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VWグループ、2022年のEV世界販売台数は57万2100台で26%増


TEXT:生方 聡
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モデル別では、「フォルクスワーゲンID.4」とそのSUVクーペの「ID.5」が193,200台でダントツのトップ。これに「ID.3」が続いた。ID.4はフォルクスワーゲンが世界戦略車と位置づけている重要なモデルで、2022年の販売は約170,000台を数える。スウェーデンではすべてのジャンルのなかで最も売れたクルマになった。

1位 フォルクスワーゲンID.4/ID.5 193,200
2位 フォルクスワーゲンID.3 76,600
3位 シュコダ・エンヤク 53,700
4位 アウディQ4 e-tron 52,800
5位 アウディe-tron 51,200
6位 フォルクスワーゲンID.6 37,400
7位 ポルシェ・タイカン 34,800
8位 クプラ・ボーン 31,400

上位8モデルのうち、「アウディe-tron」と「ポルシェ・タイカン」以外は、フォルクスワーゲン・グループがEV専用プラットフォームとして開発した「モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス(MEB)」をベースとしたモデルであり、フォルクスワーゲン・グループのEV販売を牽引。これまではコンパクトカーやコンパクトSUVがメインだったが、2023年1月のCESでニューモデルの「ID.7」を展示し、今後、MEBベースのEVをアッパーミドルクラスにも拡大する。

2022年にはMEBベースのEV生産をエムデン(ドイツ)、ハノーバー(ドイツ)、チャタヌーガ(米国)の各工場に拡大し、2023年にはウォルフスブルク(ドイツ)でも生産が始まる。こうした取り組みにより、フォルクスワーゲン・グループでは2023年のEV比率を約11%、2030年までには約半分までに高めたい考えで、今後どんなニューモデルが登場するのか、目が離せない。



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