サイズ拡大で居住性がさらにアップ
MINIでは新型カントリーマンのボディサイズについても一端を公開しており、全長は現行型より130mm延長され4429mmになる模様。延長分は室内空間の拡大に充てられ、乗員のスペースと快適性がさらに向上するようだ。また、全高は60mmほど高められ1613mmとなり、ヘッドルームにこれまで以上の余裕をもたらす。現在の日本仕様は全長4315mm×全幅1820mm×全高1595mmとなるが、数値の差は計測方法の違いによるものだろう。
新型カントリーマンのEV仕様は、走行時のゼロエミッションを達成しているのはもちろん、生産面でもサステイナビリティに最大限配慮されており、アロイホイールは最大70%が再生アルミニウムとなるほか、生産時にグリーン電力を使用することで、従来の製造工程と比較してCO2排出量を大幅に削減するとのこと。インテリアについても、ダッシュボード、ステアリングホイール、ヘッドライナーおよびフロアマット等の表面に、ペットボトルやカーペットの廃材から得られる再生ポリエステルが使用される。
なお、新型カントリーマンはドイツで生産される初めてのMINIとなるが、ライプツィヒ工場は敷地内に高さ190mの風力発電機4基を有するほか、バッテリーファームでは、「BMW i3」から回収された700個の高電圧バッテリーがエネルギー貯蔵に使用されており、製造現場の脱炭素化も急速に進んでいるようだ。
個性的なスタイリングに加え、パワーと実用性も兼ね備えた新型MINIカントリーマン。生産開始は本年11月となるが、ぜひ日本市場への導入も期待したいところだ。
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