2024年1月
TEXT:TET 編集部
スタートアップの「PXP」がオートモーティブワールドで「曲がる太陽電池」を搭載した実証EVを展示

ルーフに「曲がる太陽電池」を332枚貼付 次世代太陽電池で世界に挑戦しているスタートアップ企業のPXPは、「曲がる太陽電池」を貼り付けた実証EVを作製し、2024年1月24日(水)~26日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第16回オートモーティブワールド」に出展する。 PXPは、ソーラーパネルのデバイス研究と量産技術開発の豊富な経験を持つ技術者が集まり、2020年に相模原市に設立したグリーンテック開発のスタートアップ。クリーンなエネルギーをいつでも・どこでも・だれでも自由に使える世界を目指して、世界初の方法でペロブスカイト/カルコパイライトのタンデム構造を用いた、軽くて曲がる、割れないソーラーパネルや、全固体電池一体型ソーラーパネルの研究開発を行っており、2024年より量産技術パイロットラインが稼働した。 今回は、極薄の金属箔基板に作製した「曲がる太陽電池」を、軽EVのルーフ上の2.0平米の面積に332枚貼り付けたという。太陽電池モジュールは総厚0.7mm、平米重量1.0kg。PXPはペロブスカイト材料とカルコパイライト材料のタンデム構造を用いた高効率な「曲がる太陽電池」を研究開発しており、実証EVではまずはカルコパイライト材料を用いて検証を行う。 現在、パイロットラインの立ち上げ調整中であるため、現時点では高い変換効率のカルコパイライト太陽電池を全数揃えることができていないが、先行して屋外走行テストを開始。パイロットラインの立ち上げが完了次第、変換効率18%前後のカルコパイライト太陽電池を再搭載し、本格的に実発電量データを取得する予定だ。 柔軟で自由に貼り合わせできる「曲がる太陽電池」が実現したことで、クルマのルーフの曲率が比較的大きな外周領域まで搭載が可能になった。これにより、変換効率18%前後でも十分な発電量を確保できるようになっている。 最高技術責任者の杉本広紀さんは、「2.0平米の狭いルーフのEVに変換効率18%の太陽電池を搭載した場合でも、太陽光による発電量だけで1日16kmの走行が可能となります。また、ルーフの広いEVの場合、1日24km、太陽電池をタンデム化して変換効率が28%になれば、1日37km走行可能になります。これらを経済的に十分メリットのあるコストで導入可能とすることで、太陽電池を搭載したEVが飛躍的に普及すると期待しています」とコメントしている。

TAG: #ソーラーパネル #太陽電池
TEXT:高橋 優
EVだったら災害時の車中泊で家電も使い放題? エアコン使いっぱなしでどれくらいバッテリーは持つの? 実用性や注意点について解説

