EVシフトはまだまだ加速中
2026年上半期における世界のEV販売動向が判明しました。EVシフト減速といわれるなか、世界ではどれほどEVシフトが進んでいるのか? 2026年後半に注目すべき最新EVなどを含めて、最新動向を分析します。
まず、最新のデータが判明した2026年4月単体における、世界全体でのBEVとPHEVの販売台数の合計は161.5万台を突破しました。前年同月比で+9%という販売増加率であり、着実な成長が見て取れます。とくにPHEVは前年同月比ー9%と、中国市場におけるPHEVの需要減速によってマイナス成長だったものの、BEVは+19%と成長しました。
新車販売全体に占めるBEVとPHEVの合計シェア率は24%に到達しました。世界の新車販売の4台に1台がBEVかPHEVになった計算です。BEV単体は17%であり、6台に1台がBEVだった計算になります。
ちなみに2026年の最初の4カ月平均について、BEVとPHEVの合計シェア率は21%、BEVシェア率が15%でしたが、PHEVを差し引いたハイブリッド車の販売シェア率も15%と拮抗しています。日本国内ではハイブリッド車のシェア率が圧倒的ですが、世界全体ではハイブリッド車と同じ規模でBEVが売れているのです。

ここで注目すべきは、マーケット別におけるEV販売(BEV+PHEV)の成長率という観点です。まずEV税制優遇措置の終了に伴いEV販売が減速しているアメリカと中国を除くと、EVシェア率は前年比+50%、BEVは前年比+63%と急速にEVシフトが進んでいます。さらに、
欧州全体:前年比+35%、BEVは+42%、BEVシェア率は23%
イタリア:BEV販売台数は前年比+99%
韓国:BEV販売台数は前年比+160%、BEVシェア率は24%
オーストラリア:BEV販売台数は前年比+157%、BEVシェア率は16%
ベトナム:BEV販売台数は前年比3倍、BEVシェア率は43%
インドネシアとマレーシア:BEV販売台数は前年比2倍、とくにインドネシアのBEVシェア率は20%に接近
このように、米中のEV成長率が鈍化しているため世界全体平均のEVシフトは鈍化傾向のように見えるものの、それ以外の欧州やグローバルサウスを中心とする国々では軒並みEVシフトが加速しているのです。
次に、人気車種の販売動向を確認しましょう。
まず2026年4月単体におけるBEVとPHEVの人気車種ランキングトップ20を見てみると、トップからテスラ・モデルY、ジーリー Xingyuan、BYD Songシリーズ、BYD Atto 2、シャオミ SU7が上位にランクインしています。やはりテスラとBYDが人気EVランキングで上位を席巻している様子。なかでもBYDは9車種もランクインしており、第二世代ブレードバッテリーの生産が拡大することで、2026年後半のさらなる人気車種増加にも期待できるでしょう。

さらにシャオミ SU7は3月中に初のモデルチェンジを実施して販売台数を急拡大中です。シャオミは2027年中に欧州をはじめとする海外マーケットへの参入を表明しており、2027年以降の更なる躍進にも大いに期待できるでしょう。















































