#MX-30
TEXT:福田 雅敏
「マツダ MX-30 e-SKYACTIV R-EV」日本初公開……現役EV開発エンジニアが「オートモビルカウンシル2023」で見た旧技術と新技術の行き先[THE視点]

「クルマを超えて、クルマを愉しむ」展示会、「AUTOMOBILE COUNCIL 2023(オートモビル カウンシル 2023)」 (主催:AUTOMOBILE COUNCIL 実行委員会)が4月14日~16日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された。 今回はその中でも、異色と思われるEVにフォーカスしレポートをお届けする。オートモービルカウンシルと言うと、ヘリテイジカーなどがメインのイベントに思えるが、今年は少し様子が異なっていた。EVの展示も多かったのだ。 旧世代技術の内燃機と新世代技術の電機を融合したロータリーエンジン車の未来型 その中でひときわ目立っていたのが、日本初公開となった新開発のロータリーエンジン搭載のマツダ「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」だ。展示車は、1月13日のブリュッセルモーターショー(ベルギー)で初公開された欧州仕様(左ハンドル)の特別限定車「MX-30 e-SKYACTIV R-EV Edition R」である。 先に発売されている「MX-30 EV」との違いについてマツダは、「MX-30の基本的な提供価値はそのままに、バッテリーEVとしての使い方を拡張した」と説明した。

TAG: #MX-30 #THE視点 #オートモビルカウンシル
TEXT:TET 編集部
EVを含む次世代自動車の試乗会を横浜市が開催……デイリーEVヘッドライン[2023.02.08]

メーカーの垣根を超えた次世代自動車の試乗会を横浜市が企画 【THE 視点】横浜市は、EVをはじめとした次世代自動車の試乗イベント「Zero Carbon Yokohama 次世代自動車試乗会 in みなとみらい」を開催する。  同市は「横浜市地球温暖化対策実行計画」に基づき、温室効果ガス排出削減を進めるため次世代自動車の普及を促進している。その一環として各自動車メーカー・販売店と連携協定を締結。その第2弾のイベントとして開催する。  試乗車は「トヨタbZ4X」「トヨタ・ミライ」「日産サクラ」「ホンダe:」「マツダMX-30 EV MODEL」「CX-60 PHEV」「三菱eKクロスEV」「アウトランダーPHEV」「ヒョンデ・アイオニック5」の9車種。  これだけの車両が一度に展示・試乗できるのはなかなかないだけに、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。「EVなどの次世代自動車が欲しいがどれにしようか悩んでいる」という購入検討者には大変良い機会であるはず。昨日の「THE視点」でも触れたが、やはり実車を見て乗って、スタッフから話を聞きたいと思う人も多いのではないだろうか。  例えば試乗会で販売店のスタッフと話ができれば、その流れでディーラーにも行きやすいはず。こういった試乗会はぜひ全国規模で開催してほしいものである。  ちなみに横浜市は次世代自動車の普及促進に力を入れていて、燃料電池車購入やEV用充電設備導入の補助金などを用意している。  このようなイベントは、開催する横浜市をはじめ展示車を提供する地元ディーラー、ユーザーそれぞれにメリットがあると感じる。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★BMW、メキシコに8億ユーロを投資……現地で高電圧バッテリーアセンブリーを生産 ・BMW、ライプツィヒ工場でバッテリーセルのコーティングラインを稼働……高電圧バッテリーの生産を強化[詳細はこちら<click>] ・マツダ、自動車用モーター可変界磁技術の開発で「NEDO省エネルギー技術開発賞」を受賞……モーターの実用域の効率改善と回生量を増加、今後EVにも技術を適用 ・ルノー・グループと日産、欧州で両社販売店における充電インフラの共同整備を検討……使用済みバッテリーと生産廃棄物のリサイクルについても共通パートナーを選定 ・東レ、韓国でPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂「トレリナ™」の生産能力を年産5,000トンに増設……EVの電装部品に使用する素材 ・アウディ、IT系人材400人を新規雇用……eモビリティのソフトウェア開発を強化

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TEXT:生方 聡
マツダ、ロータリーエンジンで発電するPHEV「MX-30 e-スカイアクティブ R-EV」をワールドプレミア

