日本での価格は約570万円からとなるか
そしてもっとも注目するべき値段設定について、4万8990ユーロを実現。これはロングレンジAWDよりも6000ユーロも安価な値段設定となります。よって、もし仮に日本市場にロングレンジRWDが導入された場合、日本ではおおよそ570万円程度から発売されるものと推測可能でしょう。ロングレンジAWDと同等の65万円の補助金を適用できた場合、実質的に505万円から購入可能となる公算です。
そして今回、ヨーロッパをはじめとして北米市場でも導入され始めたロングレンジRWDグレードについて、モデル3では近いうちに導入される可能性が高いのではないかと推測しています。というのも、現在のところ欧州市場のモデル3を生産しているのは中国の上海工場です。
よって中国製を輸入する日本にもロングレンジRWDグレードを導入することは比較的容易であり、最短で2025年Q1から導入されるのではないかと推測しています。
他方で、モデルYは日本国内にはロングレンジRWDグレードの導入は見送られる可能性が高いと推測できます。というのも、欧州でラインアップされているモデルYはドイツのベルリン工場で生産されており、日本市場向けのモデルYを生産する上海工場ではロングレンジRWDを生産していません。その上、間もなくモデルYのモデルチェンジバージョン、通称ジュニパーが投入される見通しです。こうなると、わざわざ中国市場でいまからロングレンジRWDグレードを追加で生産、しかも日本国内で発売するために型式指定を取得することはしないはずでしょう。
いずれにしても、ジュニパーは2025年Q2から納車をスタートさせるのではないかと個人的に推測しています。よって、現在モデルYの購入を検討している方は、すぐに車両を購入しなければならない場合を除いて、いまは購入をステイしたほうがいいと感じます。
ただし、現行のモデルYは年末までに、さらに追加の販売促進活動が展開される可能性があります。というのも、韓国市場でこのQ4からRWDとロングレンジグレードの購入に対してゼロ金利施策を導入しています。よって日本国内でも、中国や韓国と同様に、とくにジュニパー導入前の買い控えの需要低下を喚起するために、モデルYに対してゼロ金利施策などを追加で導入してくる可能性があるわけです。
いずれにしても、モデルYを年末までに何としても購入したい場合は、11月上旬まで様子見して、新車に対する追加の購入プロモーションであったり、在庫車両に対する値引きやプロモーションを待つのがいいと感じます。
いずれにしても、欧米において航続距離を最大化する、コスパ最強のロングレンジRWDグレードが追加設定されたことで、日本国内でもモデル3に対してはロングレンジRWDが導入される可能性が十分に存在することから、現在モデル3の購入を検討しているユーザーはこの点も考慮することをおすすめします。
他方で、モデルYは、ジュニパーの導入がかなり近くなっていることから、直近でゼロ金利キャンペーンなどを導入する可能性があるため、これらも考慮に入れて購入検討するのがいいでしょう。
また、直近でテスラジャパンは紹介キャンペーンを復活させています。紹介コード経由で購入を確定させると7万円分の値引きを受けられます。
テスラの紹介キャンペーンは、紹介コードを通じて購入したユーザーだけでなく紹介した側にも特典があります。このようにエンドユーザーによるリファラル購入を促進することで、広告費を最小化するのもテスラの有名なマーケティング戦略です。