試乗
share:

最高出力390kW! 「アウディe-tron GTクワトロ」ってどんなEV? [アウディe-tron GTクワトロ試乗記:その1]


TEXT:生方 聡 PHOTO:WEB CARTOP
TAG:

e-tron GTクワトロとRS e-tron GTの2本立て

アウディe-tron/e-tronスポーツバックとQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronが、SUVスタイルを採用するのに対して、このe-tron GTは全高の低い4ドアクーペデザインとなるのが大きな違いだ。アウディにはラグジュアリー4ドアクーペのA7スポーツバックがあり、そのボディサイズが全長4,970×全幅1,910×全高1,415mmであるのに対して、e-tron GTは全長4,990×全幅1,965×全高1,415mm(e-tron GTクワトロの場合)とわずかに大きい。それにしても、フロア部分に大容量のバッテリーを搭載しながら、全高をA7スポーツバックと同じ低さに抑えたことで、美しいシルエットを実現しているのは見事である。

日本に導入されるe-tron GTには、最高出力が異なる2グレードが用意される。ひとつが、システム最高出力390kW(530ps)のe-tron GTクワトロ。もうひとつが、e-tronとして初の「RSモデル」となるRS e-tron GTで、こちらのシステム最高出力は475kW(646ps)に達する。いずれも2基の電気モーターにより4WDの「クワトロ」を実現。93.4kWhの駆動用バッテリーが搭載され、航続距離はどちらも534kmのロングレンジを誇る。

Audi e-tron GT quattro

全長:4,990mm
全幅:1,965mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,900mm
車両重量:2,290kg
前後重量配分:前1,140kg、後1,150kg
乗車定員:5名
交流電力量消費率:200Wh/km(WLTCモード)
一充電走行距離:534km(WLTCモード)
システム最高出力:390kW(530ps)
システム最大トルク:640Nm
バッテリー総電力量:93.4kWh
モーター数:前1基、後1基
トランスミッション:前1速固定/後2速
駆動方式:4WD
フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン式
リアサスペンション:ダブルウィッシュボーン式
フロントブレーキ:ディスク
リアブレーキ:ディスク
タイヤサイズ:前245/45R20、後285/40R20
最小回転半径:5.5m
荷室容量:405L
車体本体価格:14,650,000円

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
日産からセダンのEVが出るぞ! 中国向け車両「N7」を初公開
過酷なダカールラリーで排気量998㏄の「水素小型エンジン」を鍛える! HySEが2025年の参戦を発表
コレクターズアイテムになること間違いなし! 「FIAT × ルパン三世」のクリスマスコラボプレゼントを実施中
more
コラム
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
充電が無料でできる施設は税金のムダ遣い? 地方自治体の取り組みの是非を考える
EVの走りはむしろ好き! エンジン車も同時に所有! それでもEVライフを終了した理由をオーナーが激白
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択