#アサヒ衛陶
TEXT:TET 編集部
アサヒ衛陶、従量課金型のEV用充電器事業を推進……デイリーEVヘッドライン[2023.02.24]

テンフィールズファクトリーと業務提携、従量課金型システムの開発・普及を目指す 【THE 視点】アサヒ衛陶株式会社は2月17日、テンフィールズファクトリー株式会社との間で、EV用充電器に関する課金システムの共同開発と同製品の拡販に関する業務提携に合意。業務提携基本合意書と販売代理店契約を締結したと発表した。 アサヒ衛陶は、中国のEVメーカー「NIO(ニオ)」の子会社である「武汉蔚来能源有限公司と深圳市健网科技有限公司(Shenzhen Jianwang Technology Co., Ltd.)」および「深圳市鹏辉创业合伙企业(有限合伙)」による合弁会社「迅捷能源(Fast Energy:ファスト・エナジー)」が製造するEVスタンド機器等の日本市場における独占販売権を有している。 現在、日本国内でのEV用充電器は時間課金(充電時間に応じて課金される)が中心で、充電速度が遅い場合などは充電料金が割高になるケースが生じる。例えば充電時間30分の場合、料金はその時間に対して発生しており、バッテリーに実際に充電された電力は料金に関係ない。 テンフィールズは独自の技術で従量課金システムを開発。充電速度ではなく充電した電力に対して料金を支払うシステムで、アサヒ衛陶が扱う高速充電器にその課金システムを装備し、日本市場向けの機器を共同開発することになった。この機器は2023年4月1日に販売開始予定とのこと。 前述のとおり、これまでは充電速度の遅い充電器も、充電容量が小さいバッテリーなども、設定された時間で課金されてきた。しかしこの「従量課金システム」は、ガソリンの給油と同じような課金となる。例えば充電時間が30分と決められていても、料金は実際に充電された電力に対しての課金となる。実現すれば充電料金の不公平さが解消される。 筆者としては、この課金システムは合理的と思っているが、ほかの充電インフラのネットワークと連携できるかは不透明。その解決がこのシステム普及のカギとなりそうである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★三菱、スマホを活用したスマート充電の実証実験を開始……英Kaluza(カルーザ)と提携、専用アプリで充電スケジュール等と設定可能 ★★住友商事、米MP Materials(MPマテリアルズ)製レアアースの日本向け独占販売代理店に……電気モーター用永久磁石の原料「ネオジム・プラセオジム」などを供給 ★韓国LGとフォード、バッテリーセル生産の合弁会社を設立……年間生産能力は25GWh以上 ★EVモーターズジャパン、モリタホールディングスから2億円の資金を調達……消防車両用EVシャシーの共同開発で提携 ★ベントレー、本社に「ローンチクオリティセンター」と「エンジニアリングテクニカルセンター」を新設……初のEV(2026年登場予定)に向けての施設 ★ステランティス、2022年のEVの販売台数が28万8,000台……前年比41%増[詳細はこちら<click>] ★豪電池のマグニス、テスラにバッテリー用負極材を提供……2025年2月から3年間固定価格で ★東京都、マンションへのEV用充電器設置に関する無料相談会を開催……3月21日(火・祝)、ベルサール三田(東京都港区)にて ★国交省、「電気自動車等用充電機器の道路上での設置に関するガイドライン(案)」についてパブリックコメントを実施 ★「第20回 国際オートアフターマーケットEXPO 2023(IAAE2023)」開催……3月7日(火)〜9日(木)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて、EV・電動モビリティ試乗会も開催 ★NEXCO西日本、吉備SA(山陽自動車道・上下線)にEV用急速充電器を増設……合計10口の増設、6口同時給電可能な設備も ★ブレイズ、小型モビリティ「EVクラシック」が第3回「蔦屋家電+ 大賞」に入賞……1920年代の大衆車を彷彿とさせるデザインのミニカー

TAG: #THE視点 #アサヒ衛陶 #デイリーEVヘッドライン #テンフィールズファクトリー #充電器 #福田雅敏

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
more
コラム
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択