ニュース
share:

コンチネンタル・タイヤが「PremiumContact 7」(プレミアム・コンタクト・セブン)を発売、電気自動車(EV)時代を意識したプレミアムタイヤ


TEXT:TET編集部
TAG:

3つの新しいコンセプト

今回新しく導入されたいくつかのコンセプトを紹介していこう。「テーラーメード・コンストラクション」は、構造や技術をそのタイヤサイズに求められる重量や駆動方式に応じて使い分けることで、幅広い車種・車両コンセプトに対して優れたグリップ力、操縦安定性を発揮することを目指す。

「レッド・チリ・コンパウンド」は接地面に使われるゴムの素材を新開発。可能な限り幅広い温度領域で最適な性能を発揮することに成功し、まだタイヤが温まっていない走り出した瞬間から高いグリップ性能を発揮、ウォームアップ段階を経ずに快適なドライビングを提供するという。春と秋の季節の変わり目に、その恩恵が顕著であるという。

トレッドパターンにも工夫がみられる。「アダプティブ・パターン」と「マクロ・ブロック」は、同社のハイパフォーマンス・タイヤであるスポーツ・コンタクト・セブンでも採用されている定評のあるテクノロジーだ。直進時には最適な排水効果を得られ、コーナリング時には横方向のグリップ力を高めるパターンがデザインされている。安定したコーナリング性能、加速時でも安心感のある走行安定性と、ドライ路面のみならずウェット路面における優れたブレーキング性能に寄与するという。

EVのなかでもプレミアム&ハイパワーなモデルは、大容量のバッテリーを搭載し強大なトルクを発生する。絶対的なグリップレベルも要求されるし、サイドウォールやトレッドの剛性が低ければ操縦時に安心感が得られない。いっぽうで加速時のパワートレインから発生される音量が小さいため、ロードノイズやパターンノイズの低減も求められる。

マルチな才能が求められるEV用タイヤの市場は、アフターマーケットも含めこれからさらに競争が熾烈さを増すだろう。

発売サイズ一覧

※2023年4月より発売の15サイズ
※⑧は、8月より発売予定
※XLはエクストラロード

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
BEV大国の中国で販売が失速! ここ数年でPHEVのシェアが伸びていた
中国市場でファーウェイのEVが爆発的人気! ライバルを凌ぐ激安っぷりと超豪華内装のAITO M9とは
more
ニュース
レクサスが世界最大のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2024」に出展! EVコンセプトカー「LF-ZC」にインスパイアされた2作品を展示
70.5kWhの高電圧バッテリー搭載で一充電走行距離は591kmに延長! メルセデス・ベンツが新型EQAを発売
ファン待望のコンパクトモデルが「二刀流」で帰ってきた! アルファロメオ「ミラノ」改め「ジュニア」を名乗るHEV/BEVモデルを発表
more
コラム
固体電池を早くも実用化! 中国のEVセダンは競争激化で「価格も航続距離も性能も」驚異的な世界に突入していた
日産が発表した中期経営戦略! 2026年に100万台の販売増加を打ち出した「The Arc」に立ちはだかるハードル
日産は電動車シフトに突き進む! 中期経営戦略「The Arc」の中身
more
インタビュー
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
災害に強いクルマは「PHEV+SUV+4WD」! 特務機関NERVがアウトランダーPHEVを選ぶ当然の理由
more
試乗
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
誰もが感じる「ポルシェに乗っている」という感覚! ポルシェはBEVでもやっぱりスポーツカーだった
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身
more
イベント
レース前に特別に潜入! フォーミュラEに参戦する日産チームのテント内は驚きと発見が詰まっていた
日産がフォーミュラE「Tokyo E-Prix」開催前スペシャルイベントを開催! 六本木ヒルズアリーナに1夜限りのサーキットが出現
全国約30カ所を巡る! BYDが展示&試乗イベント「Hello! BYD Caravan」を開催
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択