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電動化の「発端」となるコンセプトカー プジョーが「インセプション・コンセプト」を発表


TEXT:岩尾 信哉
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次世代「iコクピット」を表現

インテリア・デザインはプジョーが進める「iコクピット」の新世代仕様となる。プジョーはインセプションに与えられたデザイン手法を2025年以降のモデルに採用していくとしている。

なかでも「ハイパースクエア」コントロールシステムと呼ばれるバイ・ワイア・システムを採用したステアリングのデザインは斬新だ。4つの孔によるグリップ部と中央の表示機能を備えつつ、全体を長方形の形状としたデザインが施され、自動運転時には前方に収納可能とされている。

見た目も独特な「グラス・カプセル」と表現されるキャビンは、NASAが宇宙飛行士のヘルメット用バイザーに採用している、遮熱やUVカット機能などに優れる酸化金属による遮熱コーティングが施されている。シートなども最新の機能/素材で仕立てられた。


多くの新技術を与えられた「インセプション・コンセプト」は、来る2年で5タイプの新型BEVを発表予定とするプジョーの意気込みを感じさせるモデルといえる。

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