コラム
share:

岡崎宏司の「EVは楽しい!」第7回:EV選びも楽しい! e-208GTになったのは その2


TEXT:岡崎 宏司
TAG:

208か、2008か……

その点、プジョーの2車はどちらも、肩の力を抜いて付き合えるし、プジョーらしい才気とエレガンス、それにスポーティなイメージも加味されている。

オシャレだが気軽に付き合える、身軽なオシャレを楽しませてくれる……そう思った。

まずは2008だが、SUVとしては、全高は低く抑えられ、軽快でスポーティなシルエットを創り出している。

SUVは、重苦しさや圧迫感的なものを周りに感じさせがちだが、2008にはそれがない。どんな場面にでもスッと溶け込める。それでいて目立ちもする……。これって、魅力的なことではないか。

208は、デザインよし、走り味よし、乗り味よし…と3拍子揃っている。2020~21の欧州COTYと日本のインポートCOTYを受賞しているのも、その実力の証と言える。

「日々を楽しく気軽に過ごしたい」というわが家のコンセプトにピッタリ。気軽に、とは言っても、まだまだオシャレ心は持っていたい、といった点にもまたピッタリだ。

208、2008に共通したコクピットデザインの新しいチャレンジは、初めは少し戸惑ったところもあった。でも、すぐに馴れた。

3次元表示のメーターパネルと小径ステアリングホイールのコンビネーションは、「新しい時代の感覚」を楽しませてくれる。スマートフォンと繋いであれこれできる「7インチタッチスクリーン」も同様だ。

GT Lineには専用オプションの「パノラミック ガラスルーフ」が用意されるが、これがまた気持ちがいい。ルックス的にもスタイリッシュ度をグンと引き上げる。

同じくGT Lineにはアルカンタラ&テップレザーのシートが組み合わされるが、見た目も座り心地もいい。フランス車ならではの、優しく粋な仕上がりだ。

ドアからインパネに向かって流れるように輝く、アンビエントライトもいい。8色あるから、時々に合わせて気分転換できる。

そんなことで、家内共々、 208と2008、どちらも気に入った。

e-208GT。ふつうだけど、カッコいい!

でも1台に決めなければならない。難しい選択だったが、最後に残ったのは208だった。

「気軽に日々を……」という点では208が明らかに勝る。2008も合格だが、「208よりは、ちょっと肩に力が入るかもね…」という点で家内とも意見が一致。

でも、最後の決め手になったのは、「 ”ふつうだけどカッコいい!” 208の方が、私には素敵に感じる!」との家内のひと言だった。

第8回はこちら

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本は3年連続「日産サクラ」がトップ! じゃあ中国・欧州・アメリカで一番売れてるEVってなにか調べてみた
電気自動車って「お金的に」得? エンジン車と諸々の費用を比べてみた
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
more
ニュース
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
トヨタの新型モビリティでお台場周辺が一気に便利になる! 「eパレット」と「C+walk」が街全体の活性化にも貢献
ホンダがカーボンニュートラル実現に向け二輪の電動化を加速中! 欧州でネイキッドモデル「WN7」を発表
more
コラム
新型ソルテラは性能大幅アップなのに大幅値下げ! めちゃくちゃお得な内容にライバルはどうする?
そりゃ中国がEVで世界をリードできるわけだ! 日本との違うはひとえに「国策」にアリ!!
モニターもなきゃ急速充電もない……がなんの問題もない! N-ONE e:のエントリーグレードは「EVの本質」を追求したクルマだった
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
膨大なAWD開発データが「最高に気もちいい」BEVを生み出す! 「パフォーマンスE STIコンセプト」はスバルらしさを際立たせたコンセプトモデルだった【ジャパンモビリティショー2025】
黒船はBYDの軽EVだけじゃかなった! Kiaが商用バン「PV5」で日本のEV市場に殴り込み【ジャパンモビリティショー2025】
ホットハッチ大好き英国人も唸らせたホンダ「スーパーワン」! 2026年の発売を前にプロトタイプを日本初公開【ジャパンモビリティショー2025】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択