意外に知られていないアイドリング時のガソリン消費量 2024年元旦に発生した、令和6年能登半島地震に関連して、このような災害発生時に活用される車中泊について、どれだけガソリンを消費するのか、そして、現在真冬の厳しい寒さのなかでEV車中泊を行うと、どれほど電気を消費してしまうのか、このような災害時においてEVがどれほど実用性があるのか、EVならではの強みと弱みも含めて取り上げていきたいと思います。 まず、令和6年能登半島地震で被災されている方々に対して、お見舞い申し上げます。 そして、今回の地震や水害などの災害時において、プライバシーなどの観点でも有効な避難方法である車中泊について、注意しなければならないのが、そのアイドリング時のガソリン消費量です。 一般財団法人省エネルギーセンターによれば、排気量が2000ccの車両の場合、エアコンをオフにして10分間アイドリングすると、およそ130ccというガソリン消費量になると説明されています。 例えば、トヨタの売れ筋SUVである、RAV4やハリアーについては、燃料タンクは55リッターであることから、満タン状態でアイドリングを始めると、おおよそ70時間アイドリングをし続けることが可能になります。 仮に半分しか給油されていない状態からアイドリングを始めたとしても、おおよそ35時間はアイドリングをし続けることが可能になります。 また、軽自動車について、例えばもっとも人気のホンダN-BOXに関しては、その燃料タンク容量はFFモデルでも27リットル、AWDグレードでは25リットルとなり、普通車よりもかなり小さくなります。 他方で、軽自動車のアイドリングの際の燃料消費量については、いくつかの検証を確認してみると、1時間あたり400〜500cc程度であるとされています。よって、N-BOXを満タン状態からアイドリングを始めると、概ね60時間程度、アイドリングし続けることが可能です。仮に半分しか燃料が残っていなかったとしても、30時間はアイドリングし続けることができるのです。 いずれにしても、アイドリングをし続けて、快適な空調設定をキープするためには、燃料がどれほど残っているかという制限があるという点に注意が必要です。 EVは暖房つけっぱなしでどれだけもつ? 他方で、EVの場合は、とくに冬場に電気を食うことから、現在の冬場の環境下ではすぐに電欠してしまうのではないかという懸念の声が聞かれます。 そこで筆者自身、実際に真冬の雪国、とくにもっとも寒さが厳しくなる北海道に、すでに日産リーフ、テスラ・モデル3、およびテスラ・モデルYという3車種で、2年連続3回も赴いて、その車中泊を行った際にどれほど電気を消費してしまうのかを検証しました。 その検証結果について表にまとめてみました。 この通り、右側の欄に行けば行くほど外気温が低い、つまりEVにとってより不利な条件になっていくということです。 一番厳しい環境というのが、日本でも屈指の寒さを誇る、北海道陸別の小利別地区において、最低気温マイナス29.7℃という、日本ではこれ以上考えられない状況でテストしました。 その場合、車内温度を21℃程度とポカポカにし続けると、1時間あたり2.96kWhという電力を消費しました。モデルYを満充電状態にしていたとしても、たったの25時間強程度しか電気が持たないことになります。 ただし、外気温がマイナス18℃からマイナス22℃という、小利別よりも穏やかな環境下においては、1時間あたりの消費電力量は、2kWh以下に抑えることに成功。よって、100%充電の状態だと38.5時間、充電残量半分の状態からだとおよそ19時間と、マイナス30℃の環境下と比較すると、相当に消費電力量を抑えることができています。 さらに、もう少し条件が緩いマイナス9℃からマイナス16℃という環境下だと、1時間あたり1.29kWhという電力消費量になります。その場合、満充電状態からであれば59時間、充電残量半分からでも30時間弱程度、快適に車中泊をし続けることが可能と計算できます。 そして、北陸と似たような環境である、山梨で行った外気温マイナス3℃〜5℃の条件下では、満充電状態で82時間、充電残量半分でも40時間以上と、この数値はもはや、先ほどの内燃機関車よりも、むしろ長い時間アイドリングし続け、暖房を使用し続けることが可能ということになるのです。 いずれにしても、電気自動車は冬場の環境下で、内燃機関車よりも電力がもたないという主張というのは、すでに過去のものになり始めているということが、検証結果から明らかになってきているのです。

TAG: #災害 #車中泊
TEXT:TET 編集部
日産が「アリア NISMO」を発表・発売に先駆け東京オートサロン2024で公開!

