コラム
share:

充電設定していない時間にブレーカーが落ちた! テスラモデルYの自宅充電は思ったより面倒な事態に!!


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:琴條孝詩/TESLA
TAG:

利便性を犠牲にする羽目に

マニュアルを読み返すと、こう書いてあった。「必要に応じてバッテリーを加熱または冷却したとき、自動的に充電が開始される場合があります」。テスラには出発時刻に合わせて車内とバッテリーを暖めておく「プレコンディショニング」という機能がある。これを設定していると、場合によってはバッテリーの加熱が生じて、自動的に充電が始まるというわけだ。

私の場合、出勤時間に合わせてプレコンディショニングを設定していた。そうしておけば、寒い朝もぬくぬくのクルマに乗ることができるし、暑い夏も涼しい車内で運転できる。

モデルYのインパネ

しかし、その朝、家族が暖房器具やドライヤーを使い、朝食の支度に電子レンジなどを使うタイミングで、16Aの自動充電が始まり……ブレーカーが落ちたのだ。

これを避けるには、充電プラグを抜くか充電器の出力を下げるしかない。充電器のアプリでもテスラのアプリでも手動で出力を下げることは可能だが、正直毎日やるのは面倒で、忘れることもあるだろう。

どうにかならないか?

調べてみて、ひとつの解決策を見つけた。テスラのアプリではなく、充電器のアプリで充電時間を設定するのだ。テスラ側で設定したところで、予期せぬ自動充電が始まるから意味がない。しかし充電器側、つまり上流で充電時間を設定すれば、テスラ側で充電しようとしても電力が供給されない。

テスラの充電イメージ

そう考えた私は、充電器のアプリを1〜5時に充電するよう設定した。それ以外の時間は充電できないようスイッチを切ったのだ。

これで意図せぬ充電はされなくなった。

だがそれと引き替えに、テスラの自動充電機能は利用できなくなった。マニュアルには「高電圧バッテリーを長持ちさせるためにもっとも重要なのは、車両を使用していない間も充電プラグを差し込んだままにしておくことです」と書かれているが、それもあきらめるしかない。

また、モデルY RWDに搭載されているLFPバッテリーは、週に1度は100%充電しないとバッテリー残量の正確性が失われるらしい。以前はマニュアルにあったこの記述が最近はなくなったが、車内モニターでは注意喚起として依然表示される。

テスラの充電環境モニターのイメージ

つまり週に1度は、低電力に設定して充電時間に関係なく充電状態にしておく必要がある。そのときばかりは1〜5時の充電が終わったあとに、低電力に再設定して充電プラグをつなぎっぱなしにするしかない。

こうやって私の充電スタイルが確立した。

ちなみに、充電器側で充電を完全にオフにするこの設定は、純正のウォールコネクターではできない。これから自宅充電をお考えの方は、ガレージでの200Vコンセントのみの運用であっても、こうした問題が起こる可能性があることを頭に入れておいたほうがいい。

自宅充電、思った以上に深い沼である。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
日本に何が起こった? BEVが売れない……ハズが2025年10月は電気自動車が売れまくっていた
more
ニュース
日本専用チューニングを施したヒョンデの新型FCEV「ネッソ」が発売開始! 価格は実質603万円から
5C超急速充電で300km6分の衝撃スペック! 日産が新型SUV「NX8」を中国市場に投入
4年連続EV販売トップの新色は「水面乃桜」! 日産サクラがマイナーチェンジで外観先行公開
more
コラム
BYDだらけのEVバスに「ふそう×鴻海」が参戦! どうなる日本のEVバス市場
買ったあともクルマが勝手にマイチェンしていく! テスラの楽しみは「アップデート」にあり!!【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その11】
34分間で1.5万台も売れたってマジか! 中国シャオミの新型SU7が衝撃の進化を果たしてライバルを突き放す
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択