マツダは1月13日、ベルギーで開催中のブリュッセル・モーターショーで、ロータリーエンジンを発電に利用するプラグインハイブリッド・モデルの「MX-30 e-スカイアクティブ R-EV」を初公開した。 マツダのコンパクトSUV「MX-30」には、マイルドハイブリッド・モデルと、バッテリーEV(BEV)の「MX-30 EV」が用意されている。今回初公開された第3のMX-30は、「8C」型と呼ばれる新たに開発した830cc のロータリーエンジンを発電に用い、駆動を電気モーターで行うシリーズハイブリッド・システムを採用。MX-30 EVが35.5kWhの駆動用バッテリーを搭載するのに対して、「MX-30 e-スカイアクティブ R-EV」は駆動用バッテリーを17.8kWhに減らす一方、50Lの燃料タンクを追加している。 モーターはMX-30 EVとは異なる仕様で、発電機とロータリーエンジンを同軸上に配置したコンパクトなパワートレインは、ボンネット下に収められる。電動駆動ユニットはFUKUTA電機(富田電機)が手がけた。 バッテリーの電力だけで最大85kmのEV走行が可能(「EVモード」を選択した場合)。一方、「ノーマルモード」では必要に応じてロータリーエンジンを使って発電することで、バッテリー残量を気にすることなく、ロングドライブが楽しめる。 外部充電は普通充電、急速充電ともに可能。一方、1500Wの給電機能が搭載される。給電使用などに備えて走行中に充電を行う「チャージモード」も用意される。 MX-30 e-スカイアクティブ R-EVをベースとした特別仕様車の「エディションR」も登場。黒基調の内外装を特徴とし、「マツダR360クーペ」のルーフ色を復刻したマルーンルージュメタリックが施されたルーフアーチがアクセントになっている。さらに、フロアマットやシートのヘッドレストにローターがモチーフのバッジやエンボス加工をあしらうことで、ロータリーエンジンの存在をアピールしている。 MX-30 e-スカイアクティブ R-EVは、日本市場への導入が予定されている(時期は未定)。

TAG: #MX-30 #マツダ #ロータリーエンジン
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2023.01.12]

  マツダ、EV用レンジエクステンダーとしてロータリーエンジンを復活 【THE 視点】マツダは1月13日、ロータリーエンジンを発電機として使用するPHEVモデル「MX-30 e-スカイアクティブ R-EV」を、欧州ベルギーで開かれているブリュッセルモーターショーで初公開した。  既存の「MX-30 EVモデル」は、35.5kWhのバッテリーを搭載しているが、同クラスのEVと比較してバッテリー搭載量が少ない。  このたび発表された「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」は、「MX-30」の基本的な価値はそのままに、EVとしての使い方を拡張したシリーズ式のPHEVモデルだ。  その発電機として採用されたのがロータリーエンジン。新たに開発した発電用ロータリーエンジン(型式:8C)は、高出力モーターとジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載されている。必要とされる出力に対してエンジン本体をコンパクト化できるロータリーの特徴を活かしたかたちだ。  このコンパクトなパワーユニットを核に、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50Lの燃料タンクを組み合わせることで、独自のシリーズ式PHEVシステムを実現。EVとしての航続距離は85km(欧州WLTPモード)。もちろん発電によってその距離は延びる。  構造的には「日産ノート e-パワー」の発電エンジンがロータリーエンジンになったようなもの。走行はモーターのみで行う。しかしバッテリーが大容量でプラグイン式(コンセント)で充電も出来る点が「ノート e-パワー」とは違う点だ。  まさかの発電用ロータリーエンジン搭載のPHEVモデルに驚いた。「MX-30 EV」より電池搭載量は減るものの、発電用ロータリーエンジン搭載など車体構造は複雑になる。それらがどのように価格に反映されるのだろうか。今春には発売される予定である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★スズキ、EVコンセプトモデル「eVX」を初公開……デリーで開催中の「オートエキスポ2023」で ★ホンダ、人気の原付を電動化……モペットの「カブ e:」「ダックス e:」「ズーマー e:」を中国で発表 ★ホンダ、水素FCVの商用トラックの実証実験を開始……中国の湖北省で ・東京オートサロン2023でカーボンニュートラルをテーマにした併催イベント「オートサロンテック2023」を開催……「VW ID.4」「三菱 eKクロス EV」など展示 ・ボルボ、「C40 リチャージ」のサブスク第2弾を募集……1月18日から、月額16万5,000円 ・ダイナミックマップ基盤、米国子会社のHDマップが「日産 アリア」北米モデルに採用……「プロパイロット・アシスト2.0」のハンズオフ運転支援機能を実現 ・ユアスタンド、都内UR賃貸物件にEV用充電器を導入……電気代の変動に合わせて充電料金を変更する「ダイナミックプライシング」を採用 ・ダイワハウス、2026年末までに210台の社用EVを導入……全社用車のうち20%を置換、車両は「日産 リーフ」

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