ヒョンデは9月27日、11月に発売を予定しているバッテリー電気自動車(BEV)の「コナ」の予約受付を開始した。
4グレード展開で予定価格は400万円から
発表された日本でのグレードと予定価格帯(税込)は以下の通りだ。
Casual:400万円~420万円
Voyage:450万円~470万円
Lounge:480万円~499万円
Lounge two-tone:480万円~499万円
1-2ヶ月後の発売予定にもかかわらず「予定価格帯」としているのは、円相場の動きを警戒したものだろう。今後の「確定」価格発表を待ちたい。
仮にCasualグレードが400万円だった場合、コナは給電機能(V2H/V2L)を有し、国からは65万円の補助金が見込めるため、実質335万円で購入可能になるだろう。
東京都民の場合は、都からさらに45万円の補助金が期待できるので290万円になる。自宅に太陽光発電設備がある場合はさらに30万円がプラスされ、合計140万円も安くなり、260万円で購入できる可能性がある。
ボディカラーは落ち着いた色のモノトーンが6色、ツートーンのみビビッドな黄色や赤が選択できる。
駆動方式はフロントにモーターを搭載したFWD(前輪駆動)のみだ。
バッテリーは2種類
Casualは48.6kWh、その他のグレードには64.8kWhの容量を持つバッテリーが搭載される。
一充電走行距離の発表はなかったが、同じくヒョンデのBEVであるアイオニック5の数値(※)を参考にすると、おそらく48.6kWhは415-440kmほど、64.8kWhは550-580kmほどと推測できる。
Casualとその他グレードの価格差は50万円だ。プラス100kmの「航続距離」という安心を50万円で入手できる。
※:アイオニック5もバッテリー容量が2種類あり、一充電走行距離をバッテリー容量で割ると、いずれも電費は約8.5km/kWhになる。コナはアイオニック5よりも200kgほど軽いので、多少の上振れを考慮して推計した。