ヒョンデが29年ぶりに韓国で工場を新設
2023年11月13日、Hyundai Motorsは韓国の自動車産業の中心地である蔚山(ウルサン)の複合施設において、電気自動車(EV)新工場の起工式を執り行った。
Hyundai Motorsが韓国国内で工場を新設するのは1996年の牙山(アサン)工場開設以来、29年ぶりだ。
蔚山に建設されるEV専用工場は、54万8000㎡の敷地に年間20万台のEVを生産する能力を有する。本プロジェクトには約2兆ウォン(約15億3000万ドル)が投資された。本格的な建設は2023年の第4四半期に開始され2025年に完了する。車両の量産は2026年の第1四半期に開始される予定だ。
Hyundai Motor GroupのラグジュアリーブランドGenesisの電気自動車SUVが、この工場で生産される最初のモデルとなる。
この工場にはシンガポールのHyundai Motor Group Innovation Center(HMGICS)が開発した、革新的な製造プラットフォームを採用。これにより、施設の将来性を高め、従業員の安全性、利便性、効率性を確保していくという。
また、起工式では蔚山工場の50年を振り返る展示会も開催された。
「The Beginning of a Dream(夢の始まり)」、「The Realization of a Dream(夢の実現)」、そして「Our Dream, Dreams Ever Dreamt(私たちの夢、これまで夢見た夢)」の3つのテーマで構成され、EV試作車「ソナタ(Y2)EV」も展示。
なお、展示会は2024年1月より、蔚山工場文化センターのヘリテージホールにて一般公開される予定だ。