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インテリアはスポーティかつ高級
インテリアには大型のOLEDセンタータッチスクリーンに加え、ドライバーとパッセンジャー前面にも小型のディスプレイを配置。減光機能の付くインテリジェントガラスルーフや23スピーカー・2160WのKEFサウンドシステムなどラグジュアリーカーならではの装備も充実する。
異種素材の組み合わせもインテリアの魅力で、物理スイッチ類にはジュエリーグレードと呼ばれる高品質のステンレススチールを使用。カーボンファイバー製のパネルは独自のサティーン織りで仕上げられ、スポーティななかにも高級感を醸し出す。さらに、シートの素材にはナッパレザーに加え、オプションでファッションアイテムの繊維を再利用したリファイバーテキスタイルも用意される。
なお、本国に設定のあるドアミラーを廃したカメラによる側方確認システムが日本でも選択できるかは現状不明。国内でのデリバリー開始時期や販売価格は年内に公表予定となっているが、参考までにデビュー時点の英国価格はエレトレSが10万4500ポンド(約1897万円)、エレトレRが12万ポンド(約2178万円)となる。
往年のファンには「エラン」や「エリーゼ」といったライトウェイトスポーツのイメージが強いロータスだが、電動化時代にはフロア下に大容量のバッテリーを積めるSUVが本命となるのは自明の理。こうした大胆なイメージチェンジを実行できるのは、やはり2017年から親会社となった中国「ジーリー」の力が大きいだろう。バックヤードビルダー的なイメージが残るロータスが、今後は電動ハイパーカーの老舗ブランドとして大きく成長していくことになりそうだ。
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