コラム
share:

EVで苦戦気味のヒョンデを救うヒット作の可能性! IONIQ3の競争力をライバルと比べてみた


TEXT:高橋 優 PHOTO:ヒョンデ/KIA/トヨタ自動車/EV native
TAG:

基本的性能は高いだけに今後伸び代に期待大

ただし日産リーフと比較してみると、リーフは55kWhバッテリーを搭載して445kmの航続距離、および137Wh/kmという優れた電費を実現。リーフのCd値は0.25とIONIQ3よりも優れており、車両サイズが全体的に大きいにもかかわらず電費でリードしているのです。

日産 リーフ

その一方で、今回のIONIQ3にもっとも求められているのは安価な値段設定という観点でしょう。現在ヒョンデがラインアップする最安EVはインスターです。ドイツでは2万3900ユーロから発売中で、上位グレードのロングレンジでも2万5400ユーロで発売中。今回のIONIQ 3はインスターよりもやや高めの値付けとなる見通しです。一部の現地メディアは2万7000ユーロから3万ユーロ前半となると推測しており、これはアーバンクルーザーやリーフよりもだいぶ安価な値段設定を実現することになります。

ヒョンデ IONIQ 3トライバル車の比較

よって今回のIONIQ 3は、スタイリッシュなエクステリアデザイン、先進的で直感的なインフォテインメントシステムを融合させつつ、競合よりもだいぶ安価な値段設定を実現して大衆EVのシェアを開拓しようとしているのです。2026年夏に正式発売がスタートした段階で、どれほどの販売台数を実現できるのか。とくに今回比較した日本勢のEVとの販売台数対決の行方には注目です。

いずれにしても、ヒョンデが発表した新型EVとなるIONIQ 3は、ヒョンデの新世代EVとして、IONIQ 5以来となるヒットモデルとしての成功を模索しています。その上で、今回のIONIQ 3が欧州だけでなく、日本国内でも発売される可能性はあるのかも気になる部分です。IONIQ 3はトルコで生産されることから、これまで日本に導入されている韓国生産モデルと比較してもハードルは高いように見受けられます。

ヒョンデ IONIQ 3

とはいえ車両サイズは日本市場とマッチしており、4人乗りのインスターと比較しても、5人乗りのハッチバックとして、より日本に受け入れられやすいモデルであるとも感じます。

一部の噂では、2026年末前後に、ミニバンEVとなるスターリアEVが投入されるともいわれており、インスターに続く日本導入新モデルが何になるのか。スターリアEVなのか、それとも今回のIONIQ 3なのか。ヒョンデの日本導入新モデルの動向からも目が離せません。

ヒョンデ・スターリア

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
more
ニュース
ビジネスも車中泊もコーディネート自在なKIA PBVの正規ディーラーに老舗キャンピングカービルダーが名乗り! 「ダイレクトカーズ」ならアウトドアライフもビジネスも自由自在
日本専用チューニングを施したヒョンデの新型FCEV「ネッソ」が発売開始! 価格は実質603万円から
5C超急速充電で300km6分の衝撃スペック! 日産が新型SUV「NX8」を中国市場に投入
more
コラム
EVで苦戦気味のヒョンデを救うヒット作の可能性! IONIQ3の競争力をライバルと比べてみた
EQGじゃなくてwith EQ Technologyってどういうこと? メルセデス・ベンツの「GクラスEV」の車名の謎
急速充電は「早食い競争」のようなもの! EVのバッテリーは人間の食事と考えると「寿命を延ばす」コツがわかる
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択