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初の視線確認機能を兼ね備えたアシスタントシステム
世界初となる「視線確認機能付きアクティブ・レーン・チェンジ・アシスタント」も搭載。これは、車両が車線変更を提案し、ドライバーがエクステリア・ミラーを見る確認操作を経て、初めて車線変更を実行することができるというものだ。交通状況によって、必要なステアリング動作を自動的に行う。
また、米国とカナダ、そしてドイツの自動車市場では、「ハイウェイ・アシスタント」が含まれており、車線が分離された高速道路における、ドライバーのステアリング操作を軽減する。時速130kmまでの高速道路では、交通状況を確認しながら、ステアリングホイールから手を離し、快適に運転することができる。
駐車関連のシステムも拡充されており、「リバーシング・アシスト」を含むパーキング・アシスタントが標準装備されている。オプションの「パーキング・アシスタント・プロフェッショナル」を使用すれば、最大200mまでの自動駐車と操縦を、車内または車外のスマートフォンでコントロールすることができる。
車載用ゲームを楽しめるBMW OS 8.5
「BMW OS 8.5」では、情報およびエンターテイメント用の幅広いデジタル・コンテンツ、機能の更新サイクルの高速化、電気自動車の充電ポイントに関する情報へのアクセスができる。
また、「コントロール・ディスプレイ」ではビデオ・ストリーミングが可能で、AirConsoleプラットフォームで初めて導入された革新的な車載ゲームも利用可能だ。充電の際の待ち時間等に重宝するようだ。
他にも、通信関連の便利な機能が満載だ。「BMW Digital Key Plus」は、iOSまたはAndroidオペレーティング・システムを搭載した適切なスマートフォン、およびApple Watchに対応するようになった。また、5G携帯電話用アンテナを標準で2本、オプションで4本装備し、最適な接続性と通話品質を確保することができる。パーソナルeSIMによって、一部の国では、BMW IDにより、車両から駐車料金を自動で支払うことができるようになる。
ヨーロッパのビジネスマンズ・エクスプレスの代表格であるBMW 5シリーズだけに、注目すべき新機能が多数導入された新型は、同シリーズで初のBEVモデルもラインナップ。THE EV TIMESとしても最もその仕上がりが気になる一台である。