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300万円の日産サクラが場所によっては実質125万円で買えるケースも! 価格の逆転現象もあるからクルマを買う前に「補助金」の計算は必須だった


TEXT:渡辺陽一郎 PHOTO:TET 編集部
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対象のクルマを買ったら必ず補助金の申請を

EV(エンジンを搭載しない電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド/充電の可能なハイブリッド)、燃料電池車を新車で購入した場合、申請を行うと、国や自治体から補助金の交付を受けられる。

国の補助金は、車両の電費性能、1回の充電で走行できる距離、国内で運営している充電設備の状況、サイバーセキュリティへの対応など、EVの安全な普及に向けた貢献度も評価される。これらの評価項目をポイント化して、各車種の補助金交付額を決めている。

そして、2024年度の場合、税抜きメーカー希望小売価格が840万円以上の車両については、前述の基準で算出した補助金交付額に0.8を掛けた金額を補助金交付額としている。高価格車は補助金交付額を減らされるわけだ。

日産リーフ

EVに交付される2024年度の補助金交付額を日産車で見ると、軽自動車のサクラが55万円、リーフは85万円、アリアも大半のグレードが85万円だ。ただし、アリア・ニスモB9・e-4ORCEは68万円に下がる。前述のとおり、税抜きメーカー希望小売価格が840万円以上になるから、交付額が80%に減額された。

プラグインハイブリッドの補助金交付額は、三菱アウトランダーPHEV、トヨタ・プリウスPHEV、マツダCX-60PHEVなど、大半の日本車が55万円だ。

燃料電池車は、価格が全般的に高いこともあって補助金交付額も多い。トヨタ・クラウンセダンZは136万3000円、トヨタMIRAIでは145万3000円に達する。

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