イベント
share:

電気自動車の商用車「フォロフライ」EV F1 VANを試乗


TEXT:栁 蒼太 PHOTO:栁 蒼太
TAG:

話題は変わるが、ADASも装備されている。システムとしては、丸紅オートモーティブが取り扱うmobileyeが搭載されており、ダッシュボード上部に、車線逸脱警告や制限速度表示などを担う丸型の小さなディスプレイが搭載されていた。なお、これらのシステムは運転に介入せず、あくまでもドライバーへの警告に留まるものとなっている。

荷室は開口部が広く開き、積載性能は十分に担保しているように思えた。中に人が乗って、荷物を整理するとなっても十分なスペースがあるので、対応可能だろう。

加速は軽快、減速はフットブレーキでしっかり踏み込む

走り始めると、軽快な加速が味わえた。もちろん、今回の試乗では積載が何もなかったため、そのような感覚だったのかもしれないが、積載量が多くても十分な加速が出来ると思えた。また、減速は、回生ブレーキの効きは弱く、機械式ブレーキがメインで行われていた。EVの回生ブレーキによってアクセルオフで減速をする感覚が馴染んでいると驚いてしまうかもしれない。

ブレーキペダルには多めに踏み込まないとしっかりと減速しない感覚もあった。

ステアリングも問題なく、軽々と動いていたが、気になるポイントがあるとすれば、ハンドルを切るたびに、ウイーンというインバーターがモーターを励磁するときのような独特な音(パワステの音だと思われる)が大きく鳴っていたのが気になった。

導入進むEVバン

昨年、物流会社のSBSホールディングスが、EV VAN F1を日本へ最大1万台導入することを発表しており、その導入は、間もなく始まるとされている。担当者によると物流のみならず、観光の利用でも注目を集めているようだ。

 

フォロフライ(folofly)EV F1 VAN

全長×全幅×全高:4,500mm×1,680mm×1,985mm
車両重量:1,480kg
最大積載量:950kg
乗車定員:2人
最高出力/最大トルク:60kW/200Nm
バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン・バッテリー(CATL製LFP)
バッテリー容量:42kWh
最大航続距離:300km
充電時間:急速=1.5時間、普通充電=6.5~13時間
TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本は3年連続「日産サクラ」がトップ! じゃあ中国・欧州・アメリカで一番売れてるEVってなにか調べてみた
電気自動車って「お金的に」得? エンジン車と諸々の費用を比べてみた
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
more
ニュース
「BEVですか?」→「マルチパスウェイです」を徹底するトヨタ! EVにこだわらない姿勢で今後も世界で支持される予感がビンビンに伝わってきた【ジャパンモビリティショー2025】
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
トヨタの新型モビリティでお台場周辺が一気に便利になる! 「eパレット」と「C+walk」が街全体の活性化にも貢献
more
コラム
「スゲーEVっていうけど中国の話でしょ?」と思ったら日本導入も十分ある! 「Zeekr001」のコスパと性能が恐ろしすぎる
EVが注目され始めたころに出てきた「レンジエクステンダー」! その後全然登場しないけどどうなった?
テスラはOKでもアフィーラは「ネット直販NG」ってどういうこと? ソニーホンダがカリフォルニアで訴えられたウラ事情
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
見どころはスーパーワンプロトタイプだけじゃない! 全メーカー中でもっともモビリティショーしていたホンダは陸・海・空に加えて宇宙にも進出か【ジャパンモビリティショー2025】
スーパーオートバックスかしわ沼南に90台のEVとオーナーが集合してゆる〜く懇親! 「EV MEET 2025 AUTUMN」を開催
EVらしさをなるべく廃したスタイリングで乗り換えを自然に! スズキが軽EVコンセプトカー「Vision e-Sky」で考えたのはEVであることを気づかれないことだった【ジャパンモビリティショー2025】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択