コラム
share:

ガチのあるある話! 電欠寸前で急速充電器にたどり着いたら故障してた……どうするのが正解?


TEXT:御堀直嗣 PHOTO:TET 編集部/写真AC
TAG:

エラーが出たらイグニッションがオフになっているか確認を

急速充電器の故障とは別に、操作をしたらエラーが出たということは、ときに起こることがある。これは、充電器の不具合ではなく、操作の間違いや手順の違いなどで起こりやすい。

間違えやすいのは、充電を急ぐあまり、クルマのイグニッションを切らずに充電器の操作をしてしまうことだ。エンジン車と違ってアイドリング音がないため、停車してシフトをパーキング(P)に入れ、そのままクルマを降りてしまうことが起こりえる。そして充電操作をするとエラーが出る。

ここで慌てず、まずはイグニッションを切っているかどうか確認しよう。

充電のイメージ

また、コネクターをクルマに差し込んでいたら、一旦抜いて急速充電器に戻し、最初から手順をやり直す。そうすれば、問題なく充電が開始されるはずだ。

それでも充電器側のリセットが遅く、時間がかかってなかなか最初の段取りに戻れない場合は、もし、複数台の充電器が設置されている場所であれば、隣の充電器に移動し、イグニッションを切り、充電の段取りをすると手際よく充電を開始することができる。そうしている間に、はじめに操作した充電器も振り出しに戻っているだろう。

経路充電の場合、急速充電器で急いで継ぎ足したいとの思いから、うっかり操作手順を間違えたり、それによって起こる不測の事態に慌てたりしてしまい、途方に暮れかねない。

充電器の故障を含め、エラー表示が出たときもまずはひと呼吸し、トイレへ行くなり一服して気もちを落ち着かせ、先に紹介した経験談を踏まえた対処法、緊急連絡先へ電話をするとか、イグニッションを切ったかどうかを再確認するとか、多少でも電気の残りがあれば近隣の充電器を検索するなど、手の施しようはあるので、自分を落ち着かせることが第一だ。

充電のイメージ

それらを踏まえてなお充電できない状況であれば、JAFや損害保険会社の支援サービスなどを使って助けてもらうしかないだろう。

改めて、充電残量が20%を切ったら充電することを考える習慣を身に着けることだ。まだ大丈夫だろうと思っても、もしその先が登り坂であれば、電力消費は急に増えてしまう。いまのカーナビゲーションや道路地図では、一般に高低差が考慮されていないので、思わぬ落とし穴があるかもしれない。

また、急速充電器の運休情報を事前確認しておくことも、経路充電の予定の参考になり、安心材料になる。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
南房総エリアの入口拠点に高速道路初の従量課金制ハイパーチャージャーを設置!  「ハイウェイオアシス富楽里」に150kW級の超急速充電ステーションがオープン
EVからEVに急速充電で可能性は無限大! 「V2V」を実現する移動式急速充電車「MESTA Pro」が誕生
日本初のEVマイクロバスとEV大型観光バスがついに姿を見せた! EVモーターズ・ジャパン「V8-Micro Bus」と「F8-Coach」がバステクで初公開
more
コラム
いずれEV時代がくるならモータースポーツも全部EVになる? 現時点では「荒唐無稽」といわざるを得ないワケ
これがトヨタの本気だぜ! 新型bZ4Xの日本導入が待ち遠しい!!
EV時代は変速機が不要になるからトランスミッションメーカーが危ない……は間違い! EV時代に重要になる「精密な歯車」の技術
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択