EVヘッドライン
share:

日産のチャンピオンで話題のフォーミュラEはシャシーもバッテリーも基本は同じってマジ!? 参戦メーカーによる違いはドコに生まれるのか?


TEXT:桃田健史

日産も2030年まで参戦を表明

昨年に引き続き今年の東京大会も大盛り上がりだったフォーミュラe。マシンはほとんどワンメイクだが、一部は参戦メーカー各社のノウハウが取り入れられている。

フォーミュラEは、「EVのF1」とも称される世界最高峰のEVレース。歴史は2014年からと浅いが、近年は若い世代を中心にテレビ視聴率や観客動員数が着実に増加しており、次世代モータースポーツとして注目されている。日産はシーズン5(2018/2019)から参戦しており、今シーズンは前半戦から好調で、5月に開催された東京E-Prixでもダブルヘッダーの日曜決勝でローランド選手が優勝している。

現時点で、日産は経営立て直しで極めて厳しい状況にあるが、次世代事業の柱になるEVについては、量産車開発へのフィードバックやグローバルにおけるEV関連プロモーションのため、2030年までフォーミュラE参戦を続けると表明している。

では、フォーミュラEとはどんなマシンなのか?

2014年にGEN1(第一世代)として始まり、今シーズンは第三世代の改良版であるGEN3EVOを採用している。ボディ寸法は、全長5020mm×全幅1023.4mm×全高1700mm、ホイールベースは2970.5mm。車両重量はドライバーを含めて859kg。最大出力は350kWで、最大回生エネルギーは600kWの四輪駆動。最高速度は時速322kmで、加速性能は停止状態から時速60マイル(96km)が1.82秒だ。

四輪駆動は予選の一部、決勝スタート、そしてフォーミュラE独特のルールであるアタックモードで作動する。それ以外はリヤ駆動(最大出力300kW)となる。

基本的にシャシーと駆動用バッテリーはワンメイク。その上で、モーター、制御システム、さらにこうしたパワートレインの搭載に関係するリヤサスペンションの一部などをチーム独自に開発できる。パワートレインのサプライヤーは6社。日産、ドイツのポルシェ、英国のジャガー、米欧の合弁ブランドをもつステランティス、インドのマヒンドラ、そして米日独が融合しているローラ・ヤマハである。

また、フォーミュラE主催者によれば、次の次のシリーズとなるシリーズ13(2026/2027)から第四世代・GEN4を投入することが確定している。GEN4はボディサイズがGEN3EVOと比べてひとまわり大きくなり、またプラクティスから決勝まで常に四輪駆動となる。パフォーマンス全般は、F1とF2(スーパーフォーミュラ)の中間程度を狙う。

さらに高性能化するフォーミュラE。ぜひとも日本人選手にレギュラー参戦してほしいものだ。

桃田健史

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
BMWの新型EV「iX3」の驚くべき競争力! ライバル比較で死角なし!!
中国BYDが超売れ筋の「スライドドア×スーパーハイト」軽自動車にEVで殴り込み! その名も「ラッコ」ってどんなクルマ?
3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは
more
ニュース
EVもHEVと同じ790万円から買える! 8代目新型ESが「レクサス次世代電動車」の先陣を切る
1万100Nmの暴力的パワーと260万針の贅沢! ロールス・ロイス最高峰EVの「スペクター」が「シリーズII」に進化した
日産のビッグネーム「プリメーラ」がEVセダンとして復活! 「ナバラPHEV」と同時発表も詳細は謎だらけ
more
コラム
中国で話題になった「EV墓場」はひとごとじゃない! 役目を終えた「EVのバッテリー」対策をいまから真剣に考える必要アリ
「EV」「BEV」「PHEV」「FCEV」「ZEV」「NEV」って……EVだらけだけど何がどう違う? 電動車全盛のいま覚えておきたい「○○EV」の意味
普通のタイヤも履けないわけじゃないけどEVには「専用タイヤ」が重要なワケ
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択