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話題は変わるが、ADASも装備されている。システムとしては、丸紅オートモーティブが取り扱うmobileyeが搭載されており、ダッシュボード上部に、車線逸脱警告や制限速度表示などを担う丸型の小さなディスプレイが搭載されていた。なお、これらのシステムは運転に介入せず、あくまでもドライバーへの警告に留まるものとなっている。
荷室は開口部が広く開き、積載性能は十分に担保しているように思えた。中に人が乗って、荷物を整理するとなっても十分なスペースがあるので、対応可能だろう。
加速は軽快、減速はフットブレーキでしっかり踏み込む
走り始めると、軽快な加速が味わえた。もちろん、今回の試乗では積載が何もなかったため、そのような感覚だったのかもしれないが、積載量が多くても十分な加速が出来ると思えた。また、減速は、回生ブレーキの効きは弱く、機械式ブレーキがメインで行われていた。EVの回生ブレーキによってアクセルオフで減速をする感覚が馴染んでいると驚いてしまうかもしれない。
ブレーキペダルには多めに踏み込まないとしっかりと減速しない感覚もあった。
ステアリングも問題なく、軽々と動いていたが、気になるポイントがあるとすれば、ハンドルを切るたびに、ウイーンというインバーターがモーターを励磁するときのような独特な音(パワステの音だと思われる)が大きく鳴っていたのが気になった。
導入進むEVバン
昨年、物流会社のSBSホールディングスが、EV VAN F1を日本へ最大1万台導入することを発表しており、その導入は、間もなく始まるとされている。担当者によると物流のみならず、観光の利用でも注目を集めているようだ。
フォロフライ(folofly)EV F1 VAN
全長×全幅×全高:4,500mm×1,680mm×1,985mm
車両重量:1,480kg
最大積載量:950kg
乗車定員:2人
最高出力/最大トルク:60kW/200Nm
バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン・バッテリー(CATL製LFP)
バッテリー容量:42kWh
最大航続距離:300km
充電時間:急速=1.5時間、普通充電=6.5~13時間
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