専用のタイヤ&20インチアルミホイールを装着! 2024年1月12日(金)、日産自動車はアリア NISMOの発表・発売に先駆けて、東京オートサロン2024で実車を公開。発表は今春を予定している。 日産アリアは力強い加速、滑らかな走り、EVならではの静粛性と心地よい室内空間を兼ね備えた、スタイリッシュで革新的なクロスオーバーEV。 アリア NISMOは、アリア e-4ORCEをベースに、風格と高い空力性能を併せ持つ新世代EV NISMOのデザインをまとい、NISMO専用チューニングが生み出す高次元のハンドリング性能と爽快な旋回性、そして伸びのある加速などを味わえる、EV NISMOのフラグシップモデルとなる。 ベースモデルに対し最高出力を約10%向上させ、NISMO専用の加速チューニングを施したことでアリアの持つ圧倒的な動力性能をさらに引き上げ、気持ちのよい加速を実現。加えて専用のNISMOドライビングモードでは、レスポンスを最大化しEVならではの加速力をフルに発揮するためのチューニングを施した。 また、アリア NISMO専用のタイヤと軽量かつ高剛性な20インチアルミホイールを装着するとともに、シャシーを構成する各部品にもNISMO専用のチューニングを施すことで車両の安定性と回頭性を高め、軽快でなめらかな走りを実現している。 さらに、電動駆動4輪制御技術にNISMO専用のチューニングを施した「NISMO tuned e-4ORCE」は、限界走行時においてもより高いライントレース性を実現し、思い通りのコーナリングを可能とする。 エクステリアでは、アリアの上質さと空力性能を向上させる、NISMOらしいダイナミズムを体現。空力性能を向上させるためにレースカーの知見を数多く取り入れ、EVとしてとくに重要な空気抵抗の低減とダウンフォースの向上を高い次元で両立している。 風格のあるプレゼンスとEV NISMOならではのパフォーマンスを、Formula E マシンの高揚感を彷彿とさせるEVサウンドとともに感じられるという。また、インテリアではNISMO専用シートや、高い質感と高揚感を誘うデザインを採用している。

TAG: #アリア #電気自動車
TEXT:TET 編集部
パワーウェーブが電界結合ワイヤレス給電システムを活用した電動キックボードの実証実験を開始

愛知県豊橋市のまちなかエリアで実証実験 2024年1月13日(土)、電界結合ワイヤレス給電システムを活用した電動キックボードの実証実験が始まった。 次世代ワイヤレス給電システムは、豊橋技術科学大学発のベンチャーである「パワーウェーブ」が開発。電界の変化を介して高周波電力を伝送する電力伝送方式「電界結合方式」を採用して、ワイヤレス給電システムを給電ポートと電動キックボードに実装した。 電動キックボードの貸し出しと給電スポットは、豊橋駅南口駅前広場(駅前大通1丁目)と複合施設emCAMPUS(駅前大通2丁目)、こども未来館ここにこ(松葉町3丁目)、豊橋市役所(今橋町)の4カ所に設置される。中心市街地に電動キックボードを置くことで、各拠点間の移動をスムーズにし、回遊性を高める狙いがあるという。 期間は2024年1月13日(土)~2月12日(月)。 電動キックボードは10台用意しており、うちワイヤレス車体は5台だ。利用は16歳以上が対象で、運転免許は不要。料金は30分ごとに200円(保険料込み)がかかる。 なお、利用には「LUUP」というスマホ用アプリをダウンロードし、電話番号や氏名、生年月日などを入力後、クレジットカードや年齢確認書類の登録、交通ルールテストへの合格といった事前準備を行う必要がある。 実証実験には豊橋市未来産業創出事業補助金を活用。豊橋市はこれまでにも、企業や大学、行政が連携して、まちぐるみでスタートアップ支援に関するさまざまな取り組みを行っており、今回もその一環だ。 数多くの人の利用が技術の実用化につながるそうなので、豊橋駅周辺を散策する際にはぜひ利用してみてほしい。

TEXT:TET 編集部
レクサスRZ450eの特別仕様車“F SPORT Performance”が100台限定で発売!

