EVブランドへと変貌を遂げていくMINI
クーパーSEコンバーチブルに搭載されるEVパワートレインは、クーパーSE同様、最高出力135kW(184ps)の電気モーター、32.6kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、0-100km/h加速は8.2秒、航続距離は201km(WLTP)を達成する。
なお、30km/h以下であれば走行中でも開閉が可能なユニオンジャック柄の電動開閉式ソフトトップを採用することや、160Lのラゲッジルーム容量は内燃機関を搭載するミニコンバーチブルと共通で、EV化に伴い実用性が低下していないことがアピールされている。
クーパーSEコンバーチブルは欧州向けの限定車ということで日本導入は望めないものの、今後のEV需要の高まりに応じて、今後欧州のみならず、その他の地域においてもミニのEVラインナップが充実していくことは期待できる。
ミニは1月、英オックスフォード工場の自動車生産110周年(設立時はモーリスの工場)を迎えるアニバーサリーイヤーとなる2023年に、新型のEVを2車種公開することを明らかにした。BMWグループの戦略によると、ミニは2027年までにグローバルのEVシェアを50%にまで引き上げる方針だ。
となると今後はEV主体のラインナップに置き換わっていくのは必然の流れで、次期ミニはEV化を前提とした設計になると言われている。日本市場ではまだミニのEVは発売されていないものの、数年内に急速にEVのラインナップが増えていくとみられる。
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