4輪制御技術e-4ORCEがもたらす安定した走行性能
さらに、回転する光の演出をデザインの一部として取り入れた「パラボリックホログラムホイール」や、直線のうねりにより、インテリア全体が繋がったフォルム、抑揚を際立たせたインテリアなど、遊び心のあるデザインが楽しい雰囲気を盛り上げている。
また、マックスアウトは電動車用の4輪制御技術「e-4ORCE」を採用しており、前後に搭載されたモーターのトルクとブレーキを強調制御することで、ドライバーがイメージした通りの安定した走りと、揺れの少ない快適な乗り心地を実現しているという。
デザインマネージャーのリーハオ氏は、これらの技術により素早く、軽やかな走りを実現したマックスアウトでは、駿馬を連想させる「駿(しゅん)」というデザインコンセプトを体現したと話してくれた。
日産が開発を進めているコア技術の採用を前提に作られたマックスアウト。そこには、EVだからこそ実現できるデザインと走りへの期待が込められているように感じられた。従来型のスポーツカーの魅力のひとつである排気音はないかもしれないが、その代わりとなる運転の楽しみを備えることが期待できそうだ。
また、この全固体電池を搭載したEVプラットフォームからは、今後も様々な派生モデルが生み出されることになりそうだ。次のステージに進もうとする日産の動向に今後も注目していきたい。
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