モデル別では、「フォルクスワーゲンID.4」とそのSUVクーペの「ID.5」が193,200台でダントツのトップ。これに「ID.3」が続いた。ID.4はフォルクスワーゲンが世界戦略車と位置づけている重要なモデルで、2022年の販売は約170,000台を数える。スウェーデンではすべてのジャンルのなかで最も売れたクルマになった。
1位 | フォルクスワーゲンID.4/ID.5 | 193,200 |
2位 | フォルクスワーゲンID.3 | 76,600 |
3位 | シュコダ・エンヤク | 53,700 |
4位 | アウディQ4 e-tron | 52,800 |
5位 | アウディe-tron | 51,200 |
6位 | フォルクスワーゲンID.6 | 37,400 |
7位 | ポルシェ・タイカン | 34,800 |
8位 | クプラ・ボーン | 31,400 |
上位8モデルのうち、「アウディe-tron」と「ポルシェ・タイカン」以外は、フォルクスワーゲン・グループがEV専用プラットフォームとして開発した「モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス(MEB)」をベースとしたモデルであり、フォルクスワーゲン・グループのEV販売を牽引。これまではコンパクトカーやコンパクトSUVがメインだったが、2023年1月のCESでニューモデルの「ID.7」を展示し、今後、MEBベースのEVをアッパーミドルクラスにも拡大する。
2022年にはMEBベースのEV生産をエムデン(ドイツ)、ハノーバー(ドイツ)、チャタヌーガ(米国)の各工場に拡大し、2023年にはウォルフスブルク(ドイツ)でも生産が始まる。こうした取り組みにより、フォルクスワーゲン・グループでは2023年のEV比率を約11%、2030年までには約半分までに高めたい考えで、今後どんなニューモデルが登場するのか、目が離せない。
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