100台限定で抽選販売! LEXUSは、バッテリーEV専用モデルの「RZ450e」に特別仕様車“F SPORT Performance”を設定し、100台限定で抽選販売する。価格は税込み1180万円。抽選申し込みは2024年1月12日(金)から2月19日(月)まで、全国のレクサス店にて受け付ける。 LEXUS初のBEV専用モデルとして開発されたRZは、2023年3月AWDモデルのRZ450e発売以降、2023年11月にはFWDモデルのRZ300eを導入し、多様なニーズに応えるべくモデルラインアップを拡充している。 特別仕様車“F SPORT Performance”は、2023年1月の「東京オートサロン2023」へ出展したコンセプトモデル「RZ SPORT CONCEPT」がベース。エアレース・パイロットの室屋義秀選手、レーシングドライバーの佐々木雅弘選手とともに、空力と走りの性能を鍛え上げ、機能に根差したデザインを具現化した。 空力開発は室屋義秀選手との技術交流から得られた知見を活かし、航空機に用いられている空力技術を応用したカーボンウイング、カーボンターニングベインなど、17点の専用エアロパーツを採用。ダウンフォースを増加させるなど、より高い空力性能を実現。足まわりには21インチアルミホイールを装着し、コイルスプリングやショックアブソーバーを専用チューニング。 佐々木雅弘選手とともにToyota Technical Center Shimoyamaで徹底的に走り込み、走行性能を鍛え上げることで、妥協のない走りを実現した。 エクステリアカラーには、光と影が織りなす静寂の銀世界から着想を得た「HAKUGIN(白銀)」とブラックのコントラストが際立つボディに、ブルーのアクセントを配した。きめ細やかな粒子感で美しい造形を際立たせるマットホワイトの新たな質感を追求するとともに、BEVのクリーンさを想起させるブルーのアクセントカラーを取り入れることで、スポーティな印象を際立たせている。 インテリアには、新たに設定したブラックとブルーの専用インテリアカラーと、ブルーステッチが施されたウルトラスエードのシートを設定。エクステリア、インテリアのトータルコーディネートでスポーティなスタイルを表現している。 さらに購入特典として、日本各地の充電器付きの宿泊施設を起点とした独自の旅行プログラム「LEXUS ELECTRIFIED JOURNEY」への招待や、全国のレクサス店における充電料金を無償とするサービスが提供される。 RZ450e 特別仕様車“F SPORT Performance”のおもな特別装備 ◆ エクステリア ・21インチアルミホイール(ENKEI製マットブラック塗装) ・ブルーブレーキキャリパー(フロントLEXUSロゴ) ・カーボンフードバルジ ・カーボンスポイラー(フロントロア・フロントサイド・リヤロア) ・カーボンルーフ ・カーボンウイング(ルーフ・リヤ) ・カーボンターニングベイン(フロント・リヤ) ・特別仕様車専用オート電動格納式ドアミラー(ブラック+ブルーアクセント[広角・運転・席自動防眩・リバース連動チルトダウン・メモリー・ヒーター付]) ・特別仕様車専用エクステリアカラー : ブラック&HAKUGIN(白銀) ◆ インテリア ・シート表皮 : ウルトラスエード®(ブラック+ブルーステッチ) ・合成皮革ステアリング(ブラック+ブルーステッチ/“F SPORT Performance”エンブレ・ム付[パドルシフト付]) ・ダイヤル式シフト(ブラック+ブルーアクセント) ・インストルメントパネル(ブルーアクセント) ・スカッフプレート(“F SPORT Performance”専用ロゴ) ・アルミ製スポーツペダル&フットレスト

TAG: #F SPORT Performance #RZ #レクサス #国産車
TEXT:TET 編集部
ホンダが2026年から全世界に向けて発売する新シリーズEV! 「ホンダ0」をCES2024で初公開

