トヨタや日産と同じ土俵に
現時点でホンダの国内向け現行EVラインナップは、コンパクトハッチバックの「ホンダ e」のみ。オリジナリティあふれるルックスや、カメラ式のサイドミラーなど先進装備の数々は高く評価できるものの、495万円という車両価格と259km(WLTCモード)の航続距離がネックとなり、大ヒットとはなっていない。
この点、「トヨタbZ4X」や「日産アリア」などは人気のSUVスタイルを採り、大柄なボディにバッテリーを載せて航続距離も稼いでいる。現時点ではホンダが電動化のメインストリームからやや外れてしまっている感も否めない。
そうしたなか今回発表されたN-ONEベースの軽EVと、小型電動SUVは売れ筋のど真ん中を突くモデルといえる。ホンダの電動化戦略の成否を握る新たなEVラインナップの登場に期待したい。
1 2