ニュース
share:

ポルシェ・マカンEV仕様の開発進行中。基本仕様はこうなる!


TEXT:岩尾 信哉
TAG:

後輪駆動が基本の4WD仕様

「マカンEV」では、前後に駆動モーターを備える4WDシステム(基本的には後輪駆動を想定)を採用する。前後輪に駆動力を最適に配分するPTM(ポルシェ・トラクション・マネジメント)を装備するとしている。

 前後重量配分がややリア寄りの48:52に設定されるという「電動マカン」では、フロントサスペンションは新設計のダブルウィシュボーン式、リアのマルチリンク式を採用する。タイカンと同様にリアアクスルステアを備える四輪操舵機構(4WS)は、後輪を80km/hまで逆位相(5度)、80km/h以上で同位相に変化させる。さらにスポーティさの演出として、フロントのステアリングギアは従来型から15%早められているという。トップバージョンでは走行状況に応じてトルクを制御する「ポルシェ・トルクベクタリング」を標準で備え、電子式デフロック機構と組み合わされるとのこと。タイカンと同じくダンピングを電子制御するPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)は、エアサスペンションとともに装備するとしている。

 ポルシェはコンパクトSUVであるマカンの次期型のEV仕様において、新プラットフォームとタイカンから譲り受けたシャシー技術の融合を図ろうとしている。スポーツカー・ブランドとして、果たしてどのような仕上がりとするのか注目したい。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
BEV大国の中国で販売が失速! ここ数年でPHEVのシェアが伸びていた
中国市場でファーウェイのEVが爆発的人気! ライバルを凌ぐ激安っぷりと超豪華内装のAITO M9とは
more
ニュース
ミラーとタイヤとホイールをとことん突き詰めたら600kmオーバー! アウディEV史上最長の航続距離を実現するパッケージが登場
イケイケのBYDの次なる一手は認定中古車市場への進出! 「BYD CERTIFIED」開始でEV購入のハードルがダダ下がり
ホンダの「H」マークが様変わり! 新たなEVシリーズを2024年末以降に発売予定
more
コラム
テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!
イケイケだったテスラに何があった? イーロンマスクが1.5万人規模のリストラを発表!
固体電池を早くも実用化! 中国のEVセダンは競争激化で「価格も航続距離も性能も」驚異的な世界に突入していた
more
インタビュー
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
災害に強いクルマは「PHEV+SUV+4WD」! 特務機関NERVがアウトランダーPHEVを選ぶ当然の理由
more
試乗
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
誰もが感じる「ポルシェに乗っている」という感覚! ポルシェはBEVでもやっぱりスポーツカーだった
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身
more
イベント
中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
レース前に特別に潜入! フォーミュラEに参戦する日産チームのテント内は驚きと発見が詰まっていた
日産がフォーミュラE「Tokyo E-Prix」開催前スペシャルイベントを開催! 六本木ヒルズアリーナに1夜限りのサーキットが出現
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択