2026年から投入されるホンダのEV新シリーズ 2040年までにグローバルで販売するEV・FCEV比率を100%とする目標を掲げ、そして2050年までに関わりのあるすべての製品と企業活動におけるカーボンニュートラルを実現することを目指しているホンダ。そんなホンダが、米国ネバダ州ラスベガスで開催された「CES2024」において、EVの新シリーズとなる「ホンダ0(ゼロ)」を発表した。さらに、そのコンセプトモデルとなる「サルーン」と「スペースハブ」、そして、次世代EV向けに新たにデザインされた「H」マークを世界初公開した。 大きく変革するホンダを象徴する新しいEVシリーズとなるホンダ0。その名称には、新たなEVシリーズの開発にあたり、「ホンダのクルマづくりの出発点に立ち返り、ゼロからまったく新しいEVシリーズを創造していく」という決意が込められている。 ホンダ0シリーズは2026年から北米市場を皮切りに、日本、アジア、欧州、アフリカ・中東、南米と、グローバル各地域へと投入されるという。 ホンダ0シリーズの開発にあたっては、新たなEV開発アプローチを「Thin, Light, and Wise(薄い、軽い、賢い)」を提唱。その新たなEVアプローチを体現するモデルとして、ホンダが提案するコンセプトモデルが、今回公開された「サルーン」と「スペースハブ」だ。 サルーンは、ホンダ0シリーズのフラッグシップとなるべきモデルで、EV専用のアーキテクチャーを採用。デザインの自由度を拡張し、ホンダM・M思想をEV時代に再現したコンセプトカーとなっている。ひと目見て他との違いを感じさせる低全高でスポーティなスタイルながら、外観からは想像できないほどの広い室内空間を両立している。 インパネはシンプルで直線的な操作が可能なデザインを採用し、シームレスなUI(ユーザー・インターフェース)を実現している。 さらに、ホンダ独自のロボティクス技術で培った姿勢制御などのモーションマネジメントシステムを進化させることで、さまざまな走行シーンでの思い通りなコントロール性の実現を目指し、EV時代の究極の「操る喜び」を追い求めたている。 一方スペースハブは、ホンダ0シリーズに共通するデザイン要素を採用し、「人々の暮らしの拡張」を提供することをテーマに開発されたミニバンのコンセプトモデルとなる。 「ユーザーの『やりたい』に即座に応えるフレキシブルな空間を備えるスペースハブが、人と人、人と社会をつなぐハブとなり共鳴を生み出す」クルマになるという。 これらホンダ0シリーズには、新たにデザインされた「H」マークが装着される。新デザインの「H」マークでは、変革への思いを示すとともに、原点を超え、挑戦と進化を絶えず追い求めるホンダの企業姿勢を表現する。 今回発表された新「H」マークを装着した次世代EVの「ホンダ0」シリーズは、2026年からグローバル市場へと投入される。

TAG: #CES #国産車 #電気自動車
TEXT:TET 編集部
ポルシェがタイカンを東京マラソン2024の大会車両として提供

クリーンな電気自動車が東京マラソンをサポート ポルシェジャパンは、一般財団法人東京マラソン財団と「東京マラソン2024」のオフィシャルパートナー契約を締結したことを発表。 「東京マラソン2024」の先導車両や審判長車両として、ポルシェのフル電動スポーツカーである「タイカン」が走行し、東京都庁のスタート地点から各名所を経由して、東京駅前・行幸通りのフィニッシュまでのコースをサポートする。 ポルシェジャパンが東京マラソンのオフィシャルパートナーとなるのは今回が初めてだ。 ポルシェジャパン社長のフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフは、「東京マラソン2024のオフィシャルパートナーに参画できますことを大変光栄に思います。真のスポーツカーブランドであるポルシェがこのフル電動のタイカンをオフィシャルカーとして東京マラソンに提供することは、私の夢が実現することにほかなりません。このマラソンイベントは国内外のランナーだけでなく、数多くの沿道やテレビの前のファンからも注目を集めます。参加するすべての皆様が、最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートします」とコメント。 さらに、「東京都のゼロエミッションビークル促進活動に賛同して、昨年10月に開催されたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)並びに東京レガシーハーフマラソン2023へ初めてポルシェのタイカンを審判長車として無償提供したときの感動と反響はいまでも忘れられません。私個人としても、この東京マラソンにポルシェジャパンとしてともに参加できることに多大な誇りを感じます」と語った。 ポルシェジャパンは「東京がひとつになる日。」をコンセプトに掲げる東京マラソンを通じて、企業市民として地域への貢献を図るとともに、すべての参加者を応援する。

