ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは、2023年5月16日に開催した「Hyundai Brand Day」において、アイオニック5の初のアップデートを発表した。
このアップデートにより、従来はLoungeグレードでしか選択できなかったAWDをVoyageグレードにも追加し、より低価格(価格差は50万円)でAWDの出力と走行安定性を提供する。
また、充電前にあらかじめバッテリー温度を高めるバッテリー・プリコンディショニング機能と、初期充電出力を一時的に高めるブースト・チャージングプログラムを採用した。ブースト・チャージにより最大101.25kWhで8分間(約13.5kWh分)の充電が可能だ。
エクステリアカラーには、マットカラーの第二弾となるアトラスホワイトマットを追加した。
そして、アイオニック5のLoungeグレードに100台限定の「IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition」が追加された。
同車はエクステリアカラーに「ルーシッドブルーパール」(限定車専用色、20台限定)と「アトラスホワイトマット」(80台限定)、インテリアカラーに「ダークティール」を採用している。さらに、最新のデジタル映像技術を使用したデジタルサイドミラーを限定車にのみ搭載する。
デジタルサイドミラーは、従来のドアミラーの位置に高性能カメラを搭載し、そのカメラで撮影された車両側方画像を、車内左右Aピラーに新たに追加された有機ELディスプレイに投影することで、車両周囲の視認性を高める。
従来型のドアミラーに比べて約11°広い視野角度があり、カメラの筐体自体が小さいため、死角も減少する。さらに、後退時に自動でズームアウトし、より広範囲の確認が可能だ。また、ドライバー以外の乗員も車両側方の状況を確認できる。
会場にはコナ(今秋に日本への投入を予定)と2023 ワールドカーオブザイヤーに輝いたアイオニック6も展示されていた。コナは現在、日本国内でテスト走行を実施しているとのことで、カモフラージュされていた。アイオニック6(オーストラリア仕様)は日本での展示や試乗会を予定している。