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フォルクスワーゲン、電気自動車(EV)ID.7の上級モデル「GTX」をティザー公開、9月の独IAAモビリティで正式発表


TEXT:岩尾 信哉
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GTX独自の内外装メニュー

ID.7のGTXに話題に戻すと、ティザー画像などからはID.4とID.5と同様に、赤と黒を基調とするカラ―設定が与えられるようだ。ID.7が標準装備とする大型ガラスパノラマルーフをブラックに仕立て、レッドのボディと組み合わせた2トーンカラーをまとうと予想される。インテリアは未公開ながら、他のGTX仕様と同様に、ステアリングホイールなどに赤いステッチが施される可能性が高い。

ID.7のGTXが標準仕様と異なるのは、駆動方式を後輪駆動から前軸にモーターを追加した4WDとすることだ(前輪用モーターのスペックは未公表)。自社製のソフトウェアを開発して、快適性とスポーツ性をバランスさせた車両制御を実現するとしている。

加速する世界でのEV販売拡大

フォルクスワーゲンは2026年までに10車種のEVモデルを導入するとされ、ID.7はID.4とともに世界戦略車のひとつと位置づけられる。ID.7は欧州/北米市場向けに、当初はドイツのフォルクスワーゲン・エムデン工場で生産を実施する。

欧州市場での動きを見ると、2023年に入って4月末に改良を受けたID.3を発表、さらに大型ミニバンであるID.Buzzのロングホイールベース仕様の導入を予定している。2026年には新型の電動SUVやコンパクトカーのID.2の量産型の発表が控えており、北米市場でも、ID.4に続き、2023年からID.Buzzの販売を開始、ID.7も2024年に発売予定とのことだ。

2030年での欧州での電動車のシェアを80%、2033年には電動車のみを生産すると公表しているフォルクスワーゲンの勢いは止まりそうにない。

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