TAG: #PORSCHE #東京マラソン
TEXT:TET 編集部
見て体験して学べる! 「水素でかわるHANEDA未来展」を開催

水素でかわる羽田エリアの未来を体感できる! 2024年1月20日(土)、21日(日)の2日間、各日午前10時から午後6時まで「水素でかわるHANEDA未来展」が開催される。開催場所は東京国際空港(羽田空港)第2ターミナル5階「FLIGHT DECK TOKYO」だ。 イベント詳細は以下の通り。 【体験する!】 〇水素をつくる・水素で動く遊具体験 ・人力発電による水素製造装置 ペダルを漕いで発電し、その電気で水を分解し、水素をつくることができる。 ・水素で動くミニ飛行機 つくった水素をエネルギーとして動く飛行機型の乗り物に乗ることができる。 ・水素で動くミニフォークリフト つくった水素をエネルギーとして動くフォークリフト型の乗り物に乗ることができる。 ※体験したお子さまには組み立てると飛行機になるカードをプレゼント 【学ぶ!】 〇水素社会となった未来を想像するジオラマ展示 「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」から構成される水素のサプライチェーンが実現した未来の街のジオラマを展示。 〇水素エネルギーについて楽しく学ぶサイエンスショー ・えびちゃん先生のわくわく水素実験教室 2024年1月20日(土) 1)午後1時~、2)午後4時~ ・小島よしおと一緒に学ぼう!水素エネルギーってなーに? 2024年1月21日(日) 1)午後1時~、2)午後4時~ 〇水素に関する企業等の取り組み紹介 水素をエネルギーとして使っていくため、さまざまな企業や自治体が取り組みを進めている。それらをパネル展示や動画放映によって紹介。 〇グリーン水素製造装置の紹介 太陽光パネルで発電した電気で、水を電気分解して水素をつくり、その水素で発電を行う工程をコンパクトに学べる装置を展示する。 【見る!】 〇水素で動く自動車「新型クラウン」による外部給電展示 水素で発電して動く自動車(燃料電池自動車)は、CO₂を出さず、臭いもなく、騒音も少ないだけでなく、災害時やアウトドアなどの場では電源として活用することができる。 このイベントでは、2023年11月に発売された新型「クラウン・セダン」を展示するとともに、自動車でつくった電気を外部に給電するしくみを紹介。 ※第2ターミナル2階出発ロビーフロア中央にて展示 〇2025年に運行予定の水素で動く船の模型展示 2025年に開催される大阪・関西万博では、燃料電池自動車同様、CO2を出さず、臭いもなく、騒音も少ない、約150人が乗れる燃料電池船が運行される予定だ。その船の模型を展示する。 なお、会場でアンケートに答えると水素焙煎コーヒーがもらえるという。 入場無料で事前申し込みも不要。ぜひ楽しみながら水素エネルギーについて学んでみてほしい!

TAG: #水素 #水素でかわるHANEDA未来展
TEXT:TET 編集部
いすゞが総重量3.5t未満の「エルフミオEV」を発売!

いすゞのコネクテッド技術を応用した「PREISM」を装備 2024年1月5日、いすゞ自動車は、小型トラックの量産バッテリーEV(BEV)「エルフEV」に、車両総重量3.5t未満の「エルフミオEV」を新たに追加し、販売を開始した。 「エルフミオEV」は、いすゞのコネクテッド技術を応用した「PREISM」を装備。事務所など遠隔地でもバッテリーの充電・劣化状況など車両コンディションを把握できるほか、万一の故障の際はいすゞサービス工場が遠隔車両情報を活用し、迅速に修理対応する。 さらにBEV特有の課題に対し、導入検討のサポート(BEVの運行シミュレーションなど)、導入課題の解決(充電器設置・最適な充電スケジュールの提案など)、導入効果の定量化(CO2削減量効果分析など)といった、車両にとどまらないトータルソリューションプログラム「EVision(イービジョン)」をユーザーへ提供することにより、いすゞはハードとソフトの両面からベストなBEV導入およびCN戦略の立案をサポート。 リヤボディの架装性についても、いすゞの商品開発の基盤である「I-MACS」を用いることで、車両の操作系やレイアウトをディーゼル車と可能な限り共通化。これにより、これまでディーゼル車で使っていたさまざまな架装にも対応でき、ユーザーは利便性を損なうことなくBEVを導入することができる。 また、キャビンの乗り心地や空間にも気を配り、ステアリングの小径化やシートの素材向上・スライドピッチの最適化など、ドライバーにとって快適なキャブ空間を目指した。さらに、大切なドライバーの安全を確保するため、小型クラスながらも、先進の安全装備および運転支援機能を搭載。 物流業界を取り巻く環境は、カーボンニュートラル(CN)社会の実現が急がれるなか、昨今の慢性的なドライバー不足の状況に2024年問題が間近に迫り、課題の深刻さが増している。これらの課題に対し、いすゞは初となる量産BEV「エルフEV」を今春、市場投入。また、かねてよりドライバー不足の問題にも着目し、2017年に改定された普通自動車免許でも運転できる、車両総重量3.5t未満の小型BEVトラックの開発を進め、このたび「エルフミオEV」が誕生した。 これからもいすゞは物流業界において重要な課題に対応していくため、「選べる自由、それが『運ぶ』の未来」を掲げ、開発を進めていく。

