ご自宅のスマートハウス化に向け、「蓄電池を買うよりコスパが良い」ということでEVに興味を持つようになり、ヒョンデ アイオニック5を“動く蓄電池”として、そして移動手段としても愛用されているななみんさん。前編に続き、今回は立派なご自宅を見せていただいたので、ご紹介したい。 リフォームと併せて約10kWの太陽光パネルを設置 大きな戸建てのご自宅には、リフォームの際に家庭用としては大容量の10kWの太陽光パネルが装着されている。そこで発電した電力は、家庭の使用環境に合うようにパワーコンディショナーにより直流から交流に変換され、屋内の分電盤に送電される。また屋外のV2Hにも接続されており、クルマへの充電やクルマから自宅への放電が可能となっている。 ななみんさんは、そもそもなぜスマートハウス化をやってみようと思ったのですか? 「以前は都内の戸建てに住んでいたんです。私は元々ガジェットや家電好きで、おうちハック(自宅時間を効率的に過ごすためのノウハウ)を色々と試してみたのですが、賃貸物件だったので、例えば節電をしようとしても、できることに限界を感じていたんです。そこでリモートワークが可能になったのを機に、郊外の大きめのおうちに引っ越し、太陽光パネルを導入してスマートハウス化を実現しよう!という流れになりました」 スマートハウス化にあたり、必要となる様々な設備の仕様やスペックはどのように決めたのですか? 「重量鉄骨の一戸建てを購入し、住む前に家をリフォームしたので、その際にハウスメーカーさんと相談しながら決めていきました。担当の方から“この屋根の面積と強度があれば家庭用の最大容量である10kWの太陽光パネルを載せられますよ”とお聞きしたので、エクソルの太陽光パネルを約10kW分載せることにしました。施工にあたっては、屋根の塗り替えをするために足場を組むので、それをそのまま活用して太陽光パネルの設置工事をしてもらいました」 パワーコンディショナーはどのように決めたのですか? 「パワーコンディショナーはいくつか候補がありましたので、その中から保証期間の長いものを選択しました。というのも、パワーコンディショナーは常時作動するもので、故障の可能性があると聞いていましたので、保証期間が15年のオムロンの製品を選びました。4kWと5.5kWの2台のパワーコンディショナーを設置し、システム容量は9.5kWとなります」 「あとはHEMS(ヘムス=ホームエネルギーマネジメントシステム)という、電力の使用状況を見える化する機器を導入しました。そこまではハウスメーカーさんの取り扱い機種の中から選択し、リフォームの中で対応しました」 >>>次ページ V2HはニチコンのEVステーションをチョイス