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オーナーだからわかる新型のマルとバツ! 納車された新型を旧型モデルYと細部まで比べてみた【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その6】


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:琴條孝詩/テスラ/TET編集部
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新型モデルYはインテリアもいい感じ

納車の日。駐車場に停められた数多くの納車待ちのテスラのなかで、我が新型モデルY(ジュニパー)を見つけた瞬間、まず目に入ったのが、窓越しに白く浮かぶ内装だった。思わず「カッコイィ〜」と、心の声が響く。

<内装の第一印象はイルミネーション?>

外装と装備品チェックという納車儀式をひと通り終えて、いよいよドアオープン。最初に目に飛び込んできたのは、助手席側からフロントダッシュパネルへとスーッと伸びる青いイルミネーションライトだ。テスラ的には「アクセントライト」と呼ぶらしいが、これが運転席側ドアまでつながっていて、視界の端っこでじわっと光るたびに気もちを煽ってくる。もちろん、このイルミネーション自体には大それた機能はなくて、デフォルトでは音楽と同期してピカピカさせるくらいの“飾り”にすぎない。本気で機能をもたせようとするとサードパーティ製アクセサリーの出番になるわけだが、そのあたりの沼話は、また別の回でゆっくり触れることにしよう。

テスラ・モデルYのイルミネーション

高ぶった気もちを抑えつつ、まずは運転席へ腰を下ろす。シートの座り心地は旧モデルYとほぼ同じで、いい意味で「いつものテスラ」。固すぎず柔らかすぎず、長距離でも体が変に沈み込まない、あの感じがそのまま残っている。旧型では黒いボディに合わせたくてワインレッドのヴィーガンレザー・シートカバーをわざわざ被せていたのだが、今回はカバーを封印。というのも、新型はシートに夏用のファン(ベンチレーション)が仕込まれているので、対応カバーはあるとはいえ、せっかくの白い内装にさらに布1枚かぶせるのは、なんだかこちらがシートに失礼な気がしてきたからだ。「ここまで白くしてくれたのだから、ありのままを楽しみます」と襟を正したくなる。

テスラ・モデルYのシート

<レバーが消えた運転席!?>

そうしてハンドルに手を添えたとき「あれ、右のレバーがない」。旧モデルYではおなじみだった右側のシフトレバーがきれいさっぱり消え去り、左側のウインカーレバーだけが残されている。しかもこのレバー、旧型で担っていたワイパーやハイビームのスイッチ機能を見事に剥奪されていて、本当にウインカー専用。人によっては「チープになった」というかもしれないが、実際に触ってみると、個人的にはまったく気にならないどころか、「必要な役割だけを残しました」という割り切りがむしろ清々しい。

ご存じの方も多いと思うが、テスラは新型モデル3で一度、左右ともにレバーを撤廃してしまい、ウインカー操作をステアリングスポークのタッチ式ボタンに振り切ったことがある。ところがこの決断が世界中で大ブーイングを浴びた。だからなのか、新型モデルYでは「じゃあウインカーだけでもレバーに戻しておこう」という、ある意味現実的な落としどころに戻ってきたわけだ。私としては「操作しやすければそれでいい」というシンプルな結論に落ち着いている。

テスラ・モデルYのウインカーレバー

で、行き場をなくしたワイパーやハイビームのスイッチはステアリング左スポークにあるボタンに移された。旧型にもあったクルクルと上下にまわすスクロールボタンはオーディオのボリューム調整用。これは長押しすることで複数の機能を割り当てることができる。風量調整、ハンドルヒーターのオンオフなど、わりと生活感のある機能が選べるのだが、旧型とは割り当ての候補が微妙に変わっていて、慣れたつもりで操作すると一瞬「あれ?」となるのは仕方ないところ。

右側スポークには、かつて右シフトレバーに集約されていたオートパイロットやオートクルーズコントロール系の操作がスクロールボタンに移植され、加えてカメラと音声コマンドのスイッチが付いた。物理レバーが消えたおかげで右手を動かすことなく、指先で操作ができるようになった。

ではシフトレバーがなくなった状態で、どうやって「D」に入れるのか。これは事前にネットでしっかり予習したので納車直後でも慌てずにスクリーンで「D」を選択する。シフトチェンジは天井前部のオーバーヘッドコンソールでも可能だ。そこには「P」「R」「N」「D」とハザードランプのスイッチが並ぶ。万一スクリーンが不具合を起こしても頭上で操作できるので安心だ。

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