2025年9月から量産開始予定 先行注文者に優先納車
広島県のベンチャー企業「KGモーターズ」が開発を進めてきたEVのひとり乗り超小型モビリティ。2024年1月の試作1台目完成披露では、どちらが頭かわからぬ奇想天外な前後対称デザインで強烈なインパクトを残した。続く5月には2025年の量産販売開始に向けて車両の正式名称を「mibot(ミボット)」とすることが発表され、着実に販売に向けて前進していることをアピールしてきた。
そのmibotについて、KGモーターズから具体的な販売スケジュールが発表された。それによると、量産開始は2025年9月を予定し、2024年8月からは先行注文受付を公式サイト上で開始するとのことだ。納車はこの先行注文者から順次開始していくとしているから、Youtubeで開発工程を見守っていたファンは、この先行注文に殺到することが予想される。
それでは具体的なスケジュールが判明したところで、mibotの寸法と特徴をおさらいしておこう。
■KGモーターズ「mibot(ミボット)」※開発中スペック
全長:2490mm
全幅:1130mm
全高:1465mm
最大積載量:45kg
航続距離:100km
登坂性能:23%勾配(13度)
最高速度:60km/h
充電AC100V:5時間
乗車定員:1名
■mibotの主な特徴
• デザイン: レトロでどこか懐かしいデザインと、前後対称の近未来的なスタイル
• 安全性: 小型で軽量ボディながら、独自の技術で高い安全基準を確保
• 快適性: ドア・エアコン付きで快適に利用できる
• 経済性: 維持コストが低く、日常の移動が経済的に負担なく楽しめる
• 環境性能: 小型で軽量のため、エネルギー効率が高く環境に優しいモビリティ
広島と東京で実車展示イベント
そしてこのmibotの先行注文受付に先立って、広島T-SITEと東京の二子玉川にある蔦谷家電+で実車の展示イベントが行われることが決まった。イベントでは実車展示に加えて、広島を代表するクリエイター、IC4DESIGNのカミガキヒロフミ氏によるイラスト「mibotが走る未来の街」も展示される。mibotをはじめとする超小型モビリティから大型車両まで、多様なモビリティが共存する豊かな都市風景が表現されたこのイラスト、実車とともにぜひ注目いただきたい。
ひとり乗りのEV超小型モビリティというジャンル自体はまだまだ希少カテゴリーではあるものの、EVの特性を活かしたジャンルであることは間違いない。デザイン性の高さが売りのひとつでもあるmibotのようなクルマが街に溢れたら、街が華やぎ活気にあふれるだろう。そんな未来を思い浮かべながらも、現実的にmibotを先行注文前に品定めしたいという向きには、この絶好の機会を逃す手はない。ぜひ会場に足を向けてもらいたい。
<広島展示イベント概要>
期間:2024年7月5日(金) – 7月7日(日)
時間:10:00 – 18:00
場所:広島T-SITE 1号館1F プロムナード
住所:広島県広島市西区扇2丁目1-45
<東京展示イベント概要>
期間:2024年7月10日(水) – 8月31日(土)
時間:10:00 – 20:00
場所:蔦屋家電+
住所:東京都世田谷区玉川1丁目14-1
二子玉川ライズS.C. テラスマーケット二子玉川 蔦屋家電1F