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メルセデスEQ第2章! すべてが新しいミドルサイズEVセダン登場 [メルセデス・ベンツEQE試乗記]


TEXT:生方 聡
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EV専用プラットフォームを採用するメルセデス・ベンツの新世代EVセダン「EQE」に試乗。メルセデスEQ初のミドルサイズセダンがどんなクルマなのか、まずはその特徴に迫る。

メルセデスEQが急増中

メルセデス・ベンツがEVのラインナップを「メルセデスEQ」としてサブブランド化しているのはご存じのとおり。日本でもSUVの「EQC」を2019年に導入したのを皮切りに、2021年4月にはコンパクトSUVの「EQA」を、さらに2022年7月には7人乗りコンパクトSUVの「EQB」を発表し、ラインナップの充実に努めてきた。さらに2022年9月にはミドルサイズセダンの「EQE」とラグジュアリーセダン「EQS」を追加。そして2023年5月にはEQSのSUV版である「EQS SUV」を発売するなど、日本のEV市場で攻勢を強めている。

とくにEQE以降の上級モデルは、新たに開発したEV専用プラットフォームを採用する新世代のメルセデスEQであり、EQEやEQSがメルセデス・ベンツを代表する「Eクラス」や「Sクラス」とは大きく印象の異なるクルマに仕上げられているのが興味深いところ。たとえば、EクラスやSクラスは、同じ3ボックスボディでも、長いボンネットがセダンのプレスティージ性を強調しているのに対して、このEQEはボンネットが短く、キャビンをより前方に配置する“キャブフォワードデザイン”を採用。さらに、前後オーバーハングを切り詰めることで、長いホイールベースを実現している。実際、Eクラスセダンが全長4,940mm、ホイールベース2,940mmであるのに対して、EQEは全長が4,970mmとEクラスセダンとほぼ同じでありながら、Eクラスセダンより180mm長い3,120mmを確保しているのだ。

長いホイールベースに90.6kWhの大容量バッテリーを搭載

EVにとって長いホイールベースは強みになる。広い居住空間を確保できるとともに、大容量の駆動用バッテリーを前後アクスル間の床下に収めることができるからだ。EQEの場合、その容量は90.6kWhに及び、一充電走行距離は「EQE 350+」で624km、「メルセデスAMG EQE 53 4MATIC」でも549kmを達成する。どちらのグレードも、6kWまでの普通充電と、150kWまでの急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。

話は前後するが、日本に導入されるEQEにはEQE 350+とEQE 53 4MATICの2グレードが設定されている。EQE 350+は、リアに搭載した215kW(292ps)の永久磁石同期モーターで後ろ2輪を駆動。一方、メルセデスAMGブランドの一員であるハイパフォーマンスモデルのEQE 53 4MATICは、前165kW、後295kWの永久磁石同期モーターにより“4MATIC”と呼ばれる4WDを構成。システム最高出力460kW(626ps)、レーススタート機能を使用したときには一時的に505kW(687ps)ものパワーを発揮するモンスターだ。2023年6月時点での車両本体価格はEQE 350+が1,251万円であるのに対し、EQE 53 4MATICは1,925万円まで跳ね上がる。

この2グレードのなかから、今回は新世代メルセデスEQのエントリーモデルとなるEQE 350+を選び、さまざまなシチュエーションで走らせてみる。

次回:無数のスリーポインテッド・スター、開かないボンネット!? [メルセデス・ベンツEQE試乗記]

Mercedes-Benz EQE 350+

全長:4,970mm
全幅:1,905mm
全高:1,495mm
ホイールベース:3,120mm
車両重量:2,390kg
前後重量配分:前1,150kg、後1,240kg
乗車定員:5名
交流電力量消費率:176Wh/km(WLTCモード)
一充電走行距離:624km
リアモーター最高出力:215kW(292ps)/3,559-15,913pm
リアモーター最大トルク:565Nm/0-3,559rpm
バッテリー電力量:90.6kWh
モーター数:後1基
トランスミッション:1速固定
駆動方式:RWD
フロントサスペンション:4リンク式
リアサスペンション:マルチリンク式
フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
リアブレーキ:ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:255/45R19
最小回転半径:4.9m
荷室容量:430L
車体本体価格:12,510,000円
※AMGラインパッケージ、パノラマスライディングルーフ装着車

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