電動車ならではの高いパフォーマンスを披露
それでも、野島選手の師匠である山野選手は2025年の全日本ジムカーナ選手権で通算146勝をマークし、25回目のチャンピオンに輝いた伝説的なドライバーであり、そのコーチを受けてきた野島選手は抜群のスピードを披露。「第1ヒートはフロントのグリップがよすぎて、ハンドルを切ると巻き込んでしまうような状態でした。アタフタしたし、最初の180度ターンで大きなミスをしていたんですけど、その後は冷静に走れました。タイム的には想定以上でしたね」と語るように、第1ヒートで唯一の1分20秒台をマークし、トップで前半戦を終えていた。
野島選手は第2ヒートでも自己ベストタイムを更新したが、ホンダ・シビックを駆る折茂紀彦選手に躱されて僅差の2位に惜敗。それでもMINI JCW Eのデビュー戦で表彰台を獲得するという順調なリザルトで開幕戦を終了した。
「第2ヒートはオーバーステアになることを加味して走っていたんですけど、ドリフト走行みたいな感じになってしまって詰めきれませんでした」と悔しさを滲ませる野島選手だが、その一方で「タイヤやホイールの組み合わせを試したいですし、全日本選手権に合わせてオーリンズ製のダンパーを装着しているんですけど、足まわりに関してもまだセッティングが出ていないので、そこを進めていきたいと思います」とのことだ。
今大会の舞台、筑波サーキット・コース1000は全体的にハイスピードコースとなっていたことから「スピードレンジが高いので、シビックなどのガソリン車が伸びてくると思っていました。そういった意味ではEVは不利だと思っていたなか、僅差に迫ることができたので手応えはありました。可能性を感じますね」と野島選手。その言葉どおり、EVが得意とするストップ&ゴーのパイロンコースでは、野島選手×MINI JCW Eが抜群の加速性能を武器に好タイムを連発する可能性が高いだけに、今後もその動向に注目したい。
なお、全日本ジムカーナ選手権では、PEクラスに日産リーフが参戦するほか、4輪駆動のB・SC車両で争われるBC3クラスでもテスラ・モデル3が参戦するなどBEVが活躍しているだけに、目の離せないシリーズとなっている。








































































