EVを買って後悔する人と後悔しない人とは
新車を検討する際、ICE(内燃機関)車とEV(電気自動車)のどちらを選ぶかという悩みは、もはや特別なものではなくなった。日本国内でも国産メーカー各社がEVのラインアップを拡充し、輸入車を含めれば選択肢は年々広がっている。街なかで充電スポットを見かける機会も増え、EVは一般ユーザーにとっても現実的な選択肢になりつつある。

その一方で、周囲を見渡せば「EVにして正解だった」という声と「正直、後悔している」という声の両方が聞こえてくる。同じICE車からEVへの乗り換えであるにもかかわらず、なぜ評価がここまでわかれるのか。今回は、ICE車からEVに乗り換えて後悔する人としない人のわかれ目を解説していきたい。
<最大の分かれ目は「自宅で充電できるか」>
結論からいえば、EVを買って後悔するかどうかをもっとも大きく左右するのは、自宅充電環境の有無である。J.D. パワーが2024年12月に発表した「2024年日本EVエクスペリエンス(EVX)オーナーシップ調査」によれば、EV保有者の戸建て居住率は軽EVユーザーで91%、登録EVユーザーで80%に達する。夜間に自宅で充電しておけば、朝には満充電。ガソリンスタンドに立ち寄る必要がなくなり、給油より手間が減ったと感じる典型パターンだ。一方、自宅に充電設備を持てない集合住宅居住者は、外の充電スポット頼みとなる。同調査では登録EVユーザーの27%が基礎充電(日常的な充電)を自宅以外で行っていると報告された。充電のたびに外出し、待機時間も含めて時間を割く生活が積み重なれば、後悔につながりやすいのは当然である。

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