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ロールス・ロイス、ブランド初のEV「スペクター」にブランド史上最も厳しいテストを実施。2023年後半の発売に向け、250万kmのテストは最終ステージへ


TEXT:曽宮岳大
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あらゆる環境下でセレブを満足させる細部へのこだわり

さらにロールス・ロイスらしいこだわりが感じられるのは、インテリアの照明だ。スペクターにはルーフやドアの内張りが星屑のように輝くスターライトヘッドライナーが採用されるなど、イルミネーションに工夫が凝らされている。これらの照明がどのような外光条件下でも一貫した色調を保つように、世界各地の陽の当たり方や種類を分析し、美しい照明を追求しているという。

ほかにも17個のスピーカーが織りなす音の品質や自動開閉式コーチドアの閉まるスピードなど、高級車らしいワンランク上の品質への追求が貫かれているようだ。

現在のところ予定されている250万kmのうち、200万kmの走行テストを消化し、南アフリカで収集されたデータの分析や対策を実施しているという。また残り50万kmのテストでは、ライフスタイル分析に重点が置かれ、ロールス・ロイスの顧客特有の使用例を想定し、大都市の中心部や高級観光地、その他ライフスタイルに合った環境下で、スペクターが必要な条件を満たすかが検証される。

ロールス・ロイスにとって初となるEVのスペクター。超高級車ブランドが手掛けたEVとはどのような仕上がりになるのか。デビューした暁に、機会があれば確かめてみたいものである。

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