TAG: #いすゞ #エルフミオEV
TEXT:TET 編集部
EVなのにエキゾーストが響き渡る! ゲキ辛ホットハッチ「ヒョンデ5N」に乗ったら感動の嵐

日本上陸間近のアイオニック5Nに乗った 2022年に日本に再上陸し、ネッソとアイオニック5を皮切りに、2023年下半期にはKONAの導入を開始した韓国自動車メーカーのヒョンデ。そんな同メーカーが、次に導入を控えているのが「N」の名が付くアイオニック5Nだ。そもそも「N」というブランドは、ヒョンデが参戦中のWRCなどにおける、モータースポーツの分野で培った要素や技術を、量産車に反映させている。BMWの「M」やメルセデス・ベンツの「AMG」のような立ち位置と考えてもらえると、イメージがわきやすいだろう。 今回試乗したアイオニック5Nは、「Nブランドとしては初となるBEVモデルで、ベースモデルより全高を20mm下げ、全幅は50mm拡大している。フロントに166kW、リヤには282kWのモーターを搭載し、システム最高出力は609馬力。さらに、ブーストモードが備わっているのも特徴で、使用時の最高出力は650馬力を発揮するため、じつに驚異のスペックの持ち主なのだ。 試乗会場は愛知県にあるスパ西浦モーターパーク。まずはノーマルモードで数周走行を行った。正直なところ、ノーマルでも十分すぎるくらい速い。“新世代の電動ホットハッチ”。そんなキャッチがふさわしいモデルであることを実感した。 だが、驚くのはまだ早い。なんとステアリングホイールの下にある「N」ボタンを押すことで、車内には勇ましいエンジンサウンドが響き渡り、キャラクターが激変したのだ。なぜBEVなのにサウンドが出るのか。その答えは「Nアクティブサウンド」と呼ばれるシステムによるもので、車内に6個、車外に2個のスピーカーが備わっており、そこから出た音だったのだ。せっかくのBEVなのにわざわざ音を出す必要があるのか。そんな意見があるかもしれないが、車内に響きわたるサウンドは極めて自然。好みはあるかもしれないけれど、間違いなく気分は上がる。 さらに、ステアリングにはパドルシフトが装着されているのだが、使用することでサウンドとともに変速を行ってくれる。これはサウンドと同様に、8速DCTをシミュレートしたシステムが搭載されているからで、その完成度の高さには驚きを隠せなかった。 結果、アイオニック5Nは、いままで試乗したBEVモデルとはまったくキャラクターが異なっている。BEVモデルの運転なんてつまらないと思っているドライバーの方にはぜひ一度試乗していただいて、アイオニック5Nの刺激的な走りを味わってみてほしいと思う。 なお、アイオニック5Nは、1月12日 (金)から開幕する東京オートサロンのヒョンデブースにも展示される予定。気になる方は、ヒョンデブースに足を運んでみてほしい!

TAG: #SUV #スポーツ #輸入車 #韓国

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