTO:福田 雅敏
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マリンの”遊び系アイテム”も電動化の波に乗る

「ジャパンインターナショナルボートショー2023」はマリン系のイベントだが、マリン系は大きくまとめればレジャー系である。そんな本イベントでは、船舶以外にもレジャーアイテムが展示されていた。その中でも気になった電動のアイテムを紹介する。

マリンドライブのブースでは、電動ジェットボード「エレクトリック・ジェット・ボード」が展示されていた。1基360Wの電動のジェット推進機を3基水中側(床下)に搭載し、22.2V/1.28kWhのリチウムイオン・バッテリーで推進する。ボードの大きさは、長さ3.30m×幅1.46m。免許が不要で2名の乗船が可能だ。操縦はリモコンで行うという。

NTLのブースでは、オーストラリア製の多目的ウォータージェットシステム「スキューバジェット」が展示されていた。SUP(ボード)の水中側に搭載したり、カヤックの側面に取り付けたり、直接手でもって潜ればダイビングもできる。

「スキューバジェット」は、リチウムイオン・バッテリー一体の機器だ。大容量400Whのバッテリーを搭載し1.5時間程度の航続が可能。ダイビングの場合は60mまで潜れるという。水上に搭載した場合で11km/h、水中に搭載した場合で7.2km/hのスピードで航続できる。

さらにNTLのブースではサーフボードの電動版と言える電動ジェットボード「ラディン」が展示されていた。出力1.5kW未満のモーター・約3.5kWhのバッテリーで駆動され、45分から2時間程度遊べるという。

そのほか、キャンピングカーの展示やフェラーリ、ロールス・ロイスといった高級車の展示もあった。EVは「ポルシェ・タイカン」が展示されており、富裕者層のライフスタイルを象徴しているかのようなショーであった。また、横浜ベイサイドマリーナ&八景島マリーナ会場では、電動船に実際に乗船することが可能だった。

先日の「スマートエネルギーWeek 春」でレポートした「パワーエックス」の電気で動き電気を運ぶ電気運搬船もそうだが、小型のボートの世界でも少数だが確実に電動化が進んできている。特に「ホンダ・モバイル・パワー・パック :e」をボートショーで見かけるとは思わなかった。来年のこのイベントでは、本年よりも多くの電動船舶やアイテムが見